PGAはシニアツアー2試合と後援競技1試合の中止を発表

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TACT-CHARA_kakochou.jpg 公益社団法人 日本プロゴルフ協会(以下PGA)は2020年4月14日、下記のPGAシニアツアー2試合と後援競技1試合の合計3試合を、中止にするとしました。

これはCOVID_19の感染が今なお拡大している事、更には政府の緊急事態宣言の対象となった7都府県以外に於いても、同様の措置を取る自治体が出て来たなどの状況に鑑み、得られた結論との事です。

■ PGAシニアツアー
1.涼仙モアサプライズカップ2020
2.第21回スターツシニアゴルフトーナメント

■ PGAシニア後援競技
1.関文グループ鴻巣シニアオープン

 今年度に入り開幕戦と位置付けていた『金秀シニア 沖縄オープン』以来4試合が、立て続けに延期或いは中止と言う形になり、未だ試合が開催されておりません。ではこの様な中再開の目途を、どの様に立てれば良いのかとなると、独自判断も有り得るかも知れませんが、PGA関係者によれば専門家や政府の宣言待ちと言うのが、現実的対応になると考えている様です。

 り患者数の減少傾向と共に医療現場の回復、更には対処薬発見による安定した供給体制の構築、これらがある意味安心できる社会のメルクマールになるのだろうと思われます。しかしこれらは遠い将来の様にも思えてしまい、観客が密集し熱狂する様な試合の開催は、今しばらく難しいのかもしれません。

 とは言えPGAでは、開幕戦と第2戦はあくまでも延期で有り、現在も着々と日程調整如何で、開催を射程にいれているとの事です。特に『ノジマチャンピオンシップ』に至っては、2015年箱根山火山噴火で被害を受けた街を元気にしたい、と言う趣旨で始められたチャリティー色強いツアーですから、筆舌に尽くしがたい主催者の気持ちなのだろうと思われます。

茅ヶ崎ゴルフ場が間もなく再々出発へ

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茅ヶ崎ゴルフ場.png
< 事業イメージ図_提供:神奈川県 >

 神奈川県の茅ヶ崎ゴルフ場を中心に、その周辺一帯の再出発が間近に見えて来ました。昨年2019年9月25日に行われた当該用地所有者の利活用事業者選定により、事業化計画が着々と前進して来ております。

 特にゴルフ場の運営を担う事になる株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(以下GDO)では、何時でもスタート出来る状態へ準備を整えつつある様で、2020年4月1日に立ち上げた新しいWEBサイトはその象徴になっています。

 2015年4月より同ゴルフ場の運営に携わって来た株式会社武蔵野は、実質5年をもって2020年3月31日に撤退しております。しかしながらCOVID_19の影響から、土地所有者とGDOによる最終的合意事項の締結までは、若干詰めの部分を残している事から至っていない様です。

 GDOによればゴルフ場用地のメンテナンスがおざなりになっており、修復への手間暇を考慮するならば、いち早い締結と作業開始が望ましいとしております。いずれにしても再開出来るのは、時間の問題と言えます。

 GDOによる初のゴルフ場運営に成りますが、パブリックスタイルを大前提にどの様な運営スタイルを展開するのでしょうか。それは茅ヶ崎市民のみならず、多くのゴルファーから受け入れられるのか、大変注目されています。

東京都以外でも広がるゴルフ場のクローズ

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TACT-CHARA_22.jpg COVID_19に対する4月7日の政府による緊急事態宣言以降、ゴルフ場をクローズし対応する動きについて、首都圏を中心に調査しました。その結果、下記ゴルフ場が4月12日現在、クローズしている或いはする事が判明しました。

■ 神奈川県
1、相模カンツリー倶楽部(4月7日より当面の間)
2、相模原ゴルフクラブ(4月13日~5月7日)
3、戸塚カントリー倶楽部(4月14日~当面の間)
4、程ヶ谷カントリー倶楽部(4月5日より当面の間)
5、本厚木カンツリ―クラブ(4月11日~5月6日)

