茨城ロイヤルカントリー倶楽部(茨城県)では2022年12月23日より、九州の丸善グループへ経営主体が変更に成りました。永らく経営に携わって来た小川晶子氏ですが、謄本上は2022年12月21日に辞任し、同日古賀大氏が代表取締役へ就任しております。
電光石火とは正しく、今回のM&A劇では無かったかと言えます。手を上げては消えて行く買い手に対し、2022年秋以降に突如として参入して来た同グループが、現地視察やデューデリジェンスを行ったのか否か不確かな中、急遽まとまったのです。代表者のリーダーシップ無くしては、不可能だったM&A案件でした。
この結果、同グループの保有するゴルフ場は、下記の通り10コースと成りました。当該ゴルフ場は同グループにとって、関東進出第一号コースと位置付けられます。
① 八女上陽ゴルフ倶楽部(福岡県)
② 八代ゴルフ倶楽部(熊本県)
③ グランドチャンピオンゴルフクラブ(熊本県)
④ 大分カントリークラブ・月形コース(大分県)
⑤ 大分カントリークラブ・吉野コース(大分県)
⑥ 宮崎座論梅ゴルフクラブ(宮崎県)
⑦ 日南北郷カントリークラブ(宮崎県)
⑧ 宮崎小林カントリークラブ(宮崎県)
⑨ 鹿児島鹿屋カントリークラブ(鹿児島県)
⑩ 茨城ロイヤルカントリー倶楽部(茨城県)
JGJA小川会長&ガレス ジョーンズ氏代理人・服部道子氏
「2022年度JGJA大賞」の授賞式が、2023年1月31日東京都調布の東宝調布スポーツパークにて開催されました。今回ノミネートされた8人3団体の中から受賞したのは、JGAナショナルチームヘッドコーチのガレス ジョーンズ氏でした。
受賞理由は「畑岡奈紗、金谷拓実、中島啓太と言った選手たちをアマチュア優勝へ導いて来た功績を称える」もので、「日本のナショナルチームのレベルアップに寄与し、世界に通用する数々のプレーヤーを育て上げた」その功績は、計り知れないものが有ったからです。
今回ガレス氏はオーストラリアへ帰国中と言う事から、ガレス氏とは旧知の仲で有り、またJGAオリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会・女子コーチと言う立場から服部道子氏が、代理受領されました。ガレス氏のコーチング術を身近に観て来た服部氏によれば、選手の課題を共有化し共に解決策を見出して行く姿勢が、個々の選手から受け入れられ成長へつなげられたとの事。
ガレス氏教え子の具体的な結果は、アマによるプロ競技での優勝へと繋がっていくのですが、無形のものとしては「海外へ遠征した時、各選手が外国選手に対し物怖じせず、堂々とふるまっている」、この点が最大の成果では無いかと語る服部氏ですが、ご自身海外での大きな成果を得ているだけに、説得力のある説明だったと言えます。
世界に伍して行ける選手を育成する、そのガレス氏コーチング術の素晴らしさは、これからも数多くの名プレーヤーを輩出して行くものと思われます。
2023年1月31日千葉県市原市(市長:小出譲治)は公益社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)と、「ゴルフの街いちはら」の推進に向け連携協定の締結をしました。
PGAでは地域のPGA千葉プロゴルフ会が、市原市の様々な取り組みに対し、プロゴルファーの派遣も含め協力して行く事になりますが、現時点で市原市では下記項目を連携のテーマに掲げています。
■ 小学生ゴルフ体験授業(拡充)
■ ジュニアゴルファーの練習環境の充実
■ 中学生のゴルフクラブの創設
PGAにとって地域行政との連携は、兵庫県三木市に次いで2例目になりますが、吉村PGA会長曰く「ジュニアゴルファーの育成が、結果として日本のゴルフ界を盛り上げて行く事になり、強いてはPGAの組織発展にもつながっていく。ジュニアの育成そのインフラとして行政との提携は非情に重要だ。」としております。
市原市では将来的に学校授業の一環として、ゴルフが小学校や中学校で組み込まれる方向で、取り組みたいとしています。なお3月に開催予定の「第1回市原市ジュニアゴルフオープン」については、1月15日から受付を開始するも、既にキャンセル待ち状態との事です。
