余剰ゴルフ場
☆ 著 者 齊藤 修 (Osamu Saito) ☆ 表 紙 斉藤 よしのぶ ☆ 発 行 所 一季出版株式会社 〒111-0053 東京都台東区浅草橋1‐9‐13☆ 連 絡 先 03−3864−7821 (代)☆ 初版発行 2012年12月20日 (税別 定価 800円)☆ 著者略歴 1969年 生まれ。 早稲田大学政治経済学部卒業、米国タフツ大学大学院都市・環境政策研究科 修士課程修了。 2004年 東京農工大学大学院連合農学研究科で博士(農学)学位取得。 大阪大学大学院工学研究科及び早稲田大学高等研究所の助教を経て、 2011年1月から現職。 2011年4月から東京大学大学院農学生命科学研究科及び京都大学防災研究 所の客員准教授を兼務。
「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「余剰ゴルフ場」 とは、将来の人口減少や余暇活動の多様化等に伴うゴルファーの減少によって、既に整備 されているゴルフ場が需要に比して供給過多となり、近い将来経営困難に陥る可能性が高いと考えられるゴ ルフ場のことを意味する造語である。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」 ━ ( まえがき ) より抜粋 ━
■ 本書に関して
本書は余剰ゴルフ場問題が深刻化した場合、その対処方法として、建設的なヒントを得る事を目的に構想された。 2005年をピークに以降日本の総人口は、減少傾向をたどっている。 ゴルフ場利用者指数は、1992年をピークに以降減少して行き、2004年にボトムを迎えた。その後、若干の回復傾向に有る。 上記の様な状況が継続されるのであれば、2035年には関東エリアで既存821コース中152コースが余剰となる。 これら余剰ゴルフ場の転用オプションには 1、宅地化・市街地化 2、公共施設系 3、エネルギー系 4、自然産業系 5、クラブハウス系 6、複数のオプションを組み合わせる複合型と言うパターンが考えられる。 更にシナリオ分析、将来の展開を一定の論理性と蓋然性をもって、学術的に行う分析方法を用いた場合、4つのシナリオが考えられる。 1、現状延長 2、エネルギー創出 3、アメニティと利便性 4、自然再生 このシナリオからは、6つのオプションが考えられる、としている。 a、多目的空間 b、墓地・霊園 c、バイオ燃料生産 d、再森林化 e、放牧・牧場 f、放置 本書タイトルの副題として (人口減少時代におけるゴルフ場の持続可能性を考えるための10章) と有る。 本書はサブタイトル通りの内容が、凝縮された一冊と成っている。 紙数自体は90ページにも満たないので、威圧感は無いものの、ページをめくると学術用語が飛び出し、成れないとつまずくかもしれない。 本書は一季出版(株)から発行されている 「月刊ゴルフマネジメント」 の2011年1月号から12月号に、著者が連載した内容を基に仕上げられている。 2014年末には全国で約100コースにも及ぶゴルフ場が、太陽光発電へシフトして行った事が確認出来るのだが、著者はさかのぼる事3年前から、ゴルフ場の再生・活用に付いて研究していた。 余剰ゴルフ場の閉鎖と、その二次活用或いは再生へ向けた活動が話題となっている2015年今日、大いに示唆に富む内容と成っている著書だ。× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×尚、本書は公表に付き発売中との事。(2015年3月)☆ 一季出版株式会社 〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL 03-3864-7821 / FAX 03-3864-7820
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