広島吉和の森ゴルフ倶楽部存続へ従業員側が自主運営へ

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 広島県廿日市市の『広島吉和の森ゴルフ倶楽部』では、かねてより2025年12月15日をもって閉鎖する事を明らかにしていましたが、12月16日以降も従業員側が自主運営を行い存続しているとして、産経新聞の矢田幸己記者が12月23日付けの同紙にて伝えています。

 振り返れば、「当該ゴルフ場が閉鎖されメガソーラーが設置される」、地元でこの噂がひろまったのは2025年1月の頃でした。更に同年3月には太陽光発電を手掛ける福岡の事業者へ、ゴルフ場用地の所有権移転の仮登記が発覚するなどし、2025年8月4日にはゴルフ場従業員並びに会員が閉鎖反対の記者会見を行い、経営者側との対立が鮮明になりました。

 23日付け産経新聞によれば、経営者側がゴルフ場閉鎖の為に従業員解雇を通知したのは2025年11月12日ですが、此れに対し従業員側は解雇無効を訴え広島地裁へ申立てたとの事。不当解雇無効との主張から12月16日以降も従業員側は、当該ゴルフ場へ日常業務の為に出勤しています。

 しかしながら経営者側は、従業員側の行為は建造物侵入罪にあたり法的措置も辞さないなど、強硬姿勢を貫いています。
 いずれにしても事件の長期化は避けられないものと思われますが、どの様な形で決着して行くのか今後の動向が注目されます。