2017年6月21日一般社団法人国際スポーツ振興協会(以下ISPS)と一般社団法人日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)は、東京都内において今夏8月1日より開催されます『ISPSハンダマッチプレー選手権』の概要を明らかにしました。会見にはISPS半田晴久会長とJGTO大西久光副会長をはじめ関係者4名が出席すると共に、ISPS所属プロである谷原秀人、藤本佳則の2氏が同席しました。
この大会を今年から始める動機になったのは、ネスレ日本株式会社の高岡社長が昨年の『ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯』開催時に、「マッチプレーの灯を消さない」と語った事に端を発していると半田会長は明らかにしました。世界で活躍する為にはストロークプレーにもマッチプレーにも強くなる必要があり、この大会からその様な選手を輩出して行きたいと共に、JGTOとタッグを組む事により男子ゴルフ界を活性化して行きたいと、大会への熱い思いを半田会長は語りました。
大会賞金総額は2億1,000万円で優勝賞金は5,000万円になりますが、この賞金の一部はJGTO選手の年金基金へ組み込まれる事が明らかにされました。出場選手選出についてはスポンサー推薦も無く、大会関係者によりあみ出された「ISPSハンダマッチプレー選手権ランキング」を基にして、96名が選ばれるとしております。
JGTOを代表して大西副会長はこの様な大会を開催出来る要因として、JGTOツアースケジュールの中でオープンウイークが有った事と、開催会場となる浜野ゴルフクラブが2週間に渡りコースを貸し出してくれた事だとしました。
また今大会の特徴を、次の様に指摘しました。一番目は7日間に渡り106マッチが行われる大会は、世界にも例を見ないのでは無いかと言う事、二番目として初日と2日目の開催についてチケット販売をしない事、三番目として初日50台2日目100台の一般ゲスト招待用駐車スペースをクラブハウス前に設け、クラブハウスへの出入りを可能とした事、四番目として試験的に初日と2日目の試合観戦用ローピングを止めた事、五番目として一時間の録画放送が6回放映される事などだとしました。
大きな改革無くしてゴルフ界は活性化して行かないと、力強く語る大西副会長の話はとても説得力のあるものでした。この大会がゴルフ界へ、どの様な動きをもたらす事が出来るのか、大いに注目されます。