株式会社ビジネスパートナー及び東京センチュリー株式会社の2社を被告とした、ゴルフスタジアム事件被害者を原告とした「債務不存在確認請求事件」の口頭弁論が、2023年1月30日終結しました。次回判決日は、6月12日に成ります。
どの様な判決が下されるか注目されますが、当該2裁判体を指揮した大須賀寛之裁判長については、「書面に良く目を通してくれている」など原告側弁護士の評価も高く、期待度は高まっています。
どちらに有利な判決が出ようとも、その判決に不服な側からの控訴が出る事は想定される為、否応なしに高裁まで突き進む可能性が大だと言えます。事件現場の実態を軽視し、あくまでも形式主義的な判断となった此れ迄のゴルフスタジアム裁判判決ですが、当該2裁判では実態に即した法解釈へ道筋をつけられるのでしょうか。
< 平塚富士見カントリークラブ・正面玄関 >
平塚富士見カントリークラブ(神奈川県)では2023年1月15日より、クラブへの入会申請について、柔軟な姿勢で臨む事になりました。此れは同日に開催された同クラブ理事会にて、クラブ事務局提案を同理事会が受け入れる形で決定しています。
此れ迄同クラブでは、入退会の書類に不備が無い事を前提に、入会申請を受け付けて来ました。退会する現名義人の証券や印鑑登録証明書など、また入会申請者に対する推薦者の署名や捺印など、これらの書類に不備が無い事を大前提に入会申請を受け付けて来たのです。
しかしながら今後、受け付け段階での書類不備は、後日整えられた日を正式な申請日とする事で、適時受け付けて行く方針と成りました。例えば会員権を取得出来ていない段階でも入会申請は、可能となったのです。入会申請のみして置きながら、時間をかけ会員権を探すのも、今後は一つの手法になるのだと思われます。
PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)では2023年2月1日より、会員権の名義書換を再開します。此れは当該クラブの会員募集業務に伴い、昨年2022年10月20日より、書換業務を停止にしていた為です。
名義書換料は従来通りですが、念の為におさらいしておくならば、正会員110万円(税込)、平日会員55万円(税込)です。預託金の充当制度、つまり入会の為に取得した会員権の預託金額を名義書換料へあてがい、実際の支払額を少なく出来る制度は、同様に行って行くとの事です。
ところで今回の会員募集は、大変好評だった様です。募集開始時の2022年9月20日時点で、入会申請数が募集口数30口を上まわっておりました。キャンセル待ち状態の方が、数多く出た様ですが、結果はその様な要望を吸収出来る事無く、終了する予定の様です。
PGM側では今後近い将来、会員募集を行う計画は、少なくとも現時点で無い為、入会が叶わなかった方々に於いては、会員権市場を通じ会員権取得による入会の道を探る事になります。
2022年11月20日神奈川県川崎市内の病院にて、金井清一(かない せいいち)氏が亡くなられたとして、2023年1月20日公益社団法人日本プロゴルフ協会が発表しました。
享年82歳。此れ迄の実績は、下記の通りです。
■ レギュラーツアー 12勝
■ シニアツアー 17勝
■ 表 彰 第6回日本プロゴルフ殿堂入り(2017年)
飛距離が出なくとも正確性をもってすれば優勝出来る、それを実践し証明して見せたのが、金井プロだった様に思われます。その昔プロゴルファーへの道は、中学卒業後に研修生としてゴルフ場勤務、その後研鑽を積みプロになると言う流れが、多かったと思われます。
しかし金井氏はサラリーマン勤めをしながら、独学でプロテストに1965年合格しています。当時としては、異色の経歴だったものと思われます。ご冥福をお祈り致します。
2023年1月16日ブリヂストンスポーツ株式会社は、アマの馬場咲希さんと用品使用契約を締結した事を、広報を通じ明らかにしました。
( 馬場 咲希 さん:BS社提供)
