アコーディアゴルフは1,000億円分相当のゴルフ場売却か

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 2014年3月27日の日本経済新聞夕刊は、(株)アコーディア・ゴルフが1,000億円分相当のゴルフ場を、投資法人へ売却する予定である事を報じております。更に記事は6月の株主総会決議を経て、実行されるとしております。

 アコーディア・ゴルフは上記新聞報道に対して、一旦は広報を通じて(アコーディア・ゴルフ発の公式発表ではない)としたものの、翌日には「ビジネス・トラストによるアセットライト、新株予約権付ローンによる資金調達及び自己株式の公開買付け等に関するお知らせ」として、新聞報道を暗に認める内容を公表したのです。

 同社ではビジネス・トラストによるアセットライトを推し進めて行く上で、傘下ゴルフ場の再編が行われる予定で、売却対象コース90と対象外コース43を、2法人へ分けるべく本年8月上旬に、法人の吸収分割と言う形で行われるとしております。

 アセットライトの目的は、同社が下降線をたどって行くゴルフ人口に対して危機感をもっている事、そしてその様な状況下で資産を保有する事のリスク、そのリスクを軽減させる必要が有る事、又現に有している有利子負債を大幅に処理する必要が有る事、などなど様々な要因が複合的に絡み有った現状を打破する手法だと、アコーディアゴルフは位置づけています。