株式会社太平洋クラブは2022年9月2日、太平洋アソシエイツ会員権の名義書換を、10月3日より再開する事を明らかにしました。同クラブでは2018年10月1日より、名義書換を停止にして来ましたので、実に4年ぶりでの再開になります。
同クラブでは2021年12月15日、太平洋アソシエイツの正会員権名義書換料を、税込220万円へ改定するする事を発表していました。しかしながら今回はその改定料金では無く、特別に設定されたキャンペーン価格、税込165万円にて手続きが出来ます。
とは言えこの度の名義書換料が適用されるのは、開始以降2023年2月28日までの5ヶ月間に限定されています。短い期間ですので相場の流れを読むのは困難である反面、入会申請者にとっては何よりも迅速な対応が求められています。
なお入会にあたり推薦人は絶対条件ですが、心当たりの無い方に付いては、同クラブ側が理事面接を行う事でカバー出来るとしています。但し理事面接を受けられたからと言っても、必ずしも入会出来る保証は無く、同クラブ理事会での承認を待つ事には留意したいものです。
2022年度PGA資格認定最終プロテストが、8月30日(火)より9月2日(金)までの4日間、北海道の登別カントリー倶楽部にて開催されます。
5月10日から始まった予選会は、プレ予選2会場、1次2会場、2次3会場での戦いを経て、この度最終プロテストを迎える事になります。此れまで延べ参加人数は642名で、この中から最終戦へ臨む選手は95名です。その他最終戦を受験出来る有資格者36名を加え、合計131名がこの度の挑戦者数です。
第3ラウンドの54ホールまでを終了した時点で、50位タイのスコアから10ストローク以内の選手が、最終日へ臨む事になり、50位タイまでの選手が合格となります。なおPGAではこのプロ資格認定方式を、2024年まで継続するとしているものの、以降は現時点で不明です。
年々受験者数が減少しており、現行のプロテストが曲がり角に来ているのも又事実であり、PGAでは年内に2025年以降の新たな方式を、明らかにして行きたいとしています。現行のプロテストシステムが続くのは、今回を含め残すところあと3回に成りました。
大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)では2022年1月より、外国籍者の入会申請を受け付けています。此れは2022年1月20日に開催された同倶楽部理事会にて、理事提案を受け可決された内容ですが、即日適用実行されています。
入会申請条件は、通常のケースと殆ど変わらないものの、倶楽部理事1名の紹介を求めている点が異なる点です。紹介者に関しては通常、在籍5年以上の会員2名を求めていますが、外国籍者に付いては、在籍5年以上の会員1名と倶楽部理事1名が必要です。
此れまで同倶楽部では、日本国籍以外の方の入会を認めて来ていませんでした。特に帰化し日本国籍を取得された方についても、取得してから5年以上経過して無ければ、入会申請が出来ませんでした。この様なかつての姿勢を考えた場合、この度の改革は、180度方針転換したとも言えるものです。
開かれた倶楽部へ、明らかに潮目が変わりだしたのだと思われます。改革から約7ヶ月間が経過した今日、2022年8月下旬時点で2名の方の入会実績が有るそうです。今後時間の経過と共に、少しずつ増えて来るのでは無いでしょうか。
2022年第122回全米女子アマチュアゴルフ選手権で優勝した、17歳の馬場咲希(ババ サキ)さんが学ぶ日本ウェルネス高等学校とは、どの様な教育機関なのでしょうか。
当該高校は、本校所在地を茨城県笠間市南吉原1188(TEL 0296-71-5553)に置く普通科の教育機関ですが、その形態は通学と通信の2体制に分かれています。学ぶ期間は3年、卒業する事で当然大学受験資格も得られます。クラブ活動が盛んで、大別すればスポーツと音楽になります。そのスポーツには硬式野球や女子バレーボール、スケートボードやゴルフなどが含まれています。
当該高校本部の連絡先は、下記の通りです。
■ 〒175-0094_東京都板橋区成増1-12-19
■ TEL 03-3938-7500 / メール_gakuin@taiken.ac.jp
