破産者株式会社ゴルフスタジアム(以下GS)_<事件番号平成29年(フ)第4797号>の第三回債権者集会が、2018年8月1日東京地裁会場に於いて開催され、島田破産管財人より管財業務の現況が報告されました。
この中で三井住友銀行に保有していたGS6口座で展開された銀行とGSとの相殺勘定は、管財業務上認められない行為との事で、銀行側より管財人へ1,008万8,559円が返還される予定として報告されました。
またかねてより懸念されていたGS代表者である堀氏個人へ、破産会社GSより資金が流出していた問題に付いては、堀氏の個人口座など全てを調査する中、管財人による請求権が存在すると認識出来る内容のものは、なかったとしております。
破産会社GSと取り引きが有った企業は20社以上にのぼり、その内10社強の企業がグレーな取引に関わっていたとしております。10社強の内5社に付いては、既に事業停止しており又事業所も確認出来ず、更には決算上債務超過である事から、債権が存在するとしても回収は不可能だとしております。残る数社に付いては、現在も交渉中との事です。
この集会には堀氏個人も出席した事から、<守る会>のメンバーを中心に全国から100名以上が集結し、会場は満席状態でした。守る会メンバーが矢継ぎ早に堀氏へ質問を浴びせるも、書面で質問状が届いていなので答えられない等との回答に、会場からはいらだつ声も多数聞かれました。
次回の第4回債権者集会は本年11月を予定しておりますが、島田管財人曰く、現在の調査内容から現時点で言える事は、一般債権者への配当は考え辛いとの事です。なお次回をもって当該破産事件は、終結の方向でまとめて行きたいとの報告が、管財人よりありました。