■ 埼玉県
1、霞ヶ関カンツリー倶楽部(3月31日~当面の間)
2、清澄ゴルフ倶楽部(4月9日~5月7日)
3、東京ゴルフ倶楽部(4月4日~当面の間)
4、飯能ゴルフクラブ(4月8日~当面の間)

■ 千葉県
1、我孫子ゴルフ倶楽部(4月9日より当面の間)
2、鷹之台カンツリー倶楽部(4月8日より当面の間)

 東京都でクローズしているゴルフ場数は4ですから、合計15コースが首都圏でクローズしている事になります。これらは関東7倶楽部を中心に、いわゆる名門と言われているクラブが多く特徴となっています。

 クローズ期間を「当面」とうたっているゴルフ場は、臨機応変に対応して行く姿勢を示していると思われますが、約1ヶ月間に渡り閉鎖すると明言している所も有ります。これはクローズしても資金的に問題有りませんよ、と宣言しているに等しく、他のゴルフ場からすれば、大変羨ましい財務内容なのだと言えます。

 反面首都圏の大半のゴルフ場は、創意工夫をもって今回のCOVID_19と、対峙しているのが現状です。自然界にあって人間界に無かったCOVID_19ですが、一刻も早い対処薬の出現が求められています。

東京都下のゴルフ場でCOVID_19の関係からクローズ相次ぐ

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TACT-CHARA_22.jpg 新型コロナウイルス(COVID_19)の関係から、政府及び東京都が4月7日に「緊急事態宣言」を発令した事により、東京都下のゴルフ場では閉鎖して対応する動きが出て来ました。2020年4月10日時点での、閉鎖ゴルフ場は下記の通りです。

■ 小金井カントリー倶楽部
4月9日から4月28日までクローズ。WEBサイトで告知済み。

■ 桜ヶ丘カントリークラブ
4月8日から当面の間クローズ。
運営会社及びクラブ役員協議にて決断。政府と都の判断を受け再開予定。

■ 立川国際カントリー倶楽部
4月10日から4月24日まで会社方針にてクローズ。

■ 若洲ゴルフリンクス
3月2日から5月6日までクローズ。

 今回調査した東京都のゴルフ場は18、その内上記4コースがクローズした訳ですが、現在営業を継続しているゴルフ場に於いても、レストランでの食事方法を工夫するなど、それなりの対策を取りつつ行っています。その様な中プレー予約者からのキャンセルは、日を追って多くなっているのが現状です。

 なお本日4月10日には東京都の小池知事により、重要な方針が打ち出されると予想しているゴルフ場が多く、その方針を待って対応したいとしております。内容如何によっては、更なるクローズコースが出て来るかも知れません。

 健康促進に効果があるゴルフですが、プレーヤーは高齢のゴルファーが多いだけに、COVID_19の感染だけはなにが何でも避けなければならないと言えます。

多摩カントリークラブでは隔月から毎月審査へ

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多摩CC_tact.jpg 東京都下の多摩カントリークラブでは、入会手続きに関する幾つかの改正を、2020年3月に開催された理事会にて決議致しました。その概要は、下記の通りです。

1、入会審査を隔月から毎月へ変更
此れ迄同クラブでは、奇数月の15日で入会申請を締め切り、2ヶ月分の案件を翌月に審査しておりました。これを改め毎月15日に締めた書類を、翌月に審査する事になったのです。結果として、毎月入会審査が行われます。

2、名義書換用紙の入手が容易に
此れ迄入退会に関する用紙は、その都度ゴルフ場の東京本社経由で入手していました。がしかしこの用紙が、関東ゴルフ会員権取引業協同組合の事務局に於いても保管出来る様になり、組合員であれば臨機応変に入手し易くなりました。
急な取り引きが発生しても、速やかな対応が可能になったのです。

