カメリアヒルズCCではツーサムでのラウンドが可能

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 カメリアヒルズ・カントリークラブ(千葉県)では、全日ツーサムでのラウンドが可能です。会員であればの条件は付くものの、会員同士或いは会員とゲストと言う組み合わせで、ツーサムラウンドが出来ます。

 当該クラブでは運営規約に明記されていないものの、ツーサムでの受け入れはクラブの基本方針として確立しており、閑散期の一時的集客対策では無いとしています。またキャディ付きでのラウンドを原則としている為、ツーサムであってもキャディがつきます。

 この運営方針が何時頃から確立されたのかは不明確との事ですが、現在の利用状況は決して多くは無いものの、ツーサムでのラウンドを常にリクエストする固定ユーザー層も、それなりに在籍している様です。

 ユニークなアイデアで独自性を明瞭に打ち出しているカメリアヒルズ・カントリークラブですが、この差別化が生き残りをかけた独自戦略の一端を担っている様にも思われます。リスクを取らない物まねのみでは、他クラブの後塵を拝するばかりなのだと言えます。

訃報_石井冨士夫氏10月17日ご逝去

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 2022年10月17日7時48分、プロゴルファーの石井冨士夫氏が前立腺がんの為、国立がん研究センター中央病院にて、お亡くなりになられました。

 石井氏は1940年8月25日生まれでしたので、今年82歳を迎えられたばかりでした。通夜は10月21日(金)、告別式は翌22日(土)に東京足立区の日本典礼・西新井会館にて行われる予定ですが、喪主は次男の石井政士氏です。簡単に故人の足跡をたどるならば、その概要は下記の通りです。

優勝歴
・1963年 報知プロ新人
・1965年 第31回関東プロゴルフ選手権
・1966年 習志野ミリオン
・1968年 瀬戸内サーキット岡山
・1970年 第1回国際オープンゴルフトーナメント東海クラシック
・1970年 第36回関東プロゴルフ選手権大会

主な経歴
・1963年 PGA理事(1974年まで)
・1979年 PGA理事(1999年まで)及び副会長(1984年まで)
・1994年 PGA副会長
・1997年 PGA会長
・1999年 PGA相談役
・2006年 文部科学大臣顕彰

 この他多くのゴルフ場での設計や監修にも関わられており、多方面で活躍された事がわかります。心から哀悼の意を表します。合掌

カレドニアンGCは10月1日より補充会員を募集中

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 カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県)では2022年10月1日より、正会員及び平日会員の補充会員募集を開始しています。概要は下記の通りです。

正会員
■ 募集金額 1,030万円(入会金300万円+預り保証金700万円+消費税30万円)
■ 募集人数 20名(個人、法人1名記名式)定員に達し次第終了

平日会員(月~金まで)
■ 募集金額 206万円(入会金60万円+預り保証金140万円+消費税6万円)
■ 募集人数 30名(個人、法人1名記名式)定員に達し次第終了

 当該会員権は名義書換を開始次第、第三者譲渡が可能です。しかしながら当該会員権は「間接株主会員制永久債証券」と言われるもので、正会員700万円、平日会員140万円のそれぞれ預り保証金は、当該クラブ解散時に在籍している会員へ返還されるものです。

 ですから預り保証金に対する満期と言う概念が、此処には有りません。当該クラブ解散以前に退会したいとなれば、会員権市場を通じ第三者へ譲渡する以外に、方法は無いと言えます。通常ゴルフ場が存続している限り解散は考え辛いので、入会手続きはこの点を良く理解した上で行いたいものです。

 なお平日会員にとって競技会は月3回模様されています。それは①フレンドリーカップ、②ブルーティ杯、③ゴールドティ杯の各競技です。

鹿野山ゴルフ倶楽部では11月より正会員の名義書換料改定

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 鹿野山ゴルフ倶楽部(千葉県)では、2022年11月1日より下記の通り、名義書換料を一部改定します。

会員種別改定前(税込)改定後(税込)
正会員220,000円165,000円
平日会員110,000円110,000円
週日会員55,000円55,000円
特別法人会員220,000円220,000円

 上記一覧表のとおり、改定されるのは正会員のみで有り、増額されるのでは無く5万円が減額されます。今日の名義書換料が定められたのは、2012年10月1日でしたので、ほぼ10年前の出来事でしたが、当時も全会員種別に対し一貫したスタンスは、増額では無く減額でした。

