
< 投棄場所より見える中コース3番ホール >
鶴カントリー倶楽部(栃木県)のコース管理課スタッフは、2020年4月18日(土)出勤途上の朝5時30分頃、クラブハウスへ向かう道路の右側斜面に、上記写真の如く産業廃棄物が、大量に投棄されているのを発見しました。ちょうどその場所は、スタッフがコース管理棟へ左折する所の向側、中コース3番ホールのグリーン上からも見える場所です。
昨日まで無かったものが突如出現した訳ですから、何事が起きたのかと驚いた倶楽部では、その日の内に宇都宮中央警察署へ届け出たとの事です。当日及び翌日の2日間に渡り、現場確認の為に担当警察官が来ていると共に、20日の月曜日には宇都宮市役所へも連絡しております。
廃棄物は原型を残さない様な形で破砕されてはいるものの、中には製造番号が記載されたエアコンの破片などを見つける事が出来ます。この様な投機物が、リサイクルに於けるどの様な過程のものかは分かりませんが、業務としている者でなければ、10トントラック2台分とも言われるこの量を扱う事は出来ないと思われます。
市の廃棄物対策課では、私有地と言えどもこのまま放置しておく事は好ましく無く、投棄者が確定出来ない現状では、土地の所有者が自らの費用で処理して欲しいとしております。当該倶楽部の林支配人曰く、専門業者との打ち合わせが進んでいない現時点では、あくまでも推測の範囲だが、数十万円で済む話では無いのではと語っています。
何故にこの様な事件が、発生したのでしょうか。当然誰しもが考えるのは怨恨関係ですが、支配人曰く思い当たるフシが全くないのと、当該地がゴルフ場の所有地である事はほとんど知られてない為、行きずりの犯行ではとしております。
事件発生から約1ヶ月が経過するものの、COVID_19の影響からか警察や行政の動きも悪く、更には撤去に関する専門業者の見積リ作業も進んでいない様です。尚、会員からは同情的意見が多く、励まされているとの事。
公益社団法人 日本プロゴルフ協会(以下PGA)は2020年5月14日、今年2020年に開催予定の『第88回日本プロゴルフ選手権大会』について、延期する事をメディア関係者へ明らかにしました。
今大会は7月2日(木)~7月5日(日)までの4日間、栃木県の名門・日光カンツリー倶楽部で開催される予定でした。しかしながらCOVID_19の感染が、ほぼ日本全土をおおい尽くす中、ゴールデンウイーク明け以降若干の終息傾向をみせつつも、5月14日政府により緊急事態を解除されたのは、全国で39県に留まっております。
栃木県は今回の解除対象県であり、自粛要請の緩和が今後徐々に実感されて行く事とは思われますが、大会開催に当たりその関係者の多くは、非解除エリアから移動して来る事も当然想定されています。この様な理由から、今回延期の判断が下されました。
しかしこの判断は、あくまでも延期であり、中止では有りません。当然状況が好転した場合、開催へ向け舵が切られる事と思いますが、反面集団感染などが各地で再度起きた時には、当然中止も有り得るのだと思われます。いずれにしても最終判断は、6月15日に開催されるPGA定例理事会後と成ります。
日光カンツリー倶楽部会員によれば、現在のコース状況は最高の状態になりつつ有り、特にグリーンは申し分無いとの事です。同倶楽部松本理事長とPGA倉本会長の熱い思いが、COVID_19を焼き尽くしてくれるのでしょうか。
公益社団法人 日本プロゴルフ協会(以下PGA)は2020年5月13日、「2020PGAティーチングプロアワード」受賞者を発表致しました。最優秀賞に輝いたのは、坂本博之プロ(49=スイングデザイン#19)です。坂本プロが受賞したタイトルは、「なぜゴルフは教わるのも教えるのも難しいのか?」と言うものです。
同プロはプレーヤーがテークバックに入り、インパクトを迎えそしてフィニッシュまでの時間を、約2秒としております。あっという間に完結するゴルフスイングは、教わるのも教えるのも難しいと、YouTube の動画で説明しています。
今回この賞の最終選考会に残ったのは3名です。最優秀賞と優秀賞を決めるに当たり、PGAが活用したのは YouTube の動画配信です。この動画の選考会を見て、投票した人々は約600名との事。この中から坂本プロは多くの票を獲得し、栄冠に輝いた訳です。
今回のアワードを振り返りPGA井上建夫資格認証部委員長は、「プレゼンテーション能力が年々向上している」として、選考会3名を高く評価しました。またPGA所属プロが持つ潜在能力の高さは、今後の活躍を大きく期待させるものであり、可能性を感じたとしています。
坂本プロは動画の中、間髪入れず饒舌に語っています。是非ご関心を持たれた方は、既に受賞が決まった後ですが、一度 YouTube を見て頂く事をお奨めします。検索キーワードは、「2020PGAティーチングプロアワード」です。坂本プロのゴルフ理論に触れられると共に、語りの魅力に引き付けられます。
PGAには是非来年も又このスタイルを、踏襲して頂きたいものです。

