筑波CCを経営する筑波ゴルフコースが第69期有価証券報告書を公表

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 筑波カントリークラブ(茨城県)を経営する株式会社筑波ゴルフコースは、2025年6月27日に第69期有価証券報告書を公表致しました。その概要は、下記の通りです。

回次第67期第68期第69期
売上高774,549千円798,996千円819,312千円
経常利益又は経常損失5,179千円28,652千円△ 2,835千円
当期純利益又は当期純損失367千円8,905千円△ 2,368千円

 第69期は4期ぶりに赤字決算になりましたが、売上は此れまでに無い金額を計上しています。売り上げの基になる来場者数は、会員が22,835名にて前期比498名の減少、ゲストは14,145名にて同様に前期比125名が減少しています。

 結果として前期比623名が減少し、36,980名になりました。マイナス1.7%の減少です。しかしながら客単価の高いゲストの来場が増えた事と、5人乗り乗用カート利用料やプロのレッスンフィ増加、これらが大きく影響し売り上げは、これまでにない数字になっています。

 かつてない売り上げを出せた反面、営業費用が7.4%かさんだ為、経常及び純利益ともにマイナスになりました。営業費用の主な内訳は、人件費が6.3%、減価償却費が6,514千円、コース管理費が13,983千円それぞれ増加しています。

 当該クラブは低価格化ゴルフ場との差別化、つまり価格競争に巻き込まれない営業方針で臨んでいますが、第69期の赤字対策について報告書は多くを語っていません。今後も従来通りの方針に変更無く、運営されて行くのだと思われますが、今期どの様な結果を出せるのか注目されます。