神奈川県の横浜カントリークラブでは、2020年に入り新規入会者の入会条件を、若干緩和しました。緩和内容の大きな目玉は、他クラブ在籍条項を撤廃した事だと言えます。
此れ迄同クラブへ入会する為には、日本ゴルフ協会(JGA)へ加盟しているクラブへ、2年以上在籍している実績が、入会申請者に求められていました。これを同クラブでは、「どの様な場合であれ推薦者は1人」で入会申請が、可能としたのです。要するにこの表現をもってして、他クラブ不要としたのです
この緩和の背景には、次年度より実施される年会費値上げが、あったとも言えます。今年入会申請するに当たり入会者は、2021年時に改定される年会費値上げを、認める必要が有ります。ある意味これが入会申請時の、踏み絵にもなっている訳です。
この内容を同クラブでは2020年5月に入り公にしたのですが、これは年会費値上げに関する認識を、会員権市場に於いても周知徹底させたい、と言う思惑が働いたのかも知れません。
年会費の値上げ或いは高額化は、歴史の有る名門と言われるクラブに於ける、近年の大きな特徴に成っています。当該クラブも当然その流れの中にある訳ですが、これをゴルファーがどの様に判断するのかは、今しばらく入会申請の動向を見守る必要があると言えます。