ゴルフスタジアム事件旧GS社代表者へ個人破産開始決定

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 8年にも渡るゴルフスタジアム事件、その根幹を形成した被害者約600人とクレジット・リース会社との8裁判は、最後ともなった2025年3月のジャックス判決をもって終結したのですが、被害者達の戦いはこれで幕を下ろす事は有りませんでした。

 以降被害者達の戦いは、旧ゴルフスタジアム社(旧GS社)の役員及び事件の中心的役割を担ったかつての社員への責任賠償請求として、東京地裁を舞台に開始されていたのです。
 新たなステージでの戦いは被害者有利に展開しており、概ね被害者の請求を裁判所が認める形になっています。

 しかしながら旧GS社代表者個人は、裁判所の判決を軽視するかの如く、誠意が見られない対応に終始しています。例えば個人の住まいとしての届出住所には、全く無関係な第三者が既に居住しており、郵便物は現在の住まいと推察される住所へ、転送と言う手続きにより送られていたのです。

 被害者の追及をあざ笑うかの様な旧GS社代表者個人の行いに対し、被害者の代表者が2025年6月に入り水戸地裁へ、旧GS社代表者個人の「破産」申請をおこなっていました。そして遂に9月5日、同地裁より開始決定が下りたのです。隠匿財産を炙り出し逃げ得を許さないぞ、と言う被害者達の魂の叫びが聞こえて来そうでした。