静岡県の御殿場周辺ゴルフ場では、梅雨明けの8月に入り楢枯れが至る所で確認され、その対策が急務となっています。静岡県ゴルフ場協会加盟の東部支部エリアに於ける17ゴルフ場で、被害が確認出来なコースを数えた方が早い状況です。
コースによっては100本か或いはそれ以上の被害を受けており、年数を経た大木ほど被害が顕著であり、外観は葉が赤茶けている事から一目瞭然で確認する事が出来ます。このエリアでは此れ迄、松くい虫の被害は見られたものの、ここ20年ほど楢枯れは未確認で今日に至っております。
静岡県によれば対策として、1.燻蒸 2.1センチ未満への破砕 3.燃やす事を推奨しているものの、1から3迄どの作業に於いても、伐採は大前提になっています。この様な作業をゴルフ場のコース管理課のみで対処するのは、ほとんど不可能と言え、専門業者へ依頼せざるを得ないのだろうと思われます。思わぬ出費に成り、本数によっては馬鹿になりません。
県によれば市や町が主体になり、1ヘクタール当たり10本未満の作業であれば、国の補助金を申請出来るものの、それ以外の作業は対象外との見解です。このエリアのキーパーを中心に、8月19日に対策会議が開催され、情報交換と対策が練られるものと思われます。
栃木県の小山ゴルフクラブは県内の名門クラブに相応しく、泰然自若とした当該クラブが醸し出す雰囲気は、会員制クラブに於ける一つの模範の様にも思えます。
雰囲気とは長い年月と会員及びスタッフの努力により、形成されるものなのだと思われますが、当該クラブに於いてこれをより良く理解する為には、春光グループに関する知識は必要不可欠とも言えます。聞き慣れない言葉ですが、そのルーツは鮎川財閥までさかのぼる事になります。
1945年にGHQは日本15大財閥の解体を行いますが、鮎川財閥も当然その中に入っていました。当時約150にも及ぶグループ企業は、「日産懇話会」と言う会員組織に於いて、親睦と情報交換を行っていました。当然この組織も解体の憂き目に合ったのです。
その後1962年に倉田主悦の音頭で旧グループ会社13社の代表者が、東京港区の春光会館に集まり定例会を開催して行く事になりました。これは「日産懇話会」の再結成とも言えるものですが、集まった会館の名前から以降「春光グループ」として、旧グループ会社を中心に親睦組織が復活して行く事になります。
現在小山ゴルフクラブを経営している株式会社小山カントリー倶楽部の大株主8社は、まさしくこの春光グループの会員に他有りません。それは日立製作所、日立金属、日本水産、ニチレイ、損害保険ジャパン、日立化成、エネオス、日産化学などです。
日本を代表すそうそうたる顔ぶれですが、この様な企業の会員組織である「春光グループ」が、当該ゴルフ場のバックボーンとなっているのです。なんとも頼もしい話では無いでしょうか。なお春光会館は伊藤博文の息子である伊藤文吉の邸宅であり、その雅号である「春光」から取っているとの事です。
コロナの影響下で中断していた、ゴルフスタジアム事件に関する訴訟ですが、やっと動き出しました。東京地裁を舞台としたこの裁判は、規模の大きいものから少人数のものまで、7グループに分かれています。
この度やっと裁判期日が、明らかにされたのですが、その概要は下記の通りです。
1_8月14日(金) 対ジャックスHグループ
2_8月21日(金) 対セディナ
3_8月24日(月) 対東京センチュリー・ビジネスパートナー
4_9月04日(金) 対ジャックスMグループ
5_9月11日(金) 対クレディセゾン
6_9月24日(木) 対オリコ
どの裁判も4、5、6、7月と4ヶ月もの間空洞化した事から、文字通り久々の再開に成ります。なお本日はジャックスを被告とした、「債務不存在確認請求」裁判が開催されます。今年3月27日に20回目を開催して以降、6月5日に予定されていたものが今日へと延期されていました。
茨城県の茨城ゴルフ倶楽部では今月の8月上旬に開催された理事会にて、当該倶楽部会員が入会希望者を推薦出来る年間の人数を3名迄としました。
此れ迄当該倶楽部では、年間に推薦出来る人数を制限した事は無いのですが、特定の人物があまりにも推薦回数が多いとの理事からの指摘もあり、年間3名迄との制限を設ける事になったのです。適用は2021年1月からに成ります。
当該倶楽部では会報を発行していない事から、会員への告知は場内掲示が主になる様です。またこの措置に対するリスク面は、特段議論される事が無かった様ですが、常に名義書換実績が豊富な倶楽部ですので、心配無用と言うところなのでは無いかと思われます。
当該倶楽部関係者によれば、当該推薦会員と入会希望者が知り合った契機はともかく、「面識の無い単なる名義貸し」で無ければ、年間何人推薦しても良い様に思うとは言うものの、実際の入会審査となると判断が難しいのだと思われます。
この問題を発展させ行きつく処は、やはり除名システムを明確にしておく事では無いでしょうか。多くの会員が不愉快と感じる行為を延々と繰り返す問題児を、除名出来るシステムが無い限り、入り口で制限をかけようとするのは、当然の成り行きだと言えます。此処には会員制倶楽部に於ける運営の難しさが有り、常に悩まされる問題ですね。
茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブと静ヒルズカントリークラブの両クラブでは、2020年7月に入会条件を改定し即日実施しております。これは両ゴルフ場の経営会社である株式会社宍戸国際ゴルフ倶楽部が、両クラブへ提案する形で承認されたものです。
改定されたのは、1.入会年齢を20歳から18歳へ 2.JGA加盟の他クラブ在籍要件を撤廃 3.反社関係の文言をより明確化の3点です。同クラブによれば今回の改定は、よりクラブの現状を反映したものになったとしております。
此れ迄同クラブでは、人物的に同クラブに相応しい方であっても、形式上の条件から逸脱してしまう入会希望者へは、面接や同伴プレーを行う事でカバーして来ました。そして今この様なプロセスを経て入会された方々は、同クラブの大半を占める迄増加して来たとの事です。
この様な現状を鑑み、より実態に即した入会条件へ変更する必要有り、との判断から改定されたと言うのが今回の真意です。なお反社関係の文言は、抽象的表現からより具体的な内容となっており、理解し易いものとなりました。今回の改定が明文化される事により、よりストレートに入会希望者へ訴求されて行く事と思われます。
神奈川県の葉山国際カンツリー倶楽部では、2020年9月1日より『分割預託金制度』の適用年齢を、此れ迄の満55歳以下から満60歳以下へ変更するとの事です。これは8月に入り、経営会社である株式会社三和より、明らかにされたものです。
当該倶楽部へ入会する為には、入会承認後に名義変更料と追加預託金と呼ばれている所謂入会預託金を、倶楽部へ支払う必要が有ります。その追加預託金額は正会員が300万円、平日会員は200万円です。
この金額について通常は一括納入なのですが、正会員であれば120回の毎月25,000円、平日会員であれば100回の毎月20,000円と分割納入が可能なのです。これを『分割預託金制度』と呼称しているのですが、この適用年齢を5歳、9月より引き上げる事になったのです。適用対象が広範囲になりました。
この狙いは入会希望者の資金負担を一時的に軽減し、より入会し易い様に仕向けたい、と言うのが今回の大きな改正へ至った目論見です。今回この制度を利用し会員となっている数を、倶楽部側は明らかにしていませんが、利用実態としては多いのだろうと推察されます。この裏付けが有るからこそ、更なる拡大を望める為に、年齢を拡大してのではと思われます。
アイデア満載の当該倶楽部に於ける動向です。
フジサンケイグループと一般社団法人日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)は2020年8月6日、『48thフジサンケイクラシック』を無観客で開催するとして、報道関係者へ一斉に告知しました。
やっとこの試合から男子の国内ツアーが、動きだす事になりました。振り返ればこの間、多くのゴルフ関係者やゴルフファンにとって、絶望感にさいなまされながら過ごした期間だったのではないかと思われます。当該試合は1月に開催された『SMBCシンガポールオープン』以来となるのですが、この間11試合が中止或いは延期を余儀なくされて来ました。
開催コースである山梨県の富士桜カントリー倶楽部によれば、グリーンの状態は常に最高の状態をキープしている事から、今回の発表に当たっても特段慌ててやる作業は無いとしております。また春先から「中止」と言う声を聞く事も無かったので、準備は常にしていた様です。
今回開催されるに当たり、8月5日外務省が外国人の再入国規制を緩和した事が、大きな追い風になっています。JGTOのシード権を有している外国人比率は高く、彼らの存在無くしてトーナメントを語るのも難しい現状は、常にトーナメント開催を検討する上でネックになっていました。
しかしながら例えば今回日本の在留資格を有している韓国人A選手が、4月3日以前に日本を出国していた場合、再入国の申請手続きを取る事で、8月5日以降日本への再入国が可能となったのです。
やっと陽の目をみつつあるトーナメントですが、JGTOでは当該大会を成功させるべく、先日発表された「感染症対策ガイドライン」にのっとり、PCR検査を全関係者へ行って行くとしており、強い意気込みをみせております。ただ今回の事態に対し喜んでばかりいられないのは、コロナの状況次第では中止される可能性も充分ある事です。
なおJGTO青木会長は、次の様なコメントを残されています。
「 開催に向けてご尽力いただいたすべての皆様方に心から感謝申し上げます。」
ゴルフ関連5団体新型コロナウイルス対策会議は2020年8月4日、ゴルフトーナメント開催へ向けた新たなガイドラインを発表しましたが、その基調は「対策をしっかり取り開催しましょう」と言うものになっています。
下記カッコ内文言は、ガイドラインを抜粋したものです。
