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ブリック&ウッドクラブの年会費

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ブリック&ウッドクラブ.jpg 千葉県のブリック&ウッドクラブは、株主会員自らが経営及び運営しているゴルフ場です。自主運営して行く為には財源となる収入が無ければ成り立たない訳ですが、通常のゴルフ場であれば1.会員及びビジターを合わせた来場者収入 2.会員からの年会費収入 3.名義書換料収入と言う3本柱が考えられます。

 当該クラブでは上記3点以外にミニマムユースと言う独自の制度を設け、会員への利用負担を義務付けております。この点が株主会員制で自主運営している他クラブとの大きな相違になるのですが、この内容は当過去帖で既に記述している事から、今回は年会費について取り上げてみたいと思います。

  年会費(消費税込み)_2017年8月現在
普通会員 Aコース 149,000円
Bコース 75,000円
Cコース 49,000円
  年会費(消費税込み)_2017年8月現在
優先会員 Aコース 198,000円
Bコース 99,000円
Cコース 65,000円

 首都圏の一般的会員制ゴルフ場に於いては、3万円から6万円程度が主流である事を見た場合、当該ゴルフ場の年会費は突出している様にも見えます。では預託金制か或いは株主制かは別にして、10万円以上の年会費を徴収しているゴルフ場には、どの様なクラブがあるのでしょうか。以下が足早にピックアップしたクラブです。

   年会費(消費税別)_2017年8月現在
東京都 小金井カントリー倶楽部 300,000円
千葉県 我孫子ゴルフ倶楽部 180,000円
麻倉ゴルフ倶楽部 120,000円
鷹之台カンツリー倶楽部 180,000円
GC 成田ハイツリー 171,600円
茨城県 千代田カントリークラブ 100,000円
イーグルポイントGC 900,000円
龍ヶ崎カントリー倶楽部 100,000円
埼玉県 武蔵カントリークラブ 150,000円
嵐山カントリークラブ 143,334円
神奈川 戸塚カントリー倶楽部 100,000円
相模原ゴルフクラブ 120,000円
箱根カントリー倶楽部 120,000円
レイクウッドGC 100,000円

 この様に見て来ると年会費が高いのは、いわゆる名門と言われるクラブに集中している事がわかります。ビジターの来場を制限し会員を重視したクラブ運営では、来場者収入には限界があり、会員負担への依存度を高めなければならないのだと言えます。

 この基本的な姿勢が、ブリック&ウッドクラブに於いても貫かれており、クラブ運営が成り立っています。年会費収入はクラブの重要な財源であり、会員の協力は必要不可欠なのです。この様な事から当該クラブへ入会すると言う事は、ホームコースとして利用する事でもあり、年間のラウンド回数がわずかと言う利用状況では費用対効果が薄れ、会員満足度も低くなってしまうものと思われます。

 古い名門コースと似た側面を持ちつつも、<新しい生き方を追求>しているブリック&ウッドクラブですが、ゴルフプレーヤーにとってそのエッセンスに触れる事は、また新たなゴルフライフへ導かれる事でもあります。是非、新境地への扉を開けてみて下さい。

前回の関連記事は、下記のリンクよりご確認頂けます。
ブリック&ウッドクラブのミニマムユースとは

 山梨県の都留カントリー倶楽部では、2017年5月1日より種別変更制度を新設しております。これはさかのぼる事4月の経営会社合併時に、倶楽部側理事会と経営側との合同委員会席上で、新制度導入が決定されたのです。この制度は平日会員が手続き手順を踏んで、正会員へ会員種別を変更出来る内容のものです。

  • 種別変更制度
    1、平日会員として3年以上在籍している会員が対象。
    2、変更手続き時に名義書換料20万円と消費税を支払う必要有り。
    3、預託金の据置期間は、変更時から10年経過後。
    4、変更手続き時に推薦者不要。
    5、変更手続き時に申請者の場内掲示省略。

 2017年8月初旬時点で、正会員数は約1,200名、平日会員数は約290名です。本年5月移行同手続きを経て、正会員へ移行された会員は約10名いるとの事です。当該倶楽部の平日会員利用日は月曜日から金曜日までで、土曜日はカバーされていない関係から、単に競技志向の方で無くとも全日利用出来る正会員へ移行しておく事で、利便性並びに会員満足度が高まる事と思われます。

 当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
都留カントリー倶楽部

 千葉県の加茂ゴルフ倶楽部では、2017年8月15日より倶楽部が独自に新規会員権を販売する関係から、既存会員権の名義書換を停止にします。新規会員募集の概略は、下記の通りです。

  • 募集会員:正会員(個人、法人一名記名式)
  • 募集金額:70万円(全額入会金)+消費税
  • 募集口数:50口
  • 資格譲渡:可
  • 募集期間:2017年8月15日より定員に達し次第終了