一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会(以下NGK)の関連企業である日本ゴルフ場共同購入株式会社では、上記写真のマスクを、2020年4月28日より販売しております。既に5月初旬段階で約9,000枚の注文がある中、準備が整った分より適時発送しているとの事です。
マスクは抗菌加工のコットン布製であり、20回程度の洗濯による再利用が可能です。洗濯は洗濯機では無く、洗濯洗剤を入れた洗面器へ10分ほど浸け、押し洗いの後に水洗いで洗剤を落とせばOKです。この作業の注意点は、手もみ洗いをしない事です。洗濯後は部屋干しで充分対応出来、翌朝には又使用する事が出来ます。
価格は1枚税込297円です。1袋50枚入りですが、1枚からの販売も可能です。しかし300枚(6袋)以上のご注文は、メーカーから直送する関係から、納期には若干余裕が欲しい様です。なおこのマスクを製造しているメーカーは、医療関係の衣服製造をメインにしているとの事です。
メーカーでは増産体制が整いつつある事から、多くの注文にも対応可能としております。このマスク販売は上記法人が窓口になっており、NGK加盟ゴルフ場を主な対象にしていますが、未加盟のゴルフ場や一般個人からの問い合わせにも対応中としております。
連絡先は下記の通りです。
日本ゴルフ場共同購入株式会社 TEL 03-5577-4369 / FAX 03-5577-4382
公益社団法人 日本プロゴルフ協会(以下PGA)は、2020年5月に入り、7月に3試合を開催する事を明らかにしました。これは4月後半、PGA内に於いて決められたものですが、その試合は下記の通りです。
関東プロゴルフグランドシニア選手権大会
・日程:2020年7月7日(火)
・会場:箱根湖畔ゴルフコース
関東プロゴルフゴールドシニア選手権大会
・日程:2020年7月14日(火)
・会場:箱根湖畔ゴルフコース
関西プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会
・日程:2020年7月14日(火)
・会場:広島ゴルフ倶楽部 鈴が峰コース
PGAではCOVID_19に対する見通しとして、「収束に向かうのか不透明な状況」としながらも、7月に入り3試合を開催するとしたのです。この開催に当たっては競技日程を短縮し、選手はセルフプレーで実施するとしており、考えられる感染対策を施しております。
男子及び女子のレギュラーツアー開催が、明らかにされていない今日、PGAの決断は単に無謀と言えるものでは無く、他力本願では何事も切り開けない現実を、問うている様にも思えます。政府による「緊急事態宣言」解除を御旗に、試合開催へと舵を切るのであれば、誰からも非難されないと思われ、安全運転だと言えるのでしょうが。
今回の判断は、周りが良く見えるPGA・倉本会長の決断とも言え、ゴルフ界に大きな話題を提供してくれています。
静岡県の富士カントリークラブでは、会員権の名義書換料減額キャンペーンを一旦2020年4月末にて終了し、キャンペーン名称を変更し引き続き5月1日より行っております。
新たな名称は『東京オリンピック記念減額キャンペーン』です。来年2021年4月末までの1年間の期間限定と成りますが、具体的な内容は下記一覧の通りです。
会員種別 |
通常料金(消費税込み) |
減額料金(消費税込み) |
個・法 |
名義変更料 |
保証金 |
名義変更料 |
保証金 |
正会員 |
880,000円 |
30万円 |
770,000円 |
無 |
甲種平日 |
660,000円 |
無 |
495,000円 |
無 |
乙種平日 |
440,000円 |
無 |
275,000円 |
無 |
キャンペーンの名称は変われども内容は変わっておらず、この内容での名義書換は2018年4月1日から行われています。クラブによれば会員権の名義書換は、大変好調との事ですので此処で打ち切っては、先行きの見通しが不透明になってしまう、との判断で継続して行くのだろうと思われます。
この2年間の好調さは、保証金導入を無意味と示唆しているものであり、机上の論理では無く科学的そして冷静な判断を進める上で、重要な資料になっているものと思われます。我慢強く過去の保証金清算へ向け、今後とも経営陣には鋭意努力して頂きたいものです。
神奈川県の相模原ゴルフクラブでは、当初の予定通り5月8日から、営業を再開しております。同クラブでは2020年4月13日より、COVID_19の感染拡大阻止に協力する為、ゴルフ場を自主的にクローズし対応し来ておりました。
当然クローズ前そしてクローズ期間中も、当該ゴルフ場関係者から感染者が出る事は無く、また会員、ゲスト、従業員の安全安心を確保する術を構築出来つつある事から、再開へ至ったのです。会員へは5月3日に書面で再会の連絡を行うと共に、自らのWEBサイトにおいても同様の告知をしております。
ゴルフ場を閉鎖する事が、集団感染を発生させない唯一の強力な手段であり、又それを立証出来る術である事から、当該クラブは自らの身を切る苦しみをもって社会貢献した事になります。