 この様なクラブの姿勢は、肩ひじを張らず上手に組合員と協調して行こうとする、大きな変化とも言えます。この体制が、今後当該会員権の流通促進へ寄与して行く事は、明白だろうと思われます。信頼関係無くしては、取り引き自体が難しいゴルフ会員権ですので、ゴルフ業界に於ける大きな前進だと言えます。

2020年4大メジャートーナメントの行方は

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TACT-CHARA_kakochou.jpg COVID_19の影響により開催時期が不明確だった2020年の4大メジャートーナメントですが、現地時間の4月6日それぞれの関係機関より、変更内容が明らかにされました。その概要は、下記の通りです。

メジャートーナメント 当初の予定 変更後の日程
マスターズ 4月09日~12日 11月12日~15日
全米プロ 5月14日~17日 8月6日~9日
全米オープン 6月18日~21日 9月17日~20日
全英オープン 7月16日~19日 中止

 PGA TOUR 2019年~20年シーズンは、9月7日に最終日を迎えるツアーチャンピオンシップが、最終戦となります。日程的にはこの後に、全米オープンとマスターズが組み込まれた事になります。

 マスターズが開催されます11月は、恐らく2020-21シーズンが開幕している事と思いますので、今回明らかにされたスケジュールは、苦肉の策とも言えるものです。しかしながら此の点には、可能な限り開催すると言うPGA TOUR の強い意志、姿勢も感じられます。

 なお全英オープンの中止は、過去1871年と2度の世界分割戦争時のみであり、その最後の中止が1945年である事を考えると、75年ぶりと言う事になります。

 この様なメジャートーナメント開催の動向を見ると、コロナ禍の及ぼす影響が甚大である事を痛感させられる反面、それに立ち向かうゴルフ界の知恵と勇気も又感じ取れます。

ゴルフシーズンに入るもトーナメント中止相次ぐ

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TACT-CHARA_22.jpg 新型コロナウイルス(COVID_19)の猛威は治まるところを知らず、男女ともトーナメント中止の知らせが相次ぎ、先行きが見えない状況です。一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は、2020年4月6日『39th フジサンケイ レディス クラシック』の開催中止を、発表致しました。

 開幕戦から中止措置を取っておりますので、3月から4月迄に予定されていた8戦全てが、開催中止になってしまいました。この流れからレギュラーツアーのみならず下部ツアーなどを含めたあらゆる試合が、何時再開出来るのか全く見通しが立たない状況です。

 これは男子ツアーに於いても同様であり。4月3日には『アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ2020』、4月6日には『第86回関西オープンゴルフ選手権』の中止が相次ぎ発表され、4戦連続となりました。次の焦点は5月下旬に予定されているミズノオープンですが、こちらも予断を許しません。

 ところで4月6日時点でのCOVID_19対策として、政府が間もなく「緊急事態宣言」を発令する模様との事から、ゴルフトーナメント開催はますます遠のくものと思われます。

府中カントリークラブでは入会条件及び手続きを改定

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府中CC_top2.jpg

 東京都下の府中カントリークラブでは2020年3月26日の株主総会に於いて、入会条件を一部緩和すると共に、入会手続き面でも柔軟に対応する事を決議しておりました。この改定内容は既に4月1日より実施されておりますが、これらを簡単にまとめるならば、下記の通りに成ります。

1、会員の推薦資格改定(5年在籍から3年へ)
此れ迄当該クラブ会員が入会希望者を推薦しようとした場合、5年以上在籍している事が絶対条件でしたが、この規定を3年へ改定。

2、会員権取得する事無く入会審査を受け付け。
此れ迄当該クラブへ入会申請する場合、或いは他クラブへの在籍無く事前審査を受ける場合、当該クラブ会員権を取得している事は大前提でした。これを改めいずれの場合も、会員権取得無くとも審査申請出来るとしたのです。

3、面接日を指定日以外に設ける事が可能。
此れ迄推薦者同席での面接は、奇数月の第一日曜日と定められており、ケースによっては翌々月へ先延ばしされておりました。これを改め入会希望者の諸事情を鑑み、特別に実施出来る場合があるとしました。

