安達太良カントリークラブは7月に入り再生計画案を発表

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 福島県の安達太良カントリークラブを経営しております安達太良観光開発(株)は、2012年7月に入り、再生計画案を明らかに致しました。その主な内容は、下記の通りです。

  • 自主再建。
  • 退会会員へは、預託金の10%を、10年間渡り5回分割にて弁済。
  • 継続会員へは、預託金の10%を、新預託金とし新証券発行を発行する。新預託金の据え置き期間は10年。
  • 再生計画案決議は、2012年7月30日締め切りの書面投票で行う。

 同ゴルフ場は3.11東日本大震災により受けたダメージから回復しつつ有ります。震災による被害の最も大きい内容は、電磁誘導乗用カートをコントロールしている地下の電気系統が寸断された事です。2011年秋には全ホール地下に張り巡らされている配線関係を取替え、又それを司っているメインコンピューターを取替え、この作業に約800万円の費用を必要としました。

 同ゴルフ場の年間の稼動月は、実質9.5ヶ月に過ぎません。12月は降雪の関係から稼動日数が少なく、翌年の1月、2月はクローズとなります。この様な状況下で2011年の集客数は、27,500人ほどでしたが、例年の実績よりも1,300人ほどのマイナスでした。

 しかしながら本年は例年の同時期実績より、1,500人ほどのプラスで集客出来ているとの事です。安達太良カントリークラブは降りかかる幾多の苦境に対して、新たなる地平を構築すべく不断の努力をしております。当面の大きな山場は、7月30日と言えます。