
一社)日本ゴルフツアー機構(JGTO)は2025年6月17日都内会場にて、今シーズン中10月に新規の『フォーティネット プレーヤーズ カップ』開催を明らかにしました。概要は下記の通りです。
■ 大会名称:フォーティネット プレーヤーズ カップ
■ 主 催:ジャパンゴルフツアー選手会(共催:一般社団法人日本ゴルフツアー機構)
■ 特別協賛:フォーティネットジャパン合同会社
■ 協 力:成田ヒルズカントリークラブ株式会社(千葉県)
■ 賞 金:総額100,000,000円(内優勝賞金2000万円)

フォーティネットジャパン社が資金提供し新たに開催される大会ですが、同社がこの大会を開催する事により狙うものは、日本に於ける同社の認知度上昇です。同社マーケティング本部長である米野宏明(こめの ひろあき)氏によれば、企業認知度向上へ向けここ3年間を費やして得られた結論が、ゴルフトーナメント開催だったとの事。
同社の親会社は、米国に本社を置くサイバーセキュリティを本業とするフォーティネット社で、世界有数の企業です。日本法人は2003年に設立されていますが、目的は安心安全なサイバー空間を、日本の取り引き先企業へ提供する事になります。
同社の多くの取り引き先企業役員はゴルフに慣れ親しんでおり、訴求性の高いスポーツだと認識した米野本部長は、米国本社と交渉しJGTOトーナメント開催の予算を勝ち取れた結果が、当該大会開催に繋がりました。トーナメントは複数年開催する計画であり、JGTOとはその様な契約になっています。
企業認知度向上へ向け同社の当面の到達目標を伺う事は出来ませんでしたが、ここ数年での目標達成を射程に入れているものと思われます。しかし至らなかった場合は、「私が責任を取ればいいだけですから」、と悲壮感は無いものの米野本部長はそう語ります。
JGTO選手会主催によるものは当該大会を含め2大会になりますが、「第5のメジャーへ育てたい」とは、選手会のみならずJGTO側の総意でもあります。早期にJGTOツアーからフォーティネットジャパン社が撤退してしまうのか、或いはJGTOツアーの顔へ育つのか、先ずは今秋開催される大会に注目です。
なお今大会の会場となる成田ヒルズカントリークラブとは単年契約との事から、来年会場は変更になる可能性が有ります。