契約対象はボールやクラブその他の用品に成りますが、例えばクラブであれば、
■ ドライバー:B-Limited B1 DRIVER 9.5
■ アイアン :201CB(#4-P)
■ ウエッジ :BRM(50度、54度、58度)となります。
今回この様な将来を嘱望された選手とメーカーが、契約を結べた背景には、2022年1月1日JGAによる「アマ規定」の改定が有ります。この改定によりアマチュアの活動範囲が大きく、飛躍出来る素地を築いたとも言えます。
此れ迄アマ規定をクリアする為に、有望な選手へは「モニター」であるとか「試供品」などとして、メーカーから製品が供与されて来た事は、隠しようもない事実でした。しかし今後は裏でコソコソやるのではなく、大手を振って出来る範囲が増えたと言えます。
アマを対象にした大型契約が、今後益々増える可能性が有ります。
2023年3月9日(木)日本ゴルフコース設計者協会と日本ゴルフ場経営者協会の共催にて、ゴルフ場事業者の為の『コース改造セミナー』が、東京港区六本木の国際文化会館にて開催されます。
パネラーは下記5名の方々です。(敬称略)
■ 川田 太三 日本ゴルフコース設計協会・理事長
■ 佐藤 謙太郎 日本ゴルフコース設計協会・副理事長
■ 杉本 昌治 日本ゴルフコース設計協会・理事
■ 高桑 耐 日本ゴルフ場経営者協会・理事長
■ 谷水 利行 日本ゴルフ場経営者協会・副理事長
女性ゴルファーが楽しめる為にはどの様なコースへすべきか、用具の進化による飛距離の増大に伴うハザード位置の見直し、更には気候変動に伴うグリーンの改造、或いは芝種の変更など、これ等は多くのゴルフ場が抱える悩ましい課題だと言えます。
プレーヤーの不満なる声は聞こえるものの、充分に対応出来ていないゴルフ場が多いのが、現状の様にも思われます。こられ諸問題の解決の糸口になる様なセミナーにしたい、此れが両協会がコラボで開催する主旨です。
参加費は各協会会員は5,000円、非会員は8,000円です。セミナーへの申し込み或いは問い合わせ先は、(一社)日本ゴルフ場経営者協会_TEL 03-5577-4368です。参加者による質問コーナーも確保していると共に、その後の懇親会も準備されていますので、より具体的なヒントが得られると思われます。
根本 悠誠 君 & 小出 譲治・市原市長
2022年12月27日市原市は2023年3月27日(月)、「第1回市原市ジュニアゴルフオープン」を開催する事を明らかにしました。概要は下記の通りです。
■ 会場 姉ヶ崎カントリー倶楽部 東コース
■ 競技形式 スクラッチ競技 / 18ホールズストロークプレー
■ カテゴリー 小学1-2年生 男子の部_16名 / 小学1-2年生 女子の部_16名
■ カテゴリー 小学3-4年生 男子の部_16名 / 小学3-4年生 女子の部_16名
■ カテゴリー 小学5-6年生 男子の部_16名 / 小学5-6年生 女子の部_16名
■ カテゴリー 中学生 男子の部_16名 / 中学生 女子の部_16名
同ジュニアオープン参加者は合計128名、市外在住の方のエントリーも可能との事ですが、申込方法はスポーツエントリーウェブサイト(https://www.sportsentry.ne.jp/)から行うとしています。練習ラウンドは2023年3月1日以降、月曜日を除き14時過ぎのハーフラウンドに限り、税込1,000円にて可能としています。
なおこの日この会見には、世界大会5勝の実績を誇り、アメリカ留学から一時帰国していた根本悠誠(ねもと ゆうま、中学1年生13歳)君も、市原市在住ジュニアゴルファーとして顔を出しており、IMGアカデミーでの活動の一端を披露してくれました。
5歳からゴルフを始めた根本君は、ゴルフ環境を考え千葉県流山市から市原市へ、移住して来ています。この日根本君の引率者としてのお父様曰く、市原市のゴルフ環境は素晴らしく、是非ともこの環境で学ばせたかったとしています。
ジュニアゴルファーの聖地・市原市、このテーゼへ向けた市原市の取り組みが、今一歩ずつ歩み始めたところです。