ラ・ヴィスタゴルフリゾート(千葉県)では2022年9月1日より、正会員権の名義書換を開始します。その概要は、下記の通りです。
名義書換料 | 正会員の一般譲渡:500,000円(税込550,000円) |
年会費 | 正会員:30,000円(税込33,000円)_継承不可 |
当該ゴルフ場は1998年に株式会社太平洋クラブが山田地建より買収し、パブリックゴルフ場として開場させました。その後2011年5月9日には株式会社アコーディア・ゴルフが、太平洋クラブより当該ゴルフ場を取得したのですが、運営は引き続き2014年8月31日まで太平洋クラブが行っていました。
その後2014年9月1日からはアコーディア・ゴルフが経営及び運営を行い、正会員の募集を現場主導で推進し会員制ゴルフ場へ転換させて来ました。そしてこの度初めて9月より、会員権の名義書換を行う事になったのです。
2022年8月31日までは、現在528,000円で行つている会員募集が継続されますが、2022年8月下旬時点での会員数は約50名です。あまりに少ない会員数ですので、どれ程市場へ売り情報が入って来るのか、会員権売買が成立するのか、今後の動向は読めない点が多い様に推察されます。
< 2022三井住友VISA太平洋マスターズ >主催者は8月22日、本年当該大会は50周年の節目を迎える事から、此れを記念し今大会の入場者の料金については、無料とする事を明らかにしました。
開催日程は下記の通りです。
■ 11月07日(月) 指定練習日(非公開)
■ 11月08日(火) 指定練習日 無料
■ 11月09日(水) プロ・アマチャリティトーナメント(非公開)
■ 11月10日(木) ~13日(日)まで無料
車での来場に付いては駐車場スペースに限りがある事から、主催者側は御殿場駅から無料の送迎バスを用意しており、この利用を推奨しています。なお1日の来場者数に付いて、8月22日時点では制限を設けていないとしています。
プロ野球ほどの来場者数は想定し辛く、一日に数万人が観戦する事は無いのでは、と主催者は考えていますが、それにしても現在のコロナ禍にあって、久々にゴルフファンが男子プロトーナメントの現場の雰囲気を、思う存分味わう事が出来ます。
近年増加したと言われる新規ゴルファーにとって、又と無いチャンスだと言えます。トッププレーヤーのプレーを間近で観て頂きたいものです。
高麗川カントリークラブ(埼玉県)では2022年10月1日より、会員権の名義書換料を下記の通り改定します。
会員種別 | 書換内容 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
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正会員 | 一般譲渡 | 1,100,000円 | 1,650,000円 |
平日(月~土) | 一般譲渡 | 550,000円 | 825,000円 |
週日(月~金) | 一般譲渡 | 660,000円 | 990,000円 |
改定前である2022年9月末までの名義書換料は、1990年3月に定められ今日まで継続されて来ましたので、その経過年数は32年と半年になります。長きに渡り改定されて来ませんでした。またこの改定と共に、年会費額も下記の通り改定されます。
■ 正会員 55,000円(税込)➔77,000円(税込)
■ 平日会員 33,000円(税込)➔49,500円(税込)
■ 週日会員 22,000円(税込)➔33,000円(税込)
ソフトバンクグループ株式会社は2022年8月8日の決算発表にて、4~6月の第一四半期決算にて、3兆1627億円の純損失を計上した事を明らかにしました。この原因について「世界的な株安と急速な円安」だと、孫社長は説明しています。
とは言えこれは多くの企業にあてはまる事ですので、ソフトバンクGのみの事情では無い様に思われますが、一説にはアリババグループやセンスタイムに代表される中国企業への過大な投資と、米中対立が背景にあると言われています。この様な状況下で孫社長は、今後は攻めより守りへ転換し、資産の現金化とコスト削減が重要だとしています。
そしてこの基本方針の基、傘下の投資会社であるフォートレス・インベストメント・グループを、売却対象としている事を明らかにしたのです。フォートレスと言えば2022年1月31日に、日本のゴルフ場経営会社であるアコーディアネクストグループを、一説には約4000億円と言われる金額で買収したばかりでした。
これに先立つこと7月13日ブルームバーグは、事情に詳しい複数の関係者を取材した結果、アブダビ首長国の政府系ファンドであるムバダラ・インベストメントが、フォートレス買収へ向け協議のテーブルについていると報じています。ムバダラが算出したフォートレスの企業価値は、約1370億円(10億ドル)との事。しかしながら他の買い手候補が現れる可能性も有り、現時点で成約に至るかは不透明としています。