ところでゴルフの部活動は、どの様に行われているのでしょうか。2022年8月時点での高校生部員は30名ですが、茨城県のJGMセベバレステロスゴルフクラブを練習拠点として、パッティングやショットさらにはラウンドなどを通じ、スキルアップを図っています。
この拠点には寮も備えられている事から、ゴルフ部生徒にとっては通信教育を受けながら、密度の濃いゴルフとの時間をもてる事になります。30名の中には中学生時から、ゴルフに取り組み始めた部員も居るとの事で、全員が4~5歳から始めてはいない様です。
馬場さんに限らず今後多くの有力なゴルフ人材が、此処から巣立っていくのだと思われます。
IWAFUNE GOLF CLUB では2022年9月1日より、正会員の名義書換を開始します。一般譲渡の名義書換料は税込22万円、安価な金額設定ですがコスト意識の高い層へ、訴求したいと言う狙いが出ている様にも思われます。
当該ゴルフ場はバブル経済華やかりし頃、当時東証一部上場企業である株式会社熊谷組、その筆頭株主で有った土地興業株式会社が、岩舟国際GCの名称で開発し1993年10月13日に開場させたのです。その後2004年9月に全研グループへ譲渡され、更に2017年12月21日に株式会社アコーディア・ゴルフが取得し、今日に至っています。
この間会員募集は行えど、会員権の正式な名義書換は、行つて来ておりませんので、この度の名義書換は当該クラブにとって初めての事になります。どの様な売買情報が展開されるのか、大変気になるところですが、此れはある意味アコーディア・ゴルフの運営に対する評価にも、直結して来る話だと言えます。
かつてチームトレインが運営受託していた当時、客単価が安く1日40組程度では、なかなか利益に直結し辛く、また集客もゴーラやGDOへの依存体質が強かった事を振り返るならば、これ等負の遺産をどの様にアコーディア・ゴルフが克服して来たのか、9月以降の当該会員権をめぐる動向を俯瞰する事で、理解が進むものと思われます。
ラ・ヴィスタゴルフリゾート(千葉県)では2022年9月1日より、正会員権の名義書換を開始します。その概要は、下記の通りです。
名義書換料 | 正会員の一般譲渡:500,000円(税込550,000円) |
年会費 | 正会員:30,000円(税込33,000円)_継承不可 |
当該ゴルフ場は1998年に株式会社太平洋クラブが山田地建より買収し、パブリックゴルフ場として開場させました。その後2011年5月9日には株式会社アコーディア・ゴルフが、太平洋クラブより当該ゴルフ場を取得したのですが、運営は引き続き2014年8月31日まで太平洋クラブが行っていました。
その後2014年9月1日からはアコーディア・ゴルフが経営及び運営を行い、正会員の募集を現場主導で推進し会員制ゴルフ場へ転換させて来ました。そしてこの度初めて9月より、会員権の名義書換を行う事になったのです。
2022年8月31日までは、現在528,000円で行つている会員募集が継続されますが、2022年8月下旬時点での会員数は約50名です。あまりに少ない会員数ですので、どれ程市場へ売り情報が入って来るのか、会員権売買が成立するのか、今後の動向は読めない点が多い様に推察されます。
< 2022三井住友VISA太平洋マスターズ >主催者は8月22日、本年当該大会は50周年の節目を迎える事から、此れを記念し今大会の入場者の料金については、無料とする事を明らかにしました。
開催日程は下記の通りです。
■ 11月07日(月) 指定練習日(非公開)
■ 11月08日(火) 指定練習日 無料
■ 11月09日(水) プロ・アマチャリティトーナメント(非公開)
■ 11月10日(木) ~13日(日)まで無料
車での来場に付いては駐車場スペースに限りがある事から、主催者側は御殿場駅から無料の送迎バスを用意しており、この利用を推奨しています。なお1日の来場者数に付いて、8月22日時点では制限を設けていないとしています。
プロ野球ほどの来場者数は想定し辛く、一日に数万人が観戦する事は無いのでは、と主催者は考えていますが、それにしても現在のコロナ禍にあって、久々にゴルフファンが男子プロトーナメントの現場の雰囲気を、思う存分味わう事が出来ます。
近年増加したと言われる新規ゴルファーにとって、又と無いチャンスだと言えます。トッププレーヤーのプレーを間近で観て頂きたいものです。
高麗川カントリークラブ(埼玉県)では2022年10月1日より、会員権の名義書換料を下記の通り改定します。
