■ 本書に関して 大塚和徳氏を紹介するに当たり、ご本人が上梓された書籍の紹介欄には、様々に表現されて いる。例えばマネージメント・コンサルタントなどだが、幾つかの著書に触れ言える事は、ゴルフ 史研究家或いはゴルフコース研究家、これが相応しい様に思えてならない。 逆にこの様に紹介出来る著述業の方が、少ない様にも思える。
今回本書の「ゴルフ千年」で大塚氏は、ゴルフのルーツをたどり、それは1,066年以前のフラン ドルに有るとした。約1,000年前の話である。 氏は歴史書や絵画など現存する資料を基に、1,000年に渡るゴルフ史を紐解き、ゴルフの大き な流れがスコットランドからイングランドへ、そしてアメリカへと繋がった事実を、物語風に解説し ている。
読みやすい反面、スルスルと抜け落ちて行く部分も、多い様に感じられた。 メモを取りながら、時系列的に理解出来たならば、ゴルフ史に関する知識は、一挙に花開きそ うだ。 是非、ゴルフ愛好家の方々に、一読して欲しい一冊である。
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現在本書は品切れなるも、重版の予定なしとの事。(2020年7月24日)
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