アリババグループへの投資結果として得られた含み益、此れを基盤にした活動スキームが崩壊し、またアーム社の売却につまずく中、ソフトバンクグループのネガティブ志向は、これ迄のビジネスモデルの「終わりの始まり」ともいわれだしました。いずれにしても今後、アコーディアネクストグループの親会社をめぐる動向には、目が離せません。
関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
フォートレスがアコーディアネクストグループを1月31日取得
ジャックス・宮川裁判の原告側は、2022年7月27日東京高裁へ控訴しました。これは7月15日の同地裁に於ける、判決を受けてのものに成ります。
同地裁判決は、ゴルフスタジアム事件に於ける被害者である原告側に対し、全面敗訴の決定を下しました。同地裁は被告であるジャックス側の主張を取り入れ、「原告らの請求をいずれも棄却する」としたのですが、この判決を不服とした原告側が控訴したのです。
元ゴルフスタジアム社(以下GS社)の社員誘導にて作成されたデタラメな契約書、例えば有りもしない年収や思い付きの屋号、これら等などで立派な個人事業主に仕立てあげられ作成された契約書をもってして、契約は成立しているなどとの地裁の判断は、原告側を誰一人として納得させるものでは有りませんでした。
GS社にだまされた方が悪いと受け取れなくも無いのですが、この様な論理が今日この日本社会で定着するならば、だまし合いが日常的に成り、常に人を疑う事しか出来ない、殺伐とした社会になって仕舞うのでは無いでしょうか。又これを是とするならば、東証上場のジャックスが社会の公器として相応しいのか、はなはだ疑問視せざるを得ないと言えます。
ところでジャックスを被告とした地裁に於けるゴルフスタジアム関連裁判は、3裁判体が有り残すはジャックス・橋本裁判のみですが、此れは10月7日に判決日を迎えます。
17歳の高校2年生・馬場咲希(ババ サキ)さんが2022年8月14日(日本時間15日)、ワシントン州のチェンバースベイゴルフコース(6,541ヤード_パー73)を舞台に開催された、全米ゴルフ協会(USGA)主催の第122回全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝しました。
今をさかのぼる事37年前の1985年に、当時アマチュアの服部道子(JLPGA会員)プロが日本人第一号の優勝者となっていますので、馬場さんは2人目と言う事になります。マッチプレーに入ってからの馬場さんの戦いは、下記の通りです。
■ 8月11日 3回戦 3&1にて勝利 VS アネカ シウマヌタファ(米国)
■ 8月12日 4回戦 4&3にて勝利 VS ローレン リーハイ(米国)
■ 8月13日 5回戦 7&6にて勝利 VS ベイリー シューメイカー(米国)
■ 8月14日 6回戦 11&9にて勝利・優勝 VS モネ チュン(カナダ)
馬場さんの簡単な経歴と、此れ迄の日本に於ける戦績は、下記の通りです。
・生年 2005年
・身長 175.3cm
・出身地 東京都
・学校 日本ウェルネス高等学校
・開始年齢 5歳
・優勝 2022関東女子ゴルフ選手権
・優勝 2021東京都女子アマチュアゴルフ選手権
・優勝 2020PGSチャリティー東日本スクラッチゴルフ選手権
この優勝により馬場さんは、2023年の全米女子オープンとAIG全英女子オープンゴルフ選手権への、出場権を確保しました。身長175cmから繰り出すドライバーの平均飛距離270ヤードショットは、海外勢の中に入っても決して見劣りすせず、今後の活躍が益々楽しみです。
アコーディアネクストグループでは2022年9月1日から、一部のコースで正会員権の名義書換料を改定します。
コース名 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
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大平台カントリークラブ | 275,000円 | 330,000円 |
皆川城カントリークラブ | 330,000円 | 440,000円 |
広陵カントリークラブ | 550,000円 | 275,000円 |
ツインレイクスCC | 660,000円 | 440,000円 |
緑野カントリークラブ | 330,000円 | 440,000円 |
甘楽カントリークラブ | 660,000円 | 440,000円 |
藤岡ゴルフクラブ | 220,000円 | 165,000円 |
関越ハイランドGC | 220,000円 | 165,000円 |
妙義カントリークラブ | 220,000円 | 165,000円 |
玉川カントリークラブ | 275,000円 | 440,000円 |
寄居カントリークラブ | 440,000円 | 660,000円 |
秩父国際CC | 330,000円 | 110,000円 |
彩の森カントリークラブ | 220,000円 | 440,000円 |
こだま神川CC | 275,000円 | 440,000円 |
