2017年6月14日~16日までの3日間、茨城県のザ・ロイヤルゴルフクラブを舞台に開催されたチャレンジトーナメントの第5戦・『ザ・ロイヤルゴルフクラブチャレンジトーナメント』は、トータル6アンダーで大槻智春選手が優勝しました。この優勝で獲得した優勝賞金234万円により、大槻選手はチャレンジの賞金ランキングも、1位の星野選手に約10万円差で2位へジャンプアップしました。
今シーズンに入り大槻選手は、チャレンジ4戦とレギュラーツアー1戦の合計5戦を戦い抜いてきておりますが、目立った戦績に恵まれず『日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯』において29位タイへ入った点が、記憶に残るところです。この度の優勝で同選手は、7月6日より開催されるレギュラツアー・『長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ』への出場権をも獲得する事が出来ました。
東京レジャー開発株式会社が主催し日本カバヤ・オハヨーホールディングス株式会社が特別協賛にまわった今大会は、開催コースがモンスター級と言う事でも話題になりました。このコース総距離は8,024ヤードあり、従来のトーナメントでは考えられない長さです。更にパー72に対して3日間の平均ストロークは74.192だった事からも、如何に難易度の高いコースであるかが解ります。
このコースに挑んだ144名の選手中、初日アンダーパーで回って来たのは17選手のみでしたが、3日間終わってみれば決勝を戦った73選手中6名のみがアンダーパーでした。その様な中で大槻選手が出した6アンダーは突出しているのですが、9割以上の選手が大苦戦したのです。
来年から3年間レギュラーツアー・『━全英への道━ ミズノオープン』は、当該コースにおいて開催される事が決まりましたが、長渡譽一氏が設計した<世界基準のコース>へ、今度はレギュラーツアーを戦う選手が挑む事になります。どの様な結果が待ち受けているのか、多くのゴルフ関係者が注目しております。