2018「ファンケル クラシック」優勝はマークセン選手

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18回大会優勝者マークセン選手.jpg 今年18回目の開催となった2018年『ファンケル クラシック』の優勝は、P・マークセン(52=フリー)選手です。本戦では先頭を走るG・マイヤー(56=パールCC)選手とマークセン選手がデッドヒートを繰り返す中、両選手は最終ホールを13アンダー首位タイで終えたのです。そして戦いは今年も又昨年に引き続き、プレーオフでの決着となりました。

 それからのプレーオフ3ホールは、マイヤー選手がしのぐ戦いを強いられ、決着は3ホール目でマークセン選手がバーディとしたのに対し、マイヤー選手がパーとなり勝負がつきました。

 今大会の大きな目玉は、かつて読売巨人軍監督を務められた原辰徳氏の参戦です。氏は初日6オーバーで68位タイと出遅れ、2日目は挽回が期待されたのですが、更にスコアを落とし屈辱の最下位となってしまいました。最終日はイーブンパーにまとめ本来の実力を発揮したのですが、順位は73位にて終戦しました。とは言え原氏の果たした役割は大きく、東京ドームのファンを裾野へ連れて来てくれたのです。18回ファンケル.jpg

 来場者数は2010年の第10回大会より2万人越えを、昨年2017年まで8年連続で達成して来ております。その8年間の中でも2012年の23,802人が最高の数字だった訳ですが、今年は原辰徳氏効果によりその数字は飛躍的に増大しました。初日7,315名、2日目9,553名、そして最終日は8,346名でした。最終的に来場者合計数を25,214名とし、過去の記録を塗り替えるものになりました。

 ところで左へドッグレッグしている18番パー5ホールを、条件次第では多くのプレーヤーが、第一打を左の裾野狙いで打って来ます。ところが選手によってはグリーンを狙うべきセカンドショットを、右前方の木がスタイミーになる事から、時として池の手前へきざまざるを得なかったのがこれまででした。

 選手がアグレッシブに攻め切れず、消極的なセカンドショットを選択せざるを得ないこの木を、ファンケルの会長であり同倶楽部の理事長でもある池森氏の提案により、昨年2017年大会終了後大胆に改修したのです。この結果今大会ではドロー打ちの選手も果敢にグリーンを狙うシーンが多くなり、一発逆転を狙える様になったのです。

 この事もドラマチックな戦いを演出出来た、大きな要因になったのでは無いかと思われます。大会会長の池森氏は、大会終了時のスピーチで来年も再来年も本大会を継続して行きたいと語り、来場者より大きな拍手を受けておりました。