
< 東京地裁 >
2019年11月13日(水)東京地裁に於いて、旧・ゴルフスタジアム社の中心人物であり、尚且つゴルフスタジアム事件の重要な役割を担ったとされる13名に対し、被害者の代表13名を原告とする損害賠償請求裁判<事件番号:令和元年(ワ)25138 >が、餘多分宏聡裁判長のもと開催されました。
第1回目と成った当該裁判に於いて原告側弁護士7名は、裁判長に対し今後の進め方として、公開のもとによる裁判を訴えたのです。これは被害者の一部である13名が、今回原告となったに過ぎず、実際水面下には約1,000名の被害者が存在する事を、弁護団は強調したのです。
この点を無視出来ない裁判長は、「何名ぐらい収容出来る会場を用意したらよいのか」など、前向きな受け答えを見せるものの、即答は避ける形と成りました。しかしながら弁護団は、要所要所で公開の可能性有りとの心証を掴んだ様で、幸先が良かったと言えます。
この度の裁判は一見単なる損害賠償請求事件の様に思われがちですが、追求如何によってはゴルフスタジアム事件の核心を突くものになり得ると考えられます。被告13名がどの様な内容や姿勢で原告達へ接したのか、この点があぶり出される事により、事件の本質その一端が見えて来ると思われます。
東京都下の青梅ゴルフ倶楽部では、「青寿会」と呼称される制度が有ります。これは同倶楽部会員が親族へ自らの会員資格を継承させつつ、引き続きご自身も会員同等の条件でプレーする事が出来るシステムです。
同倶楽部によれば、この制度が導入され既に十数年が経過していますが、会員数は現在50~60名在籍しているとの事です。この会員の特質すべき内容は、プレーフィのみならず競技へも同様にエントリー出来る事です。ではどの様な方が、その資格を取得出来るのでしょうか。
個人正会員として20年以上在籍し満70歳以上となった会員、或いは20年未満なるも10年以上在籍している満70歳以上になった会員が、自らの会員資格を親族へ継承時に「青寿会」会員となる事が出来るのです。「青寿会」会員への入会手続きは無料で出来ますが、年会費は年間税別12,000円かかります。
注意したいのは20年以上在籍している会員は、名義書換料無し入会預託金200万円のみの負担で、親族へ継承させる事が出来ますが、20年未満の会員は名義書換料税別50万円と、入会預託金200万円の合計額が必要になる点です。
この金額の負担を一体誰がするのか、現会員なのか或いは継承者である親族なのか、この点が継承する上での大きな分岐点になるのだろうと思われます。いずれにしてもこのシステム導入についてクラブでは、「アクティブ会員数の拡大」としており、正しく倶楽部の活性化そのものを狙ったものと言えます。

< 写真提供:アコーディア・ゴルフ_チョコレートワッフル >
2019年11月1日千葉県の四街道ゴルフ倶楽部が、リニューアルオープンしました。これまで同ゴルフ場が有していた特徴を生かす事で、女性にやさしい一層個性的なゴルフ場へ変身出来たと言えます。どの様な改修を行ったのか、それは下記一覧の通りです。
- クラブハウス内をシンプルかつカジュアルな内装へ。
- ロッカーと浴室を全面改装。
- 女性用のパウダールームを新設。
- 女性用アメニティグッズを充実。
- レストランに於ける女性向けドリンクやランチ、デザートを充実。
- グリーンを高麗芝から第四世代ベントのシャークへ入れ替え。
当該ゴルフ場の総ヤーデージは、5,736ヤードと比較的短めです。これまではこの様な特徴を活かした活用方法に難が有り、近在のゴルフ場と伍して戦うと言う点からは、後塵を拝していました。しかしこのゴルフ場を昨年11月に取得した株式会社アコーディア・ゴルフは、新たな味付けを加える事で、持ち味を活かそうとしているのです。
それが今回の改修工事だった訳ですが、リニューアルオープンより約2週間が経過した今日、来場者の評価も良く手ごたえを感じつつある様です。既に今年4月には女性や高齢者へ配慮し、乗用カートを全面的に導入しております。
新しく生まれ変わった四街道ゴルフ倶楽部ですが、電車を利用する場合、JR四街道駅より約2キロと大変近く、クラブバスを利用すれば約10分で到着します。また車の場合、東関東自動車道の四街道ICを下車し約4キロ、京葉道路の貝塚ICを利用しますと約5キロで到着します。大変交通アクセスに恵まれており、主婦であれば夕飯の支度までに帰宅出来ます。