 例えば正会員の名義書換料は294,000円(税込)でしたが、210,000円と言う当時の税込金額へ、改定されたのです。

 この度の11月改定に対し会員権市場は、好反応を示しています。2022年10月中旬時点での会員権市場は、売り少なく買い需要が多くなっています。新規入会者にとっては、入会コストが下がる様に一瞬思えるものの、売り物が少なくては、結果は高い買い物になって仕舞うのかも知れません。

 JLPGAツアーのアースモンダミンカップ開催会場として知名度の高いカメリアヒルズ・カントリークラブ(千葉県)では、ツアー開催を念頭にしたコース改修を、ここ数年間手掛けて来ています。

 此れは主催者であるアース製薬株式会社の意向も有り行われていますが、年々コース難易度を高める事で、試合に緊張感とスリリングさを持たせ、見る者の満足度を高めたいと考えているからです。些細なプレーヤーのミスでも、試合展開が一変してしまう様な、見る者を釘付けにしてしまう、その様な舞台を望んでいるのだろうと思われます。

 ゴルフ場発足時は法人接待用を主なコンセプトにしていた訳ですが、2012年にトーナメントの舞台になるや今日まで、少しずつそして確実に魅力あるコースへ変貌して来ています。ある意味トーナメントが、コースを成長させているとも言えます。

 コース内44ヶ所にも及ぶバンカー改修と砂の入れ替え、更には16番ホールに於けるIPポイント周辺のバンカー拡張やグリーン改造、此れら一連の改造で16番は最難関ホールと成りました。この様な過去の工事と共に今年2022年は、2番ホールのグリーンを改造しました。

 この2番ホールのグリーンは池に向かって傾斜を付けており、今年のトーナメントでは傾斜地にカップを切った為、ショートアイアンでの強烈なバックスピンでは、池にボールが吸い込まれてしまう設定になったのです。様々な要因は有ったものの、4日間のトーナメントが終了した時点で、アンダーパーは79人中6名でした。

 綺麗なコースと言うイメージだけでは無い、カメリアヒルズ・カントリークラブの今日の姿を紹介させて頂きました。

 2022年10月7日(金)13時10分、東京地裁510号法廷にて、有限会社ジェイジーセブンを原告筆頭者とし株式会社ジャックスを被告とする、俗称ジャックス・橋本裁判の判決が、福田千恵子裁判長より言い渡されました。

 結果はジャックスを被告とした前2審、7月13日のジャックス・能代裁判、7月27日のジャックス・宮川裁判を踏襲したとも言える様な内容で、原告側の敗訴となりました。原告側の主張が全く認められず、ある意味被告であるジャックス側に寄り添った内容だったと言えます。

 ゴルフスタジアム社が汚い手口であっても、その業者がジャックス社へ持ち込んでくるローン契約書は、有効であり尚且つ被告たちはジャックス社からの電話確認で、誘導されたとは言え「はい」と答えているではないか、故に契約は成立しており負債を支払わない原告らに非が有りますよ、と言うのが大筋の内容です。

 この判決に対しゴルフスタジアム弁護団長の西村國彦弁護士は、「多くの証拠を収集しゴルフスタジアムの悪徳商法を認識しながらそれを放任してきたジャックスの落ち度を指摘し、繰り返し問題提起」して来たが、この判決を不服として直ちに控訴するとしたのです。

 この判決にてゴルフスタジアム関連裁判は、4裁判体が判決を迎えたのですが、今後残す4裁判体へどの様な影響をこれらが与えるのか、注目して行く必要が有ります。少なくとも年内には、2裁判の判決が言い渡される予定です。

南総カントリークラブでは入会条件を厳密化

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 南総カントリークラブ(千葉県)では2022年9月25日に開催された理事会にて、此れまでの入会条件をより厳密化して行く方針を決定しました。此れは危機感を持った現執行部による、クラブの永続・発展へ向けた対策とも言えます。

 当該クラブでは入会申請にあたり、正会員1名の推薦を求めていますが、心当たりの無い方に付いては、面接を行う事で推薦者の要件を満たして来ました。しかしながらこのクラブ側の配慮が仇となり、「推薦者は不要」なる内容が一般常識化しだして来たのです。

 面接の為に来場者した入会申請者からは、「推薦者は居なくとも良い」と、勧められた方に言われたので会員権を取得した、等との発言が多くなるにつれ、入会条件が形骸化しつつある現実に執行部は直面したのです。今後は推薦者記名の無い入会申請は、一切受け付けないと当該クラブはしております。

 この様な入会経緯を背景にクラブ側では、風紀の乱れを大変気にしています。ドレスコードの乱れや場内での不謹慎発言など、上げれば切りが無い様です。これらの是正無くしては、自主運営そのものの根幹を揺るがしかねない、とクラブでは受け留めています。

