飯能ゴルフクラブの第65期決算が明らかに

  • 投稿日:
  • by

 飯能ゴルフクラブを経営する株式会社飯能ゴルフ倶楽部の第65期(2022年4月1日~2023年3月31日)有価証券報告書が、2023年6月27日明らかに成りました。概要は下記の通りです。

■ 売上高       621,411(千円)
■ 経常利益又は損失  63,714(千円)
■ 当期純利益又は損失 40,024(千円)

 ところで当該法人は事業リスクとして、次の様に述べています。「営業損益での赤字が続いており、最終損益を営業外収益である名義書換料に頼っている状況にあるため、名義書換料が大幅に減少した場合、当社の業績及び財務状況に影響をおよぼす可能性があります。」

 此の点を鑑みた場合、如何に会員権の名義書換が重要な位置を占めているのかが、理解出来ます。65期に於いては64期に比べ、15名増えた97名が入会したとの事ですが、それにより38,900(千円)の増益になり、結果は221,000(千円)の収入になったとしています。

 なお年会費収入は前期同様、大きな変化は無く、1億7000万円前後で推移しています。

大洗ゴルフ倶楽部の第71期決算が明らかに

  • 投稿日:
  • by

 大洗ゴルフ倶楽部を経営する株式会社水戸カンツリー倶楽部は、2023年6月27日第71期有価証券報告書(2022年4月1日~2023年3月31日)を公表しました。概要は下記の通りです。

第69期第70期第71期
売上高(千円)510,103630,074779,292
経常利益又は経常損失(千円)△27,29935,52915,111
当期純利益又は当期純損失△27,92234,90614,488

 上記表で確認出来る様、2期連続での黒字決算になるものの、それ以前は赤字続きでした。第71期が黒字になった要因の一つとして、来場者の増加を同報告書は上げており、前期比2,242名が増加した事により、前期比23.7%の増収となったとしています。

 では来場者増加へ向けどの様な対策を取ったのかと言えば、同報告書は差別化を図ったとしています。ビジターであってもスタートが取り易い昨今のゴルフ場事情を逆手に取ると共に、大きな公式競技試合へ会場として提供する事で話題作りを行う、この様な策を取ったとしています。

 ところで会員権の名義書換料収入は、全体利益の中で11.4%の比重を占めています。その額は88,660,000円です。この金額には様々な手続き料が、含まれているものと思われますが、敢えて正会員名義変更料の税別150万円で割って見れば59件になります。これは月に約5件の入会者が、居た事になります。

 第72期も走り出し早3ヶ月が経過するところですが、経営会社役員3名と倶楽部理事3名の合計6名による業務執行体制が、今期どの様な内容へ仕上げて来るのか、コロナ後と言う側面もあり大変注目されます。

『SMBCモビットQTチャレンジ』開催へ

  • 投稿日:
  • by

 日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)主催の『SMBCモビットQTチャレンジ』が、2023年7月5日(水)より6日(木)までの2日間、群馬県の草津カントリークラブにて開催されます。

 この試合の対象者は、JGTOのQTランキング307位から1,114位までの選手ですが、既に受け付けが開始されており、最終締め切り日は明日6月28日になります。賞金総額は500万円、内優勝賞金100万円ですが、優勝者には今年度のQTファーストステージが免除されます。

 この試合は(株)SMBCモビットが、2018年よりJGTOの特別協賛社になって以降、3回目の開催になります。例年8月からJGTOツアーへの出場権をかけた、クォリファイングトーナメントが開催されますが、その前哨戦とも言える試合になります。

 本日時点でまだ若干、出場枠は残っている様です。エントリーはJGTOのWEBサイトから、行う事になります。

千葉カントリー倶楽部は第70期有価証券報告書を発表

  • 投稿日:
  • by

 千葉カントリークラブ(千葉県)を経営する株式会社千葉カントリー倶楽部の第70期(2022年4月1日~2023年3月31日)有価証券報告書が、2023年6月23日に発表されました。概要は下記の通りです。
■ 営業収益  2,263,275,000円(参考資料・第69期_2,149,191,000円)
■ 経常損益  47,301,000円  (参考資料・第69期_43,751,000円)
■ 当期純損益 13,499,000円  (参考資料・第69期_13,503,000円)

 ところで会員権に関する資料も分かり易く記述されており、損益計算書へは名義変更登録料として端的に数字を開示しています。第69期は292,750,000円でしたが、第70期は319,000,000円を計上しています。