 会員募集は2008年11月に現経営体制へ移行後初めてであり、会員権業者へ依存する事無く倶楽部独自に募集を成し遂げたいとしております。この度の会員募集内容について、既に8月初旬倶楽部より会員へ連絡済みとの事です。

 当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
加茂ゴルフ倶楽部

 山梨県の都留カントリー倶楽部では2017年4月1日シャトレーゼグループ内3社合併時に、終身会員制度の内容について改定する事を会社方針として決定しておりました。この改定内容を7月1日より適用し、今日に至っております。

 2008年1月より導入された同倶楽部の終身会員制度は、5年以上在籍し満65歳以上の会員を対象として来たのですが、この内容を3年以上在籍した満60歳以上の会員へと、拡大し変更したのです。。更に受け皿となる会員親族の対象を、2親等から3親等以内へと広げました。今日この制度を利用した会員は、現在約30名在籍しているとの事です。

同倶楽部に於ける終身会員制度の概要は、下記の通りです。

対象者 3年以上在籍満60歳以上の会員
条件 終身会員も年会費の納入が必要
競技 終身会員も競技参加可
譲受人 会員の三親等内の親族
書換料 20万円+消費税
書換書類 相続と同様の書類を提出
退会_1 年会費を滞納した時
退会_2 当該会員権譲受人が退会した時

 同制度は会員権資産を生前贈与へと、その道を拡大させる役割を果たすと共に、結果として終身会員数の2倍へ会員を増加させ、安定した倶楽部運営に大きく貢献するものとなっております。今やこの制度は若干の差異はあれども、ゴルフ業界において必要不可欠なものとして昇華されており、軽視するクラブは皆無と言えます。

 しかしながらこの制度が一挙に進行して行っているのかと言えば、そうでも無い点が今日の問題点となっており、そこにはゴルフ業界の抱える悩みが凝縮していると言っても過言では有りません。この度の都留カントリー倶楽部に於ける拡大策が、どの様に推移して行くのか、しばらく経過観察して行く必要が有ります。

 当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
都留カントリー倶楽部

 株式会社太平洋クラブ(以下太平洋クラブ)では、2017年10月1日より正会員権の募集を開始すると、<太平洋クラブグループ会報>誌VOL14にて明らかにしました。概要は下記の通りですが、この募集に当たり既存会員権の名義書換は、9月末をもって終了するとの事です。

  • 正会員(縁故_10%割引
    1、太平洋クラブ    600万円→540万円
    2、太平洋アソシエイツ 360万円→324万円
    3、関西エリア     300万円→270万円
  • 募集期間
    ・2017年10月1日より同年12月末まで

 この度の募集口数は266口です。2015年1月当初の募集計画では1,800口を予定しておりましたが、会員の強い要望により募集期間中に1,200口へ修正しておりました。しかしながら実際には1,534口の応募があり、受け入れる事となった訳ですが、経産省への届け出内容との整合性を持たせる為に、この度残数_266口の募集を行う事になったのです。

 この募集口数は、既に2017年8月1日より開始されているパーソナル会員とコーポレート会員募集、これらの会員種別全て総合してのものとなります。ちなみに既に開始されている募集の概要は下記の通りで、期間は2017年8月1日から同年12月末までです。

  • パーソナル会員(10%相当の利用券進呈
    1、太平洋クラブ    360万円
    2、太平洋アソシエイツ 220万円
    3、関西エリア     180万円

  • コーポレート会員(10%相当の利用券進呈
    1、太平洋クラブ    450万円
    2、太平洋アソシエイツ 270万円
    3、関西エリア     230万円

 なお2017年2月末で当初募集を締め切ったおり、カウント出来たのは1,269口でしたが、駆け込み需要により265口の応募を受け入れると言う好結果になりました。また当該会員募集には様々な特典が有り、特に3人或いは4人と言う複数名のグループで入会する場合、15%~20%の割引価格となります。

 常に話題満載の太平洋クラブですが、年末にはどの様な実績を残すのか、ゴルフ業界の熱い眼差しが注がれております。

 静岡県の富士小山ゴルフクラブでは、2017年9月1日より翌年2018年3月31日までの7ヶ月間、会員権の名義書換料減額キャンペーンを行う予定です。正会員および平日会員共に現在一口の名義書換料は100万円と消費税なのですが、この金額を50万円と消費税へ減額して受け付けるとしております。

 これは6月16日開催の同クラブ理事会において決議された内容ですが、同ゴルフ場開場55周年を記念する事業でもあるとしております。クラブではこのキャンペーンにより前年度以上の名義書換件数を確保したいとしておりますが、具体的な目標数値を定めていないものの、1.5倍程度が一つの目安だとしております。

この度のキャンペーンについて、会員へは既に7月中