PGA TOUR の下部ツアーであるKorn Ferry Tour は、米国東部時間2020年5月4日にツアー再開へ向けた日程を公表しました。再開1試合目は6月11日から14日までの4日間、フロリダ州のTPC ソーグラスを舞台に、「Korn Ferry チャレンジ」で幕を開けます。
同ツアーは既に2020年1月から2020年シーズンが開幕しており、2月の最終週までで6試合を消化しております。この度発表された試合数は17ですから、全23試合が仕切り直された分を含めた全日程に成ります。
2020年全世界で猛威をふるっているCOVID_19の影響により、3月19日から22日までの4間の日程で予定されていた、同ツアーの「Chitimacha Louisiana オープン」が中止になりました。以降この試合を含め10試合に対し、中止と言う決定が下されていたのです。
再開後4試合は無観客にて開催されるとの事ですが、その後はCOVID_19の状況を鑑みながら、最適な観客の入場方法を決定して行きたい、としている同ツアーです。そしてその基準は、入場者の健康を保証するものでなければならない、としております。
今回 Korn Ferry Tour の再開と言うニュースは、ゴルフファンにとり明るいニュースで有ると思われますが、出来ればCOVID_19の状況や再開基準なども具体的かつ明確に、開示して欲しかったと言えます。何故ならば、それは日本に於けるゴルフ関係者へも、大きな判断材料に成り得るからです。
なおゴルフチャンネルでは、再開後の3試合目から視聴出来ます。
COVID_19による感染拡大を阻止する為、政府は2020年4月7日に『緊急事態宣言』を発令しました。当初その対象は7都府県でしたが、その後全国へ拡大され、そして先日5月4日には5月末まで自粛期間が延長されました。
この様な状況下、自主的に閉鎖する事で対応している、或いは対応した関東(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)のゴルフ場を、下記の通りまとめてみました。調査期間は4月9日~5月6日までの約1ヶ月間。調査方法は電話とWEB検索の二本立てです。
対象自治体 |
閉鎖数 |
調査数 |
東京都 |
6 |
18 |
神奈川県 |
11 |
49 |
埼玉県 |
19 |
80 |
千葉県 |
15 |
148 |
茨城県 |
5 |
108 |
栃木県 |
6 |
118 |
群馬県 |
14 |
67 |
1都6県合計 |
76 |
588 |
閉鎖した上記76ゴルフ場の中には、スタッフ或いは来場した会員及びゲストがPCR検査の結果、陽性反応が出た為にその様な措置を取った4コースが有りましたが、集団感染となったゴルフ場は一つも有りませんでした。
『緊急事態宣言』以降ヤフーなどのポータルサイトには、「ゴルフ場は混んでいる」などゴルフを揶揄した記事を目にしましたが、この様な記事は関係者にとりはなはだ不愉快であり、実態を良く調査せず一面的見方をした<オモシロ記事>と言わざるを得ません。
今回調査した588のゴルフ場では、各自如何に来場者の安全を担保出来るか、創意工夫しながら運営をしておりました。しかしながら調査対象自治体に於いては、具体的に自粛要請を解除出来る基準を明確に示していない事から、多くのゴルフ場では目標を持てない事に、いら立ちを抱えております。
茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブでは、クラブへ入会申請するに当たり、その書類提出を入会申請者ご本人が、自ら行う事を大原則としております。代理人を立てる事では済まないのです。
この様な手順を採用しているクラブには、鎌ヶ谷カントリークラブ(千葉県)、我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)、鷹之台カンツリー倶楽部(千葉県)、狭山ゴルフ・クラブ(埼玉県)、高坂カントリークラブ(埼玉県)などを上げる事が出来ます。
名の通ったクラブが採用しており、意外に多い様に思えるものの、関東圏に於いてその実態は、まだまだ少数派だと言えます。多くのクラブは会員権業者による代理申請を認めており、その役割も又重要なものになっています。では入会希望者と直接面会する事で、当該クラブは何を求めているのでしょうか。
クラブが目的としているものの一つは、入会申請書類に不備が無いかを直接確認出来、二つ目にはクラブと経営会社の概況を、直接入会申請者へ説明出来る事で、相互理解を深められるとしております。より良いコミュニケーションを取っておく事で、後々のクラブ運営をスムースにして行きたい、と言う考えがこの背景には有ったのです。
入会申請場所に付いては、東京本社或いはゴルフ場現地その何れでも可能であり、日時調整も臨機応変に対応しているとの事です。入会申請者にとっても、どの様な会社が経営しているのかは、机上の資料のみならず、自身の目で確認しておきたいですよね。
会員を大切にしたいと言う、当該クラブの姿勢を垣間見た様です。