 一度緩んでしまったタガを如何に締め直して行けるのか、大きな課題へ立ち向かう事になったのです。かつて経営破綻から外資の買収攻勢を受ける中、会員有志が裁判費用を含めた闘争資金を、立て替えたからこそ今日が有る当該クラブですが、この守る気概を今後も継承して行けるのか、今後の動向が大変気になるところです。

 2022年7月11日に口頭弁論が終結していた俗称SMBC裁判、この判決が9月30日東京地裁民事7部新谷裁判長より言い渡されました。SMBCファイナンスサービス株式会社(以下SMBC)が原告となり、ゴルフスタジアム被害者(以下GS被害者)を被告とし、立替払い金を支払えと訴えられた裁判です。

 この判決の大きな特徴は、此れまで全面敗訴となったジャックスの2判決と異なり、一部被告に対し残債務の70%の請求に留めるのが妥当だとした点です。「加盟店審査には原告が通常行う審査内容を基準としても不十分な点があったといわざるを得ない。」と、新谷裁判長はSMBC側の一部落ち度を認めたのです。

 とは言えこの30%減額の対象者は、2016年12月以降に分割払契約をした13名16名(10月6日修正)に過ぎず、判決の大筋はGS被害者の敗北、と判断されるものでした。ゴルフスタジアム社は2017年2月に破綻が表面化しており、前年の12月と言えば、ほぼ機能不全に陥りつつある状況だったと推察されます。この様な状況下で契約したGS被害者・債務者は、ほぼ全額の債務が残りGS社破綻を迎えたものと思われます。

 今回の判決に納得するGS被害者は皆無であり、高裁への控訴の方向で検討している様ですが、SMBC側にとってもこの内容で良しとするかは不明で、同様に控訴する可能性が有ります。判決文を受け取ってから2週間以内の手続きですので、間もなく次のステージが見えてくるものと思われます。

興和がPGA TOURの公式マーケティング パートナーへ

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 「バンテリン」などの外用鎮痛消炎剤で有名な興和株式会社が、2022年9月28日PGA TOURのオフィシャル マーケティング パートナーへ就任しました。

 PGA TOURには約45~50社のオフィシャル マーケティング パートナーが存在しますが、その一角へ興和が食い込んだ事になります。日本企業では唯一の存在となる興和ですが、日本で販売する自社製品へ、PGA TOURのロゴなどを刷り込む予定は、現時点で無いとしています。

 同社ではPGA TOURが米国を中心に開催するツアー中、同社のイメージ戦略が幅広く展開される側面を重視しています。特に2011年からはタイガー ウッズ、2021年からはコリン モリカワと言う一流選手が同社のアンバサダーに就任しており、CM展開などから好感度が増幅しています。

 「興和は日本のトップ製薬ブランド」と言うイメージをアメリカを中心に進めつつ、日本国内に於いては男女ツアーを開催し、存在感を一段と強めています。1894年に綿布問屋として設立された同社ですが、世界的企業としての成長戦略の一端を、ゴルフに於けるイメージ戦略に見て取れます。

 PGA TOURのオフィシャル マーケティング パートナーへ、今後どの様な日本企業が加わって来るのか注目されますが、世界市場で活躍する上で、PGA TOURの影響力と市場規模は、何とも魅力的なのだと思われます。

 我孫子ゴルフ倶楽部では2022年12月1日以降の入会申請に対し、下記の通り入会金と預託金額を改定し、適用する事になりました。

クラブへの支払い項目改定前(税込)改定後(税込)
入会金(名義書換料)3,300,000円4,400,000円
預託金1,000,000円3,000,000円

 一般的に名義書換料と言われている当該倶楽部で言うところの入会金、そして在籍中は倶楽部へ預けておく事になる預託金は、入会者が倶楽部へ入会時に支払う金額ですが、この改定が2022年9月開催の理事会にて決定されたのです。  

 当該倶楽部ではこの度の改定・値上げについて、将来起こり得るであろう設備投資の財源を、確保する為としています。例えば現クラブハウスは建築後40年ほど経過しており、経年劣化も激しく、近い将来リニューアルが必要になって来ると予想しています。またコース改修であったりと、見渡せば資金需要は切りが無いのが現状です。

 なお入会申請とは、正しく理事会審査へ進める為の申請で有り、この時点で株券の提出は求められていません。今回の改定が、今後会員権市場に於ける相場動向へ、どの様な影響を与えるのか見極めるには、今少し時間の経過が必要なのだろうと思われます。