なおスイーツ関係も種類が豊富で、大人気の様です。
2019年11月12日午前10時にLPGAは笠りつ子会員に対し、理事同席のもと厳重注意処分を下しました。これは2019年10月に開催された『NOBUTA GROUP マスターズGC レディース』トーナメント会場に於いて、笠会員が大会関係者へ不適切発言を行ったことに対するものです。
かねてより懸案になっておりましたこの問題に対しLPGAは、発表に先立つ前日の11日に懲戒諮問委員会及び理事会を開催し、笠会員に対する処分と再発防止策を検討し、その結果を翌日の12日に明らかにしたものです。
厳重注意の内容は本人が申し出ているツアー出場自粛並びに、本年度開催される新人セミナーの第1日目から第3日目までを受講する事です。そしてこの様な事件再発防止の為、トーナメント出場選手を対象にLPGAは、少なくとも年1回マナーや言葉遣いなどに関する講習会を実施して行くとしております。
ところでLPGAの「コンプライアンス・倫理規定」には、具体的な罰則規定が有りません。今回の笠会員に対する処分は、社会通念上一般的に考えられる範囲のもので、ある意味一時的臨時措置です。組織の発展の為には今後より具体的な内容を、規定して行く必要が有ると言えます。
また今回笠会員本人から事前に「事実確認と謝罪」は有ったものの、LPGAによる正確な事実関係の発表が有りませんでした。この事実関係調査の為に、事件発覚からこの度の処分まで日時を要した訳ですから、これを明らかにしないのであれば、事件の検証と分析は進む事無く、何ら教訓化し得ないと思われます。
埼玉県の武蔵の杜カントリークラブでは、2020年1月より全会員の年会費を、改定する事になりました。これは2019年10月31日に開催された理事会に於いて、年会費値上げと言う会社提案を受け入れる形で、決議された内容です。
その概要は下記の様になりますが、この内容は既に全会員へ書面で、11月初旬に告知されております。
| 会員種別 |
改定前(税別) |
改定後(税込) |
| 正会員 |
30,000円 |
49,500円 |
| 平日会員 |
12,000円 |
19,800円 |
| 準会員 |
10,000円 |
16,500円 |
| 家族会員 |
10,000円 |
16,500円 |
当該クラブの年会費は1月に起算され、その年の12月が占め月です。来年順調にこの値上げによる集金が行われた場合、約1,150万円の増収に成ります。この分をハウスの改修費などの一部として充てたいと言うのが、この度の値上げの目的となっております。
なお当該クラブで言うところの平日会員は、土曜日と日曜日更に祝日が利用出来ない会員種別であり、準会員とは全日利用出来る会員種別ですが、正会員との違いは料金であり若干高めとの事です。家族会員とは、個人正会員の二親等以内の親族を、対象とした会員権です。
東京都の青梅ゴルフ倶楽部では、2020年1月より『正会員登録配偶者制度』を導入する事になりました。これは2019年10月に開催された理事会にて、決議された内容です。
この制度の導入により正会員及びその配偶者が、必然的に倶楽部へ足繁く通う事になるであろう事は、容易に想像出来ます。この事から導入目的は、倶楽部の活性化に他ならない訳ですが、その内容を具体的に見るならば下記の通りです。
- 制度の対象は、正会員及び法人正会員の配偶者。
- 登録手数料は2,750円(税込)。
- 登録配偶者のプレー料金は会員並み扱い。
- 登録配偶者は全日利用可。
- 正会員が退会、死亡、来場停止処分或いは会員の配偶者で無くなった時、その資格を喪失。
- 制度の廃止、改定及び利用料金の変更等は、理事会にて決定。
当該倶楽部の会員権価格は非常に安く、常に売却案件が多く見受けられる状況です。極端に多い訳では無く極自然な売り案件だと思われますが、これを吸収するほどの入会案件が出て来ないところに、市場の閉塞感が漂っています。
今回この様な会員優遇或いは活性化策により、その影響は既存の正会員のみならず、会員権市場に於ける新規入会案件へと繋がって行く事が、何と言っても理想なのだろうと思われます。制度導入効果を正しく評価する為には、少なくとも来春まで動向を見極める必要が有り、待たねばならないと言えます。