4、年2回の同伴プレーを適時実施へ改定。
他クラブへ在籍していない入会希望者へ実施する同伴プレーテストは、年2回と定められておりましたが、これを適時開催する事へ改めました。

 なお上記改定以外に大きな変革部分は、入退会手続きを進めるに当たり、クラブ所定の名義書換用紙を、これまでは郵送にて取得しておりましたが、これをWEBサイト上よりダウンロードし取得出来る様になった事です。WEBサイトのシステム変更作業上、4月中旬より利用出来るとの事です。

 入会条件の改定に伴い、流動性が高まるであろう会員の入退会手続きに、速やかに対応出来るようシステムを変更したものと思われます。

アコーディアゴルフが導入した『QRコード決済』

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 < QR決済_画像提供・アコーディア・ゴルフ

 株式会社アコーディア・ゴルフでは運営する全国115ヶ所のゴルフ場に於いて、2019年12月4日より「QRコード決済」を導入しました。約4ヶ月が経過した今日、その動きを確認すべく、同社ご担当者よりお話を伺う事が出来ました。

 QRコードとは聞き慣れない言葉ですが、いわゆる「Paypay」や「LINE Pay」と言われているもので、昨年頃より社会に定着しつつある決済システムの事です。今回「QRコード決済」が導入された115コースでは、既に1、クレジットカード決済 2、自動受付精算機による現金決済が行われておりました。

 アコーディア社の集計によれば、この中で利用者数の約60%がクレジットカード決済を利用しており、注目される「QRコード決済」は今のところ数パーセントとの事です。残る現金にて清算されるプレーヤーは、約30数パーセントに成ります。

 この様な決済システムに於いて、時には操作方法を来場者よりスタッフが質問される事は有るものの、基本は全て来場者個々人が操作し終了しています。ゴルフ場のフロントスタッフが、対面で清算業務を行う事は皆無です。「QRコード決済」を導入してからこの4ヶ月間に於いて、全てのシステムでトラブルは皆無で順調に経過している様です。

 「QRコード決済」を先駆的に取り入れたアコーディア社ですが、いずれこのシステムはアコーディア社以外のゴルフ場へも、じわじわと波及して行くものと思われます。グルーバル化と現金を持たない決済システムは、密接にリンクし浸透して来ておりますが、その動きがゴルフ場にも出てきたと言えます。

日本カントリークラブは7月から名義書換料を改定

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日本CC_tact-top.jpg
  < 2018年9月に導入された乗用カート

 埼玉県の日本カントリークラブでは、2020年7月1日より正会員権の名義書換料を改定します。これは本年3月に開催された、理事会に於ける決議にて実施するものです。新名義書換料は、税込660,000円です。

 此れ迄同クラブでは、会員権相場と調和のとれた名義書換料を模索して来ており、2016年7月からは減額キャンペーンと名打って、税別120万円の基本料金から税別60万円にて、新規入会の方々へ対応して来ております。

 まる4年のキャンペーン期間を経て、その金額と同等の金額が正規料金となる訳ですが、ある意味これが適正だと理事会は判断したとも言えます。クラブ関係者によれば、昨年一年間に於ける名義書換実績は、約20件との事です。この数字はあまりにも少なすぎる様に思われますが、これにはそれなりの背景もあったのです。

 同クラブでは2018年4月より、既存会員の家族や友人・知人向けに、正会員の補充募集を行って来ており、2019年末には無事予定人員を消化し終えております。入会金は税別120万円、預託金が30万円ですので、約150万円にて100口を集めきったのです。同クラブ自身が、入会を希望する大半のニーズを吸収してしまった訳ですから、売買実績が少ないのは当然の帰結と言えなくもないのです。

 会員募集で実績を残した同クラブですが、今年の7月以降は名義書換の下地を整える事で、書換実績を積み上げて行くものと思われます。なお平日会員権は、今回改定の対象外との事です。