成田空港C滑走路建設へ向けた富里ゴルフ倶楽部の動向

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 国土交通省は2020年1月31日、成田国際空港株式会社より昨年2019年11月7日に提出されていた、航空法第43条に基づく空港等変更許可申請に対し許可を出ました。これだけではあまり内容を把握出来ませんが、要するに3本目の滑走路であるC滑走路建設にゴーサインを出したのです。

 これにより成田国際空港B滑走路の1,000メートル延伸と、3,500メートルに及ぶC滑走路の新設が、本格化する事になります。

 現在同空港の面積は1,198ヘクタールですが、新設されるC滑走路に関連する面積は1,099ヘクタールに成ります。現在の空港と同じ大きさのものが新たに出来るとも言え、2029年3月末に誕生する新しい成田国際空港は、単純に現在の2倍の大きさに成ります。

 成田国際空港株式会社は予定地の96%に当たる地権者などから合意を得られたとして、昨年国交省へ申請したのですが、当然この中には富里ゴルフ倶楽部も含まれております。ゴルフ業界の関心事は、何と言っても同ゴルフ場の帰趨に他有りません。

 この件に関し同ゴルフ場の経営会社では、「建設に反対はしておりません」との立場から、2029年に同ゴルフ場の大部分は消滅していると思われます。しかし問題は同ゴルフ場が、約2,200名を擁した会員制である点です。この会員によるゴルフ場消滅に関する理解無しに、経営会社の一方的判断のみで、事は進展しないのも又事実です。

 事業費約5,000億円を投下し、国策とも言える空港会社のC滑走路建設ですが、本格工事はこれからとしており、2月の現時点で着手には至っていません。現在建設に合意されていない4%、約43ヘクタールの地権者との交渉が、今後同空港会社には残されていると共に、富里ゴルフ倶楽部問題はとりわけ重要課題に成っているものと思われます。

 かつて国は同空港建設に当たり強引に事を進めた結果、「三里塚闘争」を招き大きなしこりを残しました。今回建設への同意が地権者などから100%得られた段階で、どの様な内容だったのかは、空港会社や国より国民へ適切にディスクローズして頂きたいと思います。

 関連する以前の記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
成田空港C滑走路にかかる富里ゴルフ倶楽部