 この中には第三者譲渡を主軸に、法人内登録者変更や相続継承手続き、更には平日会員の名義書換なども含まれている関係から、単純な件数を割り出すのは乱暴ですが、敢えて正会員の名義書換料165万円で計算するならば、第69期が177件、第70期が194件となります。

 ゴルフ場関係者に確認したところ第70期の件数は、約200件との事ですから、概ね合っていると言えます。会員権市場では常に売り買いの情報が有り、取り引きが活発ですが、この件数はこの状況を裏付ける重要な情報になっています。ところで年会費収入は、第69期が377,966,000円、第70期377,508,000円と成っており、大きな相違が無い事が分ります。

東松苑ゴルフ倶楽部では預託金の償還期限を30年へ

  • 投稿日:
  • by

 東松苑ゴルフ倶楽部(栃木県)では2021年9月1日より、会員の預託金償還期限を30年へ延長しています。同日より会員権の名義書換用紙は、「満30年間」の文言が入ったものへ変更されています。

 この文言が入った用紙へ新規入会者が、署名捺印すると言う事はすなわち「認める」、その意思を確認するものの何物でも有りません。ですから此れはある意味、入会条件にも匹敵するものと言えます。

 当該倶楽部は2000年7月、宇都宮地裁へ民事再生法の適用を申請し今日に至っていますが、2001年4月10日の債権者集会で可決された再生計画案は、退会会員へは預託金の15%を10年の均等払いで弁済する一方、継続会員へは預託金額をカットしないものでした。

 結果として当該倶楽部は継続会員の預託金へ、手を付けづ今日に至っておりますので、現在に於いてもこの預託金問題の対応に迫られています。そして一昨年に決まった内容は、預託金の据置期間を従来の15年から30年へ変更すると言うものでした。

桃里カントリー倶楽部の会員権が流通市場へ

  • 投稿日:
  • by

 桃里カントリー倶楽部(栃木県)の会員権が、流通市場を通じ取り扱える事になりました。これは当該倶楽部が2023年6月13日、関東ゴルフ会員権取引業協同組合へ「名義書換を下記のとおり受け付けている」、と正式に公表した事から明らかに成りました。

 此れ迄も当該倶楽部の会員権は、水面下で名義書換されている事は、会員権業者間では公然の事実として、知れ渡っていました。しかしながらいざ入退会を依頼された業者が、入り口の門を叩くならば、門前払い同様の対応が此れ迄でした。

 ではどの様な事例で有れば、名義書換を行ってきたのかと言えば、大手金融機関の支店経由で有れば、受け付けていました。或いは入退会の手続きを当事者同士が行う、会員権業者を仲介しないケースなどでした。これ等が名義書換の大筋、当該倶楽部の基本方針だったと推察できました。

 今回当該倶楽部から公表された、正会員権の名義書換料は、税込220万円です。法人会員制の当該倶楽部が求める入会条件としては、「公序良俗に反せず会員企業より推薦を貰える法人」であれば、入会申請を受け付けるとしています。

 同倶楽部会員権は正会員一口にて3名迄登録出来、年会費は一口の会員権に対し税込55,000円です。年間経費としては、大変安価な設定になっています。今回名義書換を公にした事で、広くニーズを吸収出来る様に成りましたが、今後の動向が気になるところです。

大多喜カントリークラブでは55万円にて会員募集中

  • 投稿日:
  • by

大多喜カントリークラブ

 大多喜カントリークラブ(千葉県)では2023年6月11日より、第三次正会員の補充募集を開始しています。概要は下記の通りです。

■ 募集会員 正会員(個人、法人1名記名式)
■ 募集人員 150口
■ 募集金額 550,000円(入会金50万円+消費税5万円)/会員紹介は44万円にて入会可
■ 募集期間 2023年6月11日より口数に達する迄

 当該ゴルフ場は旧・第一勧業銀行(現・みずほ銀行)が、旧経営会社と親密で有り尚且つ支援した事から、旧銀行関係者の多くが会員として在籍していました。しかしながら2011年6月の法的整理手続き以降、PGMグループへ移行する迄の期間、会員権の名義書換は様々な理由から停滞を余儀なくされてきました。

