飯能ゴルフクラブ(埼玉県)では2024年12月に開催された理事会にて、従来から行われて来た会員の退会手続きについて、その内容を改定しました。
これ迄は、会員の退会書類と入会希望者の書類、これら全て一式をクラブへ提出し、提出後の理事会にて入会希望者の入会が承認される事で、会員の退会が認められてきました。この手続きにより会員は次年度の年会費請求がクラブより来なくなると共に、かつて入会時に名義書換料とは別にクラブへ支払った入会預託金も返還されていました。
しかしながらこの従来からの手続きですと、少なからず弊害も伴っていたのです。それは入会希望者が、理事会での入会承認を、得られない場合がある事です。新規入会希望者の入会承認を得られるのを大前提に、退会希望会員の退会が認められていましたので、不承認の場合、退会希望会員は退会出来ず宙に浮いてしまっていました。
退会手続きが中断してしまった会員が受ける迷惑と言えば、❶年会費がクラブより引き続き退会希望会員へ請求される ❷退会会員へ返還されるべき入会預託金返還手続きが保留状態になる、などが上げられます。
この弊害を取り除く為にクラブでは、入退会一式の書類がクラブへ提出された時点で、退会希望会員の退会を認めることにしたのです。新規入会希望者の入会が、承認されずともです。故に退会会員へ年会費の請求も発生しませんし、入会預託金も手続き手順を踏んで返還されることになったのです。
当該クラブでは、入会手続き時の弊害を少しでも緩和する為に、入会希望者へは会員権購入前の事前審査を推奨しています。事前審査で入会承認を得られた方へ、退会希望会員の会員権が渡るのであれば、退会を希望する会員も滞り無く、クラブとの残りの手続きを進められます。
なおこの度の改定は、当該クラブに於ける実際の退会手続きに関してですが、退会希望会員が入会希望者へ自らの会員権を譲ると言う事は、当然会員権業者などを通じ会員権代金の精算が済んでいるのが一般的です。
富士通株式会社は2025年1月7日、女子プロゴルファーの馬場咲希(サントリー_19)選手と、スポンサー契約を締結した事を明らかにしました。
契約した理由について同社は、下記の様に述べています。━━━━━━━━━━━━━━━━
馬場選手の世界に挑戦し続ける姿やひたむきに努力する姿勢に共鳴し、スポンサー契約締結を
決定いたしました。
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馬場選手は2024年の昨年、USLPGA TOURの下部ツアーであるEPSONツアーへ、新人として18試合へ参戦し16試合で予選を突破しています。その中でもアイランドリゾート選手権では2位タイと言う成績を残すと共に、その他の試合でも10位以内の優勝圏内へ4回顔を出していました。
更に昨年12月10日には、2025年USLPGA TOURの一員として戦える資格を、24位タイにて獲得していますので、晴れて米国レギュラーツアーを主戦場に戦える事になったのです。
今年大いに活躍が期待される馬場選手ですが、そのひたむきさに共鳴した富士通社は、自らの姿を馬場選手へ重ね合わせたのだとも言えます。馬場選手は、「ツアー初優勝を目標として、常に上位を目指して頑張」ると、コメントを寄せています。
東京エレクトロン株式会社は2025年1月に入り、プロゴルファーの松山英樹(LEXUS_32)選手とスポンサー契約をしました。複数年契約ですが、契約早々に同選手が2025年PGA TOUR開幕戦の『ザ・セントリー』で優勝していますので、同社にとっては幸先の良い契約になったと言えます。
『ザ・セントリー』では松山選手が優勝争いをしている事も有り、インターネットを通じた動画配信では、ショット後の顔の表情が度々写されていました。その度に目に入って来るのはポロシャツの左襟元に、ゴシックの太文字で「TEL」と入ったロゴが目に飛び込んで来ていました。
「TEL」ってなに?電話の事? 観戦していて戸惑った方も、多かったのでは無いかと思われますが、観戦者に関心を持たれると言う意味では、東京エレクトロンにとって抜群な宣伝になったのだと思われます。世界を舞台に活躍する同社にとって、松山選手のPGA TOURでの活躍は、共鳴する点が大いにあるのだと思われます。
かつて日本は半導体製造王国と言われながら、現在ではその主翼を担った多くの企業が撤退し、反面台湾企業のTSMCが2022年に熊本県へ進出し、日本へ大きな経済効果を生むなどの現象が起きていますが、東京エレクトロンは半導体製造装置をつくる企業であり、この技術は世界を見渡してもアメリカやオランダなど数少ない国の企業に限定されており、その中の一角を形成しています。
国内外から今後の活躍が期待される松山選手ですが、それは同時に「TEL」も大いに注目されると言う意味なのだとも思われます。
横浜カントリークラブ(神奈川県)では2025年1月14日より同年9月末までの予定で、2期に渡りクラブハウス内2階のリニューアル工事を行う予定です。
1期目はクラブダイニングの工事を、5月末までの予定で行います。このフロアーは通常、レストランとして利用されている訳ですが、工事期間中での来場者はプライベートルームへ移動し、飲食する事になります。
