サンレイクカントリークラブは2021年12月経営交代へ

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ゴルフ事件過去帖_TACT-No1.jpg 栃木県のサンレイクカントリークラブを経営しているサンレイク株式会社は、2021年12月2日新たな経営体制へ移行した事が分かる株主構成と成りました。

 同社は2002年4月に民事再生法の適用を申請し、同年12月には新経営体制へ移行したのですが、当時当該ゴルフ場の再建に名乗りを上げたのは、会員でもあった病院経営者の原中勝征氏でした。同氏は後に、第18代日本医師会会長へ就任された事から、その存在感は際立っていました。

 しかしながら病気を治癒する医師業とゴルフ場経営は、必ずしもリンクしなかった様で、傷口を塞ぐどころか、更なる原中氏の自己犠牲無くして、経営は立ち行かなくなっていったのです。周辺のゴルフ場がビジターの客単価を下げ集客に走る中、当該ゴルフ場は頑なに値下げ作戦を実行する事は有りませんでした。

 この様な窮状を察してか、2020年初秋頃には様々な買収案件が原中氏へ持ち込まれ、この度ついにソフトランディングに成功したのです。この件に関する出資者は株式会社タカラクリエイト(長野県:代表取締役社長_上村康治)、運営は株式会社ザナショナルカントリー倶楽部(東京都:代表取締役社長_守谷牧)が行います。

 疲弊した当該ゴルフ場をどの様に再生して行くのか、多くのゴルフ場を再建して来た実績を持つ守谷社長の手腕に、全てがかかっている事業です。なお既に守谷氏の片腕とも言える山本暢氏が、総支配人として着任しています。