土浦カントリー倶楽部 | 220,000円 | 440,000円 |
グレンオークスCC | 660,000円 | 880,000円 |
オーク・ヒルズCC | 660,000円 | 880,000円 |
千葉桜の里ゴルフクラブ | 275,000円 | 385,000円 |
東京湾カントリークラブ | 330,000円 | 550,000円 |
花生カントリークラブ | 220,000円 | 385,000円 |
大月ガーデンGC | 110,000円 | 220,000円 |
三島カントリークラブ | 330,000円 | 550,000円 |
おおむらさきGC | 1,100,000円 | 1,650,000円 |
ニュー南総ゴルフ倶楽部 | 550,000円 | 880,000円 |
房州カントリークラブ | 220,000円 | 385,000円 |
アゼリアヒルズCC | 220,000円 | 330,000円 |
上記の改定コース一覧は、関東圏の正会員権に限定していますが、アコーディアネクストグループはこの度の改定を全国的規模で行う予定です。
詫間カントリークラブ(香川県)では、2022年9月30日を持って営業を終了する事になりました。会員約1,000名へは2022年7月に入り、クラブより既に告知済みですが、惜しむ声が多く寄せられている様です。
当該ゴルフ場は1973年10月1日の開場ですので、49年の歴史を有しますが、何故にこの様な道を選択したのでしょうか。関係者によれば、❶_経年劣化したクラブハウスなどの補修にかかる費用に対し、それを回収出来る道筋が見えない、❷_以前よりゴルフ場用地買収の話が有った、❸_後継者不足、❹_売上減少、これ等が背景にあったとしています。
会員の預託金に付いては、ゴルフ場売却により得られた資金を返還原資に充てる為、満額返還出来るとしています。振り返れば当該用地は元々塩田で、塩づくりをしていた土地の所有者達が、始めたゴルフ場なため借地は無いとしております。
今回のゴルフ場閉鎖により、買い手は単なる土地の取得になりますが、この活用方法に付いては現時点で明らかにされていません。
インターファイヴグループの3コースが、2022年8月9日東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。申請代理人は西村國彦弁護士(東京都新宿区四谷、さくら共同法律事務所)。
3コースは下記の通り。
★秋葉ゴルフ倶楽部 (旧・鳳来イーストヒルGC)
★茶臼山ゴルフ倶楽部 (旧・うるぎハイランドCC)
★ブナの嶺ゴルフ倶楽部(旧・アテビCC)
これら3コースに関連する法的整理対象企業は、下記の6法人です。
■(株)秋葉ゴルフ倶楽部 _____法人番号1803-01-024146/代表取締役:井上幸久
■(株)茶臼山ゴルフ倶楽部 ____法人番号1000-01-023157/代表取締役:井上幸久
■(株)ブナの嶺ゴルフ倶楽部 ___法人番号1000-01-023166/代表取締役:井上幸久
■(株)イーストヒル _______法人番号1800-01-034075/代表取締役:井上幸久
■(株)ワールドウッドゴルフクラブ_法人番号1000-01-023177/代表取締役:井上幸久
■うるぎハイランド開発(株)____法人番号1800-01-034447/代表取締役:井上幸久
負債額は8月10日時点で調査中との事から、今後債権届が進む中で明らかに成るものと思われます。なお監督委員には、福田大助弁護士(東京都港区、山王シティ法律事務所)が選任されました。
当該グループの各クラブは、株主預託金併用制を採用すると言う新たな試みの中から誕生しているものの、この度の法的整理へ至った要因には、預託金の償還問題が大きかったと言われており、今後如何に会員の理解を得られて行けるかが、再出発への大きなテーマになって行くものと思われます。
葉山国際カンツリー倶楽部(神奈川県)では、2022年10月1日より会員権の名義書換料を改定します。その概要は下記の通りです。
会員種別 | 改定前 | 改定後 |
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正会員 | 770,000円(税込) | 950,000円(税込) |
平日会員 | 550,000円(税込) | 750,000円(税込) |
この内容は、2022年6月に開催された理事にて承認され実行されるものですが、実務的には10月1日以降に入会申請された件に付き、適用されるとの事です。なお当該倶楽部への入会手続き時、この名義書換料と共に追加預託金を入会者は、別途支払う必要が有ります。
この金額、例えば正会員300万円、平日200万円に付いては、分割での納入も認められています。そしてこの分割制度を利用する場合、入会申請者には手数料が必要になります。正会員11万円、平日会員77,000円です。この手数料を名義書換料へプラスし、支払う事になります。
8月初旬現在市場での買い需要は旺盛ですが、10月以降どの様な反動が有るのか無いのか、今後の動向が注目されます。