鬼怒川カントリークラブでは温泉コースをメガソーラー施設へ

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 栃木県の鬼怒川カントリークラブでは2013年4月より、9ホールの温泉コースを使用して、メガソーラー工事が開始されました。事業費用は約50億円を想定しており、2014年秋の完成を予定しております。約1年半後と言う事に成ります。この事業により同ゴルフ場は18ホールコースと成りますが、既に昨年夏の自然災害により、実質的に同コースはクローズされておりましたので、プレーヤーに対して大きな違和感を与えないのではないかと思われます。

 同施設が完成した場合、年間発電量は約1,500万キロワットを予定しており、これは一般家庭約2,650世帯に於ける、1年分の使用量に相当するものです。同ゴルフ場ではこれを全量、東京電力へ売電するとしております。

 プレーヤーの集客に苦しむ各ゴルフ場に於いて、遊休地を利用しての新規事業立ち上げは、経営者にとってその手腕が問われるところです。しかしながら現状ではなかなか、決定打を打てないのも事実です。その様な中でゴルフ場経営者は、ソーラー事業を取り入れる傾向が強いと言えます。メガソーラーと一口に言っても、客観条件が良くなければ、そう簡単に取り組めるものでも無く、又、多額の設備投資資金を必要とする為に、資金の回収スキームに付いては、今後の推移を見守る必要が有りそうです。

 ところでこの度の鬼怒川カントリークラブによるメガソーラーへの取り組みは、地方紙でも取り上げられており、注目度が高いと言えます。