第25回日本シニアオープンゴルフ選手権が、三重県津市のCOCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジゴルフコース・QUEENコースを舞台にして、2015年10月29日の木曜日から11月1日の日曜日までの4日間、白熱したシニアの戦いが展開されました。この戦いを制したのは、1960年生まれの平石武則選手でした。同選手のシニア初勝利が、メジャー大会である日本シニアオープンゴルフ選手権と成りました。
同選手は初日2アンダー・4位タイとして、まずまずのすべり出しでした。初日7アンダーと驚異的スコアで2位に4打差をつけ単独首位に躍り出た加瀬秀樹選手でしたが、2日目は1オーバーと伸び悩む中で、平石選手は3アンダー・2位タイへと堅実にスコアを伸ばしたのです。
決勝ラウンドへは5オーバー・52位タイまでの選手63名が進出したのですが、3日目平石選手はまたも3アンダーと崩れる子事無く安定したゴルフを展開し、トータル8アンダーは2位タイの選手に3打差をつけて単独首位と成ったのです。最終日3アンダーと猛追して来るシニアルーキーの米山剛選手を1打差でしのぎ、見事平石選手はメジャータイトルを獲得したのです。優勝スコアは9アンダーでした。平石選手の過去の活躍・優勝は、下記の通りです。
- 1992年 サッポロビール千葉オープン
- 1995年 近畿オープン
- 1996年 千葉オープン
- 1996年 関西オープン
- 1996年 クレインカップ真庭オープン
- 1999年 関西オープン
- 2001年 KBCオーガスタ
- 2006年 兵庫県オープン
尚、本大会に於いて田村尚之選手が、ドライバーの適合違反により競技失格となり、本試合に於ける全記録が無効となってしまいました。田村選手の使用しているドライバーヘッドを製作しているメーカーは、R&Aから適合基準をクリアしている事の「裁定書」を有しているものの、適合リストへ何時から掲載して良いのかと言う質問には無回答であり、この事からR&Aの適合リストには掲載されていなかったのです。
田村選手と同じドライバーを使用する一ファンを名乗る人物より、大会本部へかかって来た一本の電話から起きた珍事件でした。