2期目はプライベートルームの工事が6月から開始されますが、此処は主にコンペルームや個室として利用されていたものです。この工事は9月末まで行われる予定ですが、現在の6部屋から12部屋に増設されます。
なおこれらの工事が完了し次第、ロビーホールや男女のバスルームが改装される予定の様ですが、今回このデザイン監修を行ったのは、日本や中国などアジア圏で実績の有る株式会社観光企画設計社です。
向かって左:金谷 拓実プロ / 右:大場康弘・代表取締役社長CEO
プロゴルファーの金谷拓実(カナヤ タクミ)氏は、2025年1月1日より所属先が、これ迄の『Yogibo』からSOMPOひまわり生命保険株式会社へ変りました。既に同社は2021年より、金谷氏とは準所属先契約をしていましたので、今回はある意味、念願の所属契約獲得と言えるのかも知れません。
将来を嘱望される金谷氏ですが、どの様な戦歴をたどって来たのでしょうか。主だった内容は、下記の通りです。
■ 2015年 日本アマチュアゴルフ選手権優勝(17歳51日)
■ 2018年 アジアパシフィック選手権優勝
■ 2019年 三井住友VISA太平洋マスターズ優勝(史上4人目のアマ優勝)
■ 2020年 10月にプロ転向
■ 2020年 ダンロップフェニックストーナメント優勝
■ 2021年 東建ホームメイトカップ優勝
■ 2023年 インターナショナルシリーズオマーン優勝
■ 2023年 BMW日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ優勝
■ 2023年 フジサンケイクラシック優勝
■ 2024年 東建ホームメイトカップ優勝
■ 2024年 ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント優勝
上記の通り華々しい活躍を見せている金谷氏ですが、2025年の主戦場はPGA TOURになります。同氏を含めた日本人5選手の活躍は、日本のゴルフファンから日々注目されると共に、様々な媒体を通じ常に報道される事と思います。PGA TOURでの優勝、その可能性を大いに秘めた同氏の活躍は、同社にとっても計り知れない相乗効果を生むのだと推察されます。
本人のコメントは、次の通りです。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
念願のPGA TOUR出場権も獲得することができ、心機一転、心強いパートナーと共に世界の舞台でも自分らしく、一生懸命頑張ります!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
松山英樹選手が2025年PGA TOUR開幕戦の『ザ・セントリー』で、1月5日(日)優勝しました。ツアー通算11勝目です。
米国ハワイ州のカパルアリゾート プランテーションコース at カパルア(7,596ヤード_パー73)へ、2024年のツアー優勝者とフェディックスカップランキング上位50名迄の合計59名が参集し、『ザ・セントリー』が1月2日(木)に開幕しました。
3日目の1月4日は、首位戦線を行く松山英樹選手とコリン モリカワ選手による、スコアの伸ばし合いとなりました。当日は共に11アンダーでラウンドし、スコアを松山27アンダー、モリカワ26アンダーで最終日を迎える事になりました。
予想通り最終日もまた松山、モリカワ2選手による一騎打ちの熱い戦いとなりましたが、結果は松山選手が3打差で追撃するモリカワ選手を突き放しての優勝となりました。ちなみに松山選手は4日間を通し、2イーグル、33バーディ、2ボギーという素晴らしい内容のゴルフでした。松山選手の4日間の順位は、下記の通りです。
| 1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 |
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首位 | T・Hoge -9 | 松山(合計-16) | 松山(合計-27) | 松山(合計-35) |
松山英樹 | 2位タイ -8 | 1位(合計-16) | 1位(合計-27) | 1位(合計-35) |
2025年1月1日にPGA女子ティーチングプロB級資格者、5期生8名が誕生しました。既に昨年12月11日には、公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の認証式が行われ、認定証が贈られています。
下記一覧は、5期生8名の方々です。(順不同)
No.1 新田 有希
No.2 大村 桃葉
No.3 野間 琴葉
No.4 赤羽 蒔菜
No.5 柴 晴恵
No.6 寺岡 妃奈
No.7 黒木 望
No.8 横山 颯香
この8名は、2023年7月13日~14日までの2日間、群馬県のサンコーCCでの実技試験に合格し、更に2024年は年間を通じPGAの講習を受講し筆記試験に合格しています。この様な経緯を経て資格取得に至っていますが、PGAに登録された正式な入会日は、2025年1月1日になります。