「開催地の自治体との連携を緊密に図って、試合を開催・継続することが前提であることを強調しておきます。
ゴルフトーナメントに関るすべての者が、濃厚接触者とならないよう正しく個人防衛に努め、クラスターを発生させないよう、安全を第一に”日本のスポーツ文化を守る”ことが、最も重要な目標と考えます。」
前回のガイドラインではトーナメント開催に関する記述は殆ど無く、如何にコロナから自主防衛して行くかと言う点に、論点が絞られた内容に成っておりました。しかしながら今回のガイドラインでは、トーナメントを開催して行く事がスポーツ文化を守る事だ、と一歩踏み込んだ内容に成っているのが特徴です。
このガイドラインは野球やサッカーなどのプロスポーツ団体が、新型コロナ対策をまとめた資料を参考にしており、今回改定は3回目になりました。その都度新しい情報を基に指針が変化して行くのは当然であり、この度の前向きな内容は、新型コロナ対策が新たなステージに入って来た事も告げています。
既に幾つかのトーナメントも開催され実績を積み上げて来ておりますが、大会スポンサーには勇気をもって開催の名のりを上げて頂きたいと思います。開催へ向けた詳細な指針が、このガイドラインには掲載されており、ある意味お墨付きを得られたとも言えるのではないでしょうか。
待ちに待ったメジャートーナメント第1戦の全米プロが、今週の8月6日に開幕します。開催コースはカリフォルニア州サンフランシスコにあるTPCハーディングパークですが、7,234ヤードパー70のセッティングとなっています。
参戦する日本人選手は、松山英樹と石川遼の2名です。今平周吾選手は出場資格を有していたにも関わらず、今回は欠場となっております。その他日本でも知名度の高い、リー・ウェストウッドも欠場を表明しています。
この模様は日本でも、ゴルフネットワークやGOLFTVなどのインターネット中継にてライブ配信されますので、居ながらにして現地の雰囲気を堪能する事が出来ます。やはり期待は松山英樹選手ですが、昨年2019年は19位タイ、2017年は5位タイ、2016年は4位タイと過去の戦歴を振り返ると、この様な実績を残しているだけに注目度も自然と高まります。
その他の見所としては、ブルックス ケプカ選手の3連覇成るか否か、と言う点では無いでしょうか。此れ迄メジャー100年の歴史を振り返り3連覇以上を達成したのは、1924年から27年まで全米プロを4連覇したウォルター ヘーゲンと、1954年から56年まで全英オープンを3連覇したピーター トムソンの2選手のみです。ケプカ選手による偉業成るか、大いに注目です。
日本から参戦するもう一人の石川遼選手は、此れ迄日本国内での試合が全くない中でのメジャーですから、他の参加選手と比べるとハンディが多い様に感じてしまいます。石川選手には是非4日間戦って、日本のゴルフファンを喜ばせて頂きたいと思います。
株式会社ニトリと一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下JLPGA)は、2020『ニトリレディスゴルフトーナメント』を無観客にて開催するとして、8月3日メディア関係者へ一斉に告知しました。
開催日は予定通り8月27日~30日迄の4日間、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に、女子プロの熱き戦いが繰り広げられます。此れ迄既に「アースモンダミン」が開催されており、更に「NEC軽井沢72」も開催が決まっておりますので、当該試合は今年実質3試合目に成ります。
当該トーナメントの関係者によれば、4月の頃より一貫して周囲から「中止」の声は、聞かれなかったとの事ですから、開催へ向けた下準備は様々な部門で着々と進められていた様です。これを裏打ちする様に開催コースのグリーンは、ペンA2芝の状態が最良の状態で、当該倶楽部の競技では12フィートの速さを実現しています。
芝のクオリティーは一夜にして出来上がるものではない事から、当該ゴルフ場キーパーによる気合の入れ様が、ひしひしと伝わって来る話です。この気概に関しては、主催者のニトリも負けていません。此れ迄賞金総額1億円を予定しておりましたが、今大会に限り1億円を増額し合計2億円となったのです。
この試合の模様はテレビ東京系列全国6局ネットと、BSテレ東で生中継されると共に、インターネット中継についても検討されています。JLPGA側がテレビ局サイドへ、「生中継」を強く依頼したとの声も聞こえて来ており、意気込みが伝わって来ます。
少しづつですが動き出した感のある女子プロトーナメントですが、8月3日には更にこれらの動きを加速させるかの様な報告が、入って来ております。それはニトリレディスの翌週に開催を予定していた2020年『ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント』が、無観客ではあるものの予定通り開催する事が明らかになったのです。一連の流れが更に加速する事を、期待したいと思います。