ゴルフ場芝生 管理革命

☆ 著　 　者　　武山 信良
☆ 発 行 者　　坂本 桂一
☆ 発 行 所　　現代書林
　 　 　 　 　　　〒162-0053
　 　 　 　 　 　 東京都新宿区原町3-61　桂ビル
☆ 連 絡 先　　03−3205−8384
☆ 初版発行　 2020年7月27日　（税別　定価 1500円）

☆ 著者略歴　
　　　　　　　　　1938年　1月8日台湾生まれ。
　　　　　　　　　1946年　小学2年生の3月、終戦により引き揚げ、小中学校は奄美大島で過ごす
　　　　　　　　　1958年　鹿児島県立鶴丸高等学校卒業
　　　　　　　　　1962年　九州大学工学部冶金学科卒業、古河電気工業株式会社入社
　　　　　　　　　1976年　古河アルミニウム工業株式会社依願退職
　　　　　　　　　　　　　　 鹿沼化成工業株式会社設立　代表取締役就任

「　　　そうしたところ、当時多くの芝生管理者は百人が百人違う管理のしかたをしていることに気づきました。
　　　　そこで私は芝生管理の標準化はできないものかと考えるようになりました。
　　　　しかし、当時の先輩キーパーたちはみな、「土壌条件が違うし、気象条件も違うから標準化はできない」と
　　 いいました。
　　　 　　　　　　　　けれども、私は基本的なことは標準化できるだろうと考えました。

　　　　　　　　　　 　たとえば硝酸態チッソがいいのか、アンモニア態チッソがいいのか、本当に化成肥料でいいのか、土づく
　　　　　　　　　　　 りを考えなくていいのか、不耕起栽培を続けていいのかなどを考えることをしてみたら、標準化はできる
　　　　　　　　　　　 のではないかということに気づきました。

　　　　　　　　　　 ・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・　　　　　」

　　　　　　　　　　　━　（　はじめに　）　より抜粋　━

■ 本書に関して

　各ゴルフ場のコース管理は、此れ迄多くの先輩キーパーが残してくれた貴重な資料、例えば
作業管理日報やスケジュール表などを基に、行われているのが現状だ。
　そこには間違っていると思われる管理手法なども、疑う事無く履行されているケースが多い
様だ。

　この点にメスを入れ、コース管理の標準的な考え方と手法・手順を、解説したのが本書と言
える。そしてそこには、氏が作り出した「完熟たい肥」の効能も説明されており、必要不可欠な
資材になっている。

　九州大学工学部卒の研究者魂が、ゴルフ場の芝生管理でも発揮されている。
　著者は全国ゴルフ場の支配人とキーパーへそれぞれ1冊、合計約6,000冊を無料で配布した
との事だ。それ程まで、関係者には一読して欲しいと言う、著者の自信作でもある。

　本書を基礎にした新しい作業スケジュールが、各ゴルフ場で作られるのであれば、氏は本望
なのだと思う。コース管理の手引書とも言える本書を、ゴルフ場関係者には是非ご一読頂きた
い、その様な一冊に仕上がっている。

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現在本書は、好評販売中。（2020年10月26日）