2019年11月8日LPGAプロテストが終了しました。岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部に於いて開催された最終プロテストは、下記の21名をLPGA会員に相応しい技術力を備えた者として認め、この最終戦へ臨んだその他79名へは厳しい宣告を下したのです。
| 人数 |
順位 |
選手名 |
スコア |
年齢 |
|
| 1 |
1位 |
イ ソルラ |
-9 |
28 |
TP |
| 2 |
2位T |
山路 晶 |
-8 |
21 |
TP |
| 3 |
2位T |
西村 優菜 |
-8 |
19 |
アマ |
| 4 |
4位T |
安田 祐香 |
-5 |
18 |
アマ |
| 5 |
4位T |
劉 依一 |
-5 |
18 |
アマ |
| 6 |
6位T |
山下 美夢有 |
-4 |
18 |
アマ |
| 7 |
6位T |
澁澤 莉絵留 |
-4 |
18 |
アマ |
| 8 |
8位T |
セキ ユウティン |
-3 |
21 |
TP |
| 9 |
8位T |
中西 絵里奈 |
-3 |
21 |
アマ |
| 10 |
8位T |
プリンセス スぺラル |
-3 |
22 |
TP |
| 11 |
8位T |
石川 怜奈 |
-3 |
19 |
アマ |
| 12 |
12位T |
吉田 優利 |
-2 |
19 |
アマ |
| 13 |
12位T |
ハン スンジ |
-2 |
25 |
TP |
| 14 |
12位T |
常 文恵 |
-2 |
20 |
TP |
| 15 |
15位T |
アン シネ |
-1 |
28 |
TP |
| 16 |
15位T |
河野 杏奈 |
-1 |
20 |
アマ |
| 17 |
17位 |
田中 瑞希 |
±0 |
21 |
TP |
| 18 |
18位T |
西郷 真央 |
+1 |
18 |
アマ |
| 19 |
18位T |
笹生 優花 |
+1 |
18 |
アマ |
| 20 |
18位T |
宮田 成華 |
+1 |
22 |
TP |
| 21 |
18位T |
石井 理緒 |
+1 |
19 |
TP |
合格者の半数程である10名は、現在ツアーで活躍している単年登録者(TP)です。彼女達はLPGA会員資格を有していないものの、TPの内容はツアープロと言っても過言では無く、主戦場はトーナメントです。ある意味この様なレベルの高いプレーヤーでなければ、この度のプロテストに合格しなかったとも言えます。
今回のプロテストは稀に見る激戦であり、狭き門と成りました。これを象徴する様に、2019年ステップ・アップ・ツアーで4勝し賞金女王に輝いたタイのヌック スカパン、2016年LPGAツアーの『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』で優勝した同じくタイのP チュティチャイ、これら両選手はこの最終戦で難関を通過する事は出来ませんでした。
この様な状況下で合格者21名のスコアの動きを見るならば、4日間を通じ安定した戦いを展開している事が解ります。1日でも大きくスコアを崩すプレーヤーは、1人居るかどうかと言う内容です。ある意味何時でもツアーで戦えますよ、と言う証明なのかも知れません。
ところで2位タイにて合格した、山路晶選手の所属先である森六ホールディングス株式会社・栗田社長からは、次の様なコメントが入っております。
「プロテスト2位合格おめでとうございます。これからも社員一同応援させていただきます。一緒に世界を目指しましょう。」
21名の新たな活躍が期待されます。

< 小林祐治社長、小野瀬貴之キーパー、嶋村唯史氏 >
2019年ジャパンターフショーは今回、千葉県千葉市のフクダ電子アリーナを会場にし、11月7日から8日の日程にて開催されております。今回の出典会社は57社、セミナー開催会社も17社にのぼり、関係者によれば初日の出足は大変好調との事でした。来場者の中心はゴルフ場関係者ですが、関心の高さを伺えるものとなっております。