会員種別 | 書換内容 | 改定前(税込) | 改定後(税込) |
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正会員 | 一般譲渡 | 1,100,000円 | 1,650,000円 |
平日(月~土) | 一般譲渡 | 550,000円 | 825,000円 |
週日(月~金) | 一般譲渡 | 660,000円 | 990,000円 |
改定前である2022年9月末までの名義書換料は、1990年3月に定められ今日まで継続されて来ましたので、その経過年数は32年と半年になります。長きに渡り改定されて来ませんでした。またこの改定と共に、年会費額も下記の通り改定されます。
■ 正会員 55,000円(税込)➔77,000円(税込)
■ 平日会員 33,000円(税込)➔49,500円(税込)
■ 週日会員 22,000円(税込)➔33,000円(税込)
ソフトバンクグループ株式会社は2022年8月8日の決算発表にて、4~6月の第一四半期決算にて、3兆1627億円の純損失を計上した事を明らかにしました。この原因について「世界的な株安と急速な円安」だと、孫社長は説明しています。
とは言えこれは多くの企業にあてはまる事ですので、ソフトバンクGのみの事情では無い様に思われますが、一説にはアリババグループやセンスタイムに代表される中国企業への過大な投資と、米中対立が背景にあると言われています。この様な状況下で孫社長は、今後は攻めより守りへ転換し、資産の現金化とコスト削減が重要だとしています。
そしてこの基本方針の基、傘下の投資会社であるフォートレス・インベストメント・グループを、売却対象としている事を明らかにしたのです。フォートレスと言えば2022年1月31日に、日本のゴルフ場経営会社であるアコーディアネクストグループを、一説には約4000億円と言われる金額で買収したばかりでした。
これに先立つこと7月13日ブルームバーグは、事情に詳しい複数の関係者を取材した結果、アブダビ首長国の政府系ファンドであるムバダラ・インベストメントが、フォートレス買収へ向け協議のテーブルについていると報じています。ムバダラが算出したフォートレスの企業価値は、約1370億円(10億ドル)との事。しかしながら他の買い手候補が現れる可能性も有り、現時点で成約に至るかは不透明としています。
アリババグループへの投資結果として得られた含み益、此れを基盤にした活動スキームが崩壊し、またアーム社の売却につまずく中、ソフトバンクグループのネガティブ志向は、これ迄のビジネスモデルの「終わりの始まり」ともいわれだしました。いずれにしても今後、アコーディアネクストグループの親会社をめぐる動向には、目が離せません。
関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
フォートレスがアコーディアネクストグループを1月31日取得
ジャックス・宮川裁判の原告側は、2022年7月27日東京高裁へ控訴しました。これは7月15日の同地裁に於ける、判決を受けてのものに成ります。
同地裁判決は、ゴルフスタジアム事件に於ける被害者である原告側に対し、全面敗訴の決定を下しました。同地裁は被告であるジャックス側の主張を取り入れ、「原告らの請求をいずれも棄却する」としたのですが、この判決を不服とした原告側が控訴したのです。
元ゴルフスタジアム社(以下GS社)の社員誘導にて作成されたデタラメな契約書、例えば有りもしない年収や思い付きの屋号、これら等などで立派な個人事業主に仕立てあげられ作成された契約書をもってして、契約は成立しているなどとの地裁の判断は、原告側を誰一人として納得させるものでは有りませんでした。
GS社にだまされた方が悪いと受け取れなくも無いのですが、この様な論理が今日この日本社会で定着するならば、だまし合いが日常的に成り、常に人を疑う事しか出来ない、殺伐とした社会になって仕舞うのでは無いでしょうか。又これを是とするならば、東証上場のジャックスが社会の公器として相応しいのか、はなはだ疑問視せざるを得ないと言えます。
ところでジャックスを被告とした地裁に於けるゴルフスタジアム関連裁判は、3裁判体が有り残すはジャックス・橋本裁判のみですが、此れは10月7日に判決日を迎えます。