定年後はイギリスでリンクスゴルフを愉しもう
☆ 著 者 山口 信吾☆ 発 行 者 小林 俊太☆ 発 行 所 日本経済新聞出版社 〒100-8066 東京都千代田区大手町1‐9‐5 電話 (03)3270-0251 / http://www.nikkei.co.jp/☆ 第1刷発行 2005年9月1日 定価(本体 952円+税)☆ 著者略歴 1943年 台北市に生まれ福岡県で育つ。ゴルフライター。 九州大学工学部建築学科を卒業後、同大学院を修了。 1969年 竹中工務店に入社し設計部に所属。 1972年 渡米しハーバード大学デザイン大学院修了後、シカゴの米国大手設計 事務所に勤務。 1975年 帰国して竹中工務店に復帰、開発計画本部に所属して一貫して都市 開発プロジェクトに従事。 ゴルフ歴17年、ハンディキャップ8。 著書に 『 普通のサラリーマンが2年でシングルになる方法 』 がある。 URL:http://www5f.biglobe.ne.jp/~links-go/
「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ぼくのリンクス探訪はやっと軌道に乗ったところです。人生は短く、未踏のリンクスは多いのです。 これか らリンクスの地で過ごす時間を増やし、自然と対話するゴルフ、それぞれの土地にしっかりと根ざしたゴルフ をもっと深く探求し続け、いつかはゴルフの魂を見つけたいと思っています。 」 ━ ( 文庫化にあたって ) より抜粋 ━
■ 本書に関して
素晴らしい書籍に出会えた喜びを、私は今ひしひしと感じている。 著者は当該書籍を書き上げる為に、リンクスでゴルフをしているのでは、して来たのでは無い。リンクスでのゴルフ、その魅力に取り付かれた著者のリポート、リンクスの素晴らしさを伝え様として、結果として書籍に成った、そう表現しても良いのが本書ではないだろうか。 文章全体から伝わって来るのは上質さであり、品格の高さをかもし出している文体は、著者そのものがにじみ出ている様に思われた。 へそ曲がり者が斜め読みするならば、一体取材費はいくらかかったのだろうか、などと考えてしまうのだろう。売り上げ至上主義の姿勢からは、とても採算に合わないものなのだろうし、それ故にこの様なリンクス情報満載の書物は、とても貴重だと言える。 本書は著者の具体的な記述が多い。例えばラウンド費用で有るとか、スタート予約をするに当たり、その話し方などである。 参考になる部分が多く、私の本は付箋だらけになってしまった。 私が付箋をつけた多くの箇所を伝えたい衝動に駆られるものの、多すぎて困ってしまうのだが、一つだけ次の内容を書いておきたい。 イギリスではクラブの会員が、友人を招いてラウンドした場合、その友人のプレー代金は、ビジターの半額に成るとの事。 会員が招待してラウンドするのがゲストで、ビジターとは区別されているという事だ。 大変勉強に成ったし、この様なシステムを取り入れている日本の、否私が知り得ている関東圏での会員制クラブは、有るのだろうか? 本書は2003年9月に亜紀書房から単行本として出版されたのだが、それを大幅に加筆・修正し、2005年9月に日本経済新聞社より文庫版として出版された。 ゴルフにご興味を抱いている多くの方に、是非読んで欲しい一冊である。× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×尚、本書は品切れにつき、重版未定との事。(2016年6月現在)
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