7日の初日に取材した先は一季出版株式会社が主催した、「コース設計者が考える樹林(帯)修復」と題するセミナーです。設計家の嶋村唯史を講師に迎え、サニーCCの小林祐治社長と大洗GCの小野瀬貴之キーパーが、実体験に基づいた補足説明を行う形で行われたのですが、持ち時間の少なさから消化不良気味となってしまったのが惜しまれます。
嶋村氏の講演の内容を、下記へまとめてみました。
『ゴルフコースの評価は必ずしも木で決まる訳では無いにも関わらず、日本に於ける木に対する神格化傾向は、コースが本来有している戦略性を阻害しだしている。
日本で歴史のあるコースは、多くがクラブハウスの建て替え時期を迎えている。同様に木も大きく成長しており、現在コース管理上から問われているのは、育てるのでは無く伐る事だ。しかし野放図に伐れば良いのでは無く、木にも設計上の役割が有りそれを無視してはいけない。
木を管理するとは風の道と水の道を理解し行うものだが、この点がコース管理のポイントにもなって来る。水は栄養を運ぶ血管であり、風の道はコース全体の呼吸を意味する。この二つの要素が絡みあってゴルフ場は、出来上がっている事を知る必要が有る。』
木を切る事に付いては、かねてよりコース管理の必要性として叫ばれ久しいのですが、今回嶋村氏はその内容を論理上詳しく説明したものと言えます。なお同ターフショーは本日も開催されており、JR蘇我駅を下車し徒歩8分程で会場へ到着出来ます。様々なコース管理用品が、今回も又展示されております。
千葉県の成田ゴルフ倶楽部では、2020年1月より全会員の年会費を改定します。この件は2019年10月11日に開催された、同倶楽部理事会に於いて決議された内容です。会員へは11月に入り早々に伏見博明理事長が、会報を通じ報告しております。
ではどの様に改定されるのでしょうか。その一覧は、下記の通りです。
| 会員種別 |
改定前(税込) |
改定後(税込) |
| 正会員 |
64,800円 |
132,000円 |
| 平日会員 |
25,920円 |
52,800円 |
| 特別会員 |
51,840円 |
105,600円 |
今回当該倶楽部が会員の年会費を大幅に値上げした狙いは、よりクオリティーの高いクラブライフを実現させたい、と言う点に尽きるのでは無いかと見られます。この事から今後ビジターの受け入れについては、原則通り会員の同伴や紹介するゲストに限定されて行くものと思われます。
この様に原理原則を貫く事で会員満足度を高めて行きたい、この方向性がより明確になったのが10月の理事会であったし、それを鮮明な形で具体化された先に見えて来たのが、年会費改定だったのだと言えるのでは無いでしょうか。
つまりビジターの来場制限はゴルフ場の収益減につながる話であり、この点を補完する材料は取りも直さず、会員の年会費負担増だったのだと言えます。この倶楽部純化の過程で、年会費に不満を持つ一部会員は、当然脱落して行く事を理事会は想定内としているのだと思われます。
他の名門倶楽部に伍して引けを取らない様成長して行けるのか、成田ゴルフ倶楽部の挑戦は始まったばかりです。
一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)は、2019年10月下旬に課税状況からみた全国のゴルフ場数を明らかにしました。当該報告の調査対象期間は、2018年3月から2019年2月末迄の1年間です。以下数字は、NGK発表のものです。
この調査で明らかにされている全国ゴルフ場数は2,248コースですが、都道府県をまたがるゴルフ場が19ある事から、その数を差し引きますと2,229コースに成ります。
この中には18ホールズ未満のゴルフ場も含まれている事から、一般的にゴルフ場と言われている18ホールズ以上のコースは、更に少ない数字になるのだと思われます。この資料によれば、ゴルフ場の閉鎖が本格的になった時期を2010年としており、そこから数え9年が経過した今日、累計で197コースが減少したとしております。
これまで閉鎖したゴルフ場は、太陽光発電へ事業転換して行くケースが多かった訳ですが、その太陽光発電も曲がり角にさしかかっている今日、それがさらにゴルフ場を吸収して行く力は、持ち合わせていない様に思われます。と言う事は今後しばらくの間、閉鎖するゴルフ場数は若干鈍って行くのでは無いかと推測されます。