各ゴルフ場で進む年次会員_猿島カントリー倶楽部では

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 全国的に進む年次会員、例えば関東圏に於いては茨城県の猿島カントリー倶楽部、千葉県のスカイウエイカントリークラブ、レイクウッド大多喜カントリークラブなどが上げられますが、これは参考例として挙げたに過ぎず、この取り組みは静かに広く進んでいるものと思われます。

 この度この年次会員を、茨城県の猿島カントリー倶楽部に絞って、見てみたいと思います。同ゴルフ場ではこの年次会員を、「ワンイヤーパートナーズ」と呼称しております。単純に直訳してもお解りの通り、年間の友、或いは協力者とでも表現すれば宜しいのでしょうか。ワンイヤーパートナーズとは。

  1. 年間費用は3万円+消費税。
  2. 1年間とは4月から翌年3月まで。
  3. エントリー可能日は全日、但し土、日、祝は1人予約不可。
  4. 競技は平日にAクラスとBクラス。
  5. JGAオフィシャルハンディキャップを登録料1,620円にて取得可。
  6. プレー料金は正規会員より高く、ビジターよりは安い。
  7. 2014年度終了時で約950名の会員が在籍。

 上記猿島カントリー倶楽部の場合を見てみましたが、料金以外は正規の会員と大きな差異を感じられ無いと言うのが、率直なところではないでしょうか。本来年次会員とは、ゴルフ場にとって集客の為の副次的補完要員と言う位置づけに過ぎない訳ですから、あえて苦言を申し上げるならば、土曜日、日曜日、祝日のエントリーに関しては、一切不可として頂かない事には、正規会員との差別化が無く成ってしまうと言わざるを得ません。

 この様なプランを提出して来るゴルフ場サイドの潜在的意識には、これぐらいのサービスを施さないと年次会員を集められない、と言うものが有るのではないでしょうか。年次会員を否定するものでは有りませんが、正規会員との差別化無くして倶楽部の質は維持出来ないのでは無いでしょうか。