仙台空港カントリークラブを経営する株式会社仙台空港カントリークラブは、2023年5月9日会員債権者25名更に同じく債権者である株式会社エイチ・ジェイ(代表者:岡本豊_以下HJ)より、東京地裁へ会社更生手続開始申し立てを受けました。此れを受け同地裁は、同日調査命令を発動しています。
債権者数は約1,900名にて、その負債総額は約7億5,000万円に上ります。申し立て代理人は、西村國彦弁護士他4名(東京新宿、さくら共同法律事務所_TEL03-6384-1120)。此の度約1億8,000万円の最大債権者となったHJは、債権者であると同時に同ゴルフ場の運営会社でもありました。一見複雑な同ゴルフ場をめぐる関係は、仙台空港CC社をめぐる株主構成に起因していますが、その概要は下記の通りです。
■ (株)仙台空港カントリークラブ(100%株式保有者はSW開発株式会社)
■ SW開発株式会社(株式会社韓国産業洋行_50% / 株式会社ディ・アイジャパン_50%)
仙台空港CCが2004年の法的整理時に、受け皿として設立された特定目的会社
■ 韓国産業洋行は子会社であるHJを同ゴルフ場の運営へ当たらせる
■ HJ(米原ゴルフ倶楽部など国内9コース、国外19コースを運営する専門企業)
今回訴訟沙汰になった要因は、デイ・アイジャパン自らが保有するSW開発の株式50%全てを、2022年末に株式会社WOコンサルティング(代表者:小澤洋介)へ譲渡しており、譲り受けたWO社が手続き手順を踏まず、一方的にHJ社を同ゴルフ場から締め出した事によるものです。
今後5月17日には宮城県名取市に於いて、会員説明会が開催され、この間の経緯などが説明される様です。