現時点でPGAの女子ティーチングプロは、5期生迄で総人数33名を擁する規模になりましたが、2024年の実技試験では14名が合格しており、順調に推移しこの14名が入会するならば、2026年は47名になります。ゴルフ競技で賞金を稼ぐのみならず、アマチュアゴルファーを指導する事で、人生設計を立てようとする女性が増えています。
日本カントリークラブ(埼玉県)に於ける女性用施設増築工事が、2024年12月25日に完了しました。工事は同年4月より開始されましたので、実質9ヶ月間におよぶものでしたが、部分的に完成した施設については、来場者が適時利用して来ておりました。最後にロッカー部分が、完成し完了となりました。
約50年前と言う設立当初からの女性施設を現代的内容へ、また増加する女性来場者に対応出来る様、新たな施設を増設させた訳ですが、これは一重に当該ゴルフ場が生き残りをかけ、時代の変化へ対応していく為の大改革でした。
これにより多くの女性来場者の受け入れが可能となりましたので、従前にまして集客数は今後伸びて行く事と思われます。
この度の工事自体は約9ヶ月間でしたが、着想と準備期間を含めますと完成まで約4年の歳月を当クラブは費やしています。今回どの様な理由で、どの様な過程を経て、どの様な増築工事を行ったのかについて、『提言&レポート』でその詳細をまとめました。『提言&レポート』のURLは下記の通りです。
https://www.hanzo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/12/0688b2bf8c3c17bc7732131de2afae69.pdf
是非一度覗いてみて頂ければと思います。
株式会社エイチ・ジェイと株式会社仙台空港カントリークラブは、2024年12月17日に連名で「株式譲渡契約締結についてのお知らせ」を、関係各位へ送付しました。その内容を視認し易く、図式化したのが下記表です。
このお知らせにて両者は、これ迄の経緯と現状を述べていますが、主要な内容は次の2点に集約されます。
1点目は(株)仙台空港カントリークラブに対する会社更生手続きが東京地裁及び高裁に於いて棄却された事、2点目はSW開発の破産管財人が裁判所の許可を得て、(株)仙台空港カントリークラブの全株式をエイチ・ジェイへ譲渡した事です。
(株)仙台空港カントリークラブの運営は2023年2月より、WO側が民主的手続きを経ず、それまで運営に携わって来たエイチ・ジェイ側スタッフを強引に排除する形で行われて来ている事から、エイチ・ジェイ側がこの運営権を取り戻すべく裁判闘争を行ってきていました。狡猾な手法で裁判を翻弄するWO側に対し、エイチ・ジェイ側は東京地裁及び高裁から有効な回答を勝ち得なかった、これが裁判闘争に於ける結果でした。
この様な中SW開発の破産管財人は、裁判所の許可を得て同社が保有している(株)仙台空港カントリークラブの全株式を、2024年12月11日エイチ・ジェイへ譲渡したのです。これにより約1年10ヶ月ぶりにエイチ・ジェイ側は運営を取り戻すと共に、WO側関係者を同ゴルフ場運営から排除し得たのです。
しかしこれで一安心とは行かず、その後WO関係者は強引に当該ゴルフ場施設への立ち入りを試みており、関係者によればガードマンとの小競り合いを繰り返している様です。またWO側は、運営期間中に当該ゴルフ場用地を第三者であるガーデンゴルフクラブ株式会社へ譲渡してしまっている為、この問題は今後尾を引く問題としてエイチ・ジェイ側へのしかかっています。
当該事件の原点は、SW開発の株式所有割合を半々にした点にあるのですが、日本流の相手を思いやると言う独特の手法が、国際ビジネスでは脇の甘さとなり、痛手を被る形になってしまいました。当該ゴルフ場事件は今回の株式譲渡で一件落着とは言えず、今後も紆余曲折が有り得る様な雲行きです。
日本で開催されたPGA TOUR・『ZOZO CHAMPIONSHIP』は、6年契約の最終年に当たる今年で終了しましたが、2025年の来年は新規に『Baycurrent Classic』が、神奈川県の横浜カントリークラブで開催される事になりました。
タイトルスポンサー契約社である株式会社ベイカレント(代表取締役社長:阿部義之)は、この契約に関し2024年12月11日、「当社の国内外での認知度向上と企業価値の向上に寄与するもの」だとして、公式見解を発表しております。企業概要は下記の通りです。
■ 資本金 282百万円
■ 所在地 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー
■ 売上高 939億円(2024年2月期、連結)
■ 業 務 総合コンサルティティング
この大会はJGTOとの共催になりますので、JGTOツアーを戦っている選ばれし日本人選手も参戦するものと思われますが、2025年のPGAツアーカードを獲得している松山英樹、久常涼、大西魁斗、星野陸也、金谷拓実の5選手の勇姿を見れる事は、日本のゴルフファンにとっては格別なのでは無いかと思われます。
2024年12月18日に横浜カントリークラブは、フェデックスカップ・フォールシリーズの第3戦として、10月9日(木)~12日(日)に『ベイカレントラシック』開催が決定したとして、同クラブのWebサイトで公表しています。
なお契約は複数年としているものの、現時点で具体的な年数は不明です。