大相模カントリークラブはグリーンの芝を全面張替え

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 神奈川県の大相模カントリークラブは、2012年より2年間をかけて、グリーンの芝を全面的に張替えます。張替えの目的は、1.長年使用してきたペンクロスベント芝の経年劣化に対処する事と、2.酷暑対策です。

 2012年は24ホールのAグリーンと中コース3番、6番、8番のワングリーンの半分を、ベント芝(962)へ張替えます。2013年には残りのBグリーンと、ワングリーンの残り半分の作業となります。張替えと言っても(962)は、蒔き芝です。グリーンの床構造から全面的に改造して、種を蒔くのですが、(962)は発芽力が良く、短期間でグリーンを使用出来るとの事です。

 グリーンの芝種を選考する過程で、当初は現在流行している007を予定していたのですが、2012年に入手出来ない事が販売店より知らされ、(962)を採用する事に成った様です。(962)に付いては、2010年頃より当コース本グリーンを使用して試験して来ており、採用に付いての違和感は無かった様です。

 (962)の特性としては、耐暑性、耐乾性に優れており、ピシウム病、ブラウンパッチに抵抗性が有ります。又、発芽初期の生育速度や匍匐力、越夏後の回復力に優れております。更に最大の特徴は、27℃から35℃の高温域で発芽生育出来る事です。今年の工事分に付いては、夏以降にプレーヤーが使用出来る予定との事です。