
一社)日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は2025年9月中旬、本年6月度のゴルフ場来場者数を速報値ながら公表しました。この資料によりますと、対前年比266,258人が減少しました。
2024年6月度の来場者数は8,014,074人だったのに対し、2025年度は7,747,916人だったのです。これをを各自治体別に見た時、プラスへ転じたのは宮崎県の1件のみで、その他46の都道府県全てがマイナスを記録していました。
この変化の要因の一つとしてNGKでは、酷暑による影響が大きいのではとしています。例えば6月の平均気温の平年差は、北日本で3.2度、東日本では2.3度、西日本では1.8度高くなっており、全国の「熱中症アラート」の発動回数は、対前年同月比2.1倍の95回を記録しました。
更にゴルフ場に特化した内容では無いものの消防庁によれば、6月度に熱中症による全国救急搬送者数は過去最多の17,229名にのぼり、昨年の2倍にあたるとの事です。これらを俯瞰するならば、プレーヤー減少の一因が、天候にあったとするNGKの説明もうなずけるものが有ります。