ゴルフ会員権の損得
☆ 著 作 者 田野辺 薫 ☆ 発 行 者 佐野 政矩 ☆ 発 行 所 パンニューズインターナショナル 東京千代田区麹町5-3-3 ☆ 連 絡 先 03-263-0356☆ 初版発行 1984年7月30日 (定価 1,000円)☆ 著者略歴 本名 古賀俊雄。 1930年3月5日福岡県柳川市に生まれる。 旧制佐賀中学より西南学院修。 1954年9月文芸春秋社 「文学界」 に 「苛烈と凡常の文学」 が入選。 以後、毎日新聞、共同通信を舞台に文芸評論を書く。 1960年からゴルフ記者として 「週間ゴルフ」、「ゴルフレビュウ」 を経て、 1971年 「週間アサヒゴルフ」 創刊に参画。 創刊より 1982年春まで編集長を務める。
「 ゴルフ会員権市場は、人によっては一兆円市場と言う人もいるほど膨大化した。 ゴルフクラブに入会した人で、自分の会員権の財産価値について思いめぐらさない人は、今や一人もいない だろう。 マーケットとしての体制もかなり整備されたように見える。 むろん、まだゴルフ会員権が法律的に有価証券であるかどうか、といった地位上の問題はのこされている。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」 ━ ( 「 終章 」 に代えて ) より抜粋 ━
■ 本書に関して
田野辺氏は、ゴルフ業界における有名人。 著者はゴルフ会員権に関する見識も深く、プレーヤー視線で執筆された本書は、1984年に初版が発行されている。 1985年のプラザ合意以降、第一次バブル期が到来するのだが、正しくその前年に、ゴルフ会員権購入に関する指南書として本書は発行された、市場のニーズを汲み取って発行されたのでは無いかと思われる。 私はこの書籍を、古書店で求めた記憶は無く、80年代後半に、日本橋か八重洲で購入したと思う。 今改めて、読み直せば直すほど、珠玉の言葉が、今は忘れ去られた単語、フレーズが、ちりばめられている。 それは、(値上がり)、(ローン購入)、(会員権投資) 等など。 本書は、時代を良く反映している。 そして今日、ゴルフ会員権を捉える上で、貴重な材料である様に思える。 平易な言葉で書かれた読み易い一冊で、一気に読めてしまう。
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