東京の相武カントリー倶楽部を支配する小野グループは、ゴルフ場を売却する方向でお話を進めているようです。
古くは地元の郷司一族のゴルフ場として存在していたのですが、バブル期にイトマン事件で名を馳せた許永中に、ゴルフ場の経営株の買占めを受け、倶楽部の存続そのものが危うい状態でした。
当時、第一勧業銀行御出身で相武CCの倶楽部役員をされていた中村氏のご尽力により、名古屋にて車のアルミホイール製造などで、世界的に有名な小野グループへ 、株の売却がまとめられたのです。当時の買収価格で約50億円と言われておりました。振り返る事、1992年の出来事でありました。
東京都下のゴルフ場でありながら、相武CCの会員権価格は伸び悩んでおりました。様々な要因は当然ながら考えられると思いますが、今回の売却話が好結果となる事を期待したいものです。