 新陳代謝がまま行かない訳ですから、当然ながら会員の高齢化は避けられず、自然退会者が後を絶たない状態だったと言えます。この動きを傍観していたならば、当然会員制クラブは崩壊するのみでした。その後経営がPGMグループへ移行した事から、矢継ぎ早の会員募集を行うも退会の動きを止めるには至らず、退会者数を補充募集者数で補う作業を繰り返し今日に至っています。

 そして2021年9月から開始された、PGMグループによる会員の補充募集は、今回で3回目となります。2023年5月末の会員数は約800名ですが、充実したクラブライフを展開する為には、まだまだ不足としています。新規入会者は在籍会員からの紹介にて入会するパターンが多く、クラブ側も在籍会員の協力を期待している様です。

 なお現会員の三親等内親族が入会する場合、現会員が保有する預託金額を、募集金額へ充当する事も可能としています。

鷹之台ゴルフ第55期有価証券報告書が発表される

  • 投稿日:
  • by

 鷹之台ゴルフ株式会社の第55期有価証券報告書が、2023年6月8日公表されました。概要は下記の通りです。

第51期第52期第53期第54期第55期
売上高(千円)155,624155,677128,515156,360156,360
経常利益(千円)68,08563,69436,78464,46463,266

 上記表にて第53期が一時的に落ち込むものの、当該法人の売上高は安定しています。それもそのはず、同社は一般社団法人鷹之台カンツリー倶楽部へゴルフ場用地を提供する事で、収益を上げている為、極端な変動は今後も無いものと思われます。

 同社の役割と位置づけについては、詳しく有価証券報告書に記載されていますが、1969年に同ゴルフ場の土地問題を解決する為に、当時の社団法人正会員全員が株主になり設立された経緯を見るならば、自ずと明らかではないでしょうか。

 この様な事から鷹之台ゴルフ(株)の同報告書により、鷹之台カンツリー倶楽部の動向を把握するには、不十分だと言わざるを得ません。例えば期内に於ける会員の入退会などの実体は、一社)鷹之台カンツリー倶楽部の扱い事項の為、把握出来ないのが現状です。

第2回グリーンヒルカップは古家翔香選手が優勝

  • 投稿日:
  • by

優勝:古家翔香選手(大会事務局提供)

 新潟県のグリーンヒル長岡ゴルフ倶楽部を舞台に開催されました第2回グリーンヒルカップは、古家翔香選手の優勝をもって2023年6月9日幕を閉じました。古家選手は昨年の第1回大会に於いても2位になるなど実力は安定しており、今大会に於いても初日73、2日目70、3日目74、最終日69のトータル2アンダー286ストロークで、2位の神谷選手を一打差で振り切りました。

 この大会は主催者のグリーンヒル長岡ゴルフ倶楽部が、プロテスト未合格者を対象に、4日間大会の経験を積む事でJLPGAのプロテストに合格して欲しい、と言う趣旨で開催されています。プロテスト合格者は20人と狭き門になっている中、この大会を踏み台にして合格者を出したいと考えています。

 今大会で2位以下10位タイまでの選手は下記の通りですが、本年度のJLPGAプロテストで、この中から合格者が出るのか大変注目されます。
■ 2位    神谷 和奏
■ 3位    荒川 侑奈
■ 4位    谷田 侑里香
■ 5位タイ  早乙女 栞雛
■ 5位タイ  三川 澄恵
■ 7位タイ  薮下 真衣
■ 7位タイ  大村 みなみ
■ 7位タイ  前田 愛
■ 10位タイ 新田 有希
■ 10位タイ 植田 梨奈
■ 10位タイ 松浦 美侑
■ 10位タイ 澤田 知佳

 2023年6月12日(月)ゴルフスタジアム事件被害者が原告となり、株式会社ビジネスパートナーを被告とした裁判、東京センチュリー株式会社を被告とした裁判、それぞれ「債務不存在確認請求」を求めたこの2つの裁判判決が、東京地裁に於いて大須賀寛之裁判長により言い渡されました。

 原告側代理人の前山慶斗弁護士(さくら共同法律事務所_TEL03-6384-1120)によれば、一部敗訴一部勝訴であり、2週間以内に控訴する予定としています。判決文を速読し前山弁護士は、債務30%減額についてゴルフスタジアム事件の他裁判体の結果を見るならば、一定程度評価出来るものの、納得出来ない部分もあるとしています。

 上記2裁判は一つの法廷にて同時進行していますが、この度の2判決をもって、約5年に渡り争われて来た一審8事件全てが終了した事になります。