石坂ゴルフ倶楽部の新社長へ竹中純一氏が就任

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 埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部を経営する石坂ゴルフ倶楽部株式会社の新社長へ、2025年2月16日に竹中純一氏が就任いたしました。

 同日開催された株主総会及び取締役会での決定ですが、森敏朗前社長(現顧問)の後任として常務取締役からの内部昇格人事でした。

 同氏はさかのぼる事30年ほど前、当該ゴルフ場が開場する数ヶ月前にコース管理者として入社し、グリーンキーパーを経て取締役コース管理部長、その後常務取締役へ就任していました。

 当該ゴルフ場経営会社は2002年7月9日、東京地裁へ法的整理を申請し、幾多の困難を乗り越え今日に至っていますが、竹中社長は当該ゴルフ場の誕生から今日までを、つぶさに見て来た生き証人でも有ります。森前社長が再建の道筋をつける過程で、後継者として構想に上がっていた人物の一人が、竹中社長なのだと思われますが、ある意味森前社長の秘蔵っ子とも言えます。

 竹中社長は現在の課題を、1、キャディー確保策 2、キャンセル対策 3、酷暑対策などなど主だった点を挙げていますが、その他にも課題は山積しているとしています。特にキャディー確保策は困難を極めており、毎年三桁近い学校へ案内を出す中、今年は2名を新卒採用出来たとの事。

 ますますマンパワーに頼れなくなっている環境下に於いても、会員及びゲストへのホスピタリティーを充実させていく重要性と共に、この目的達成の為にはデジタル化を取り入れ融合させて行く事が、ゴルフ場進化の分かれ道になると竹中社長は考えています。

 将来へ向けた難しい分岐点にゴルフ場は置かれていると分析する竹中社長ですが、過去の成功体験に縛られず如何に新しいゴルフ場像を描けるのか、新社長の手腕に期待がかかります。