唐沢ゴルフ倶楽部は一般社団法人へ移行し6月20日より名義書換再開

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 栃木県の唐沢ゴルフ倶楽部(以下唐沢GC)は2017年6月20日より、会員権の名義書換を再開します。昨年2016年12月下旬よりこの名義書換を、停止して来ましたので約半年ぶりになります。この間当該倶楽部では預託金制倶楽部より、一般社団法人制倶楽部への移行手続きを行っており、2017年3月30日をその設立記念日としております。

 唐沢GCがこの様な一般社団法人化を目指した背景には、預託金の償還問題がありました。この問題にメスを入れる事無く経営会社の存続は困難であると感じた首脳陣は、2016年夏頃より本格的な動きを見せ始め、この根本的な現時点での解決策は一般社団法人化以外に無いと言う結論に至ったのです。

 再建方針が決まった秋以降首脳陣は、賛同会員300人を固める事に奔走しました。これは支援者側から提案された一戦術だった訳ですが、後にこの300名リストを見せられ移行への同意を求められた会員からは、違和感を覚える趣旨の声が上がったのも又事実でした。なぜならば倶楽部を思う気持ちは、大なり小なり皆同じであり、何故自分への相談が後回しになったのかと言う不快感だったと言えます。

 この様な経緯をたどりながらも首脳陣が、手ごたえを掴み始めたのは今年に入ってからの様です。唐沢GCによる一般社団法人化は、法的手段による解決策では無く、出血を最小限にとどめ倶楽部を存続させていく、ある意味無血革命に近いものがあったと共に、これにより倶楽部再建へ向けた道筋をつけられたとも言えます。この度の出来事はゴルフ場再建へ向けた一つのモデルとして、今後預託金問題で悩む全国ゴルフ場の参考になっていくものと思われます。

 ところで会員権の名義書換については、2017年12月末までの限られた期間ですが、手続き料金を半額にして対応するとしております。正会員は30万円と消費税、平日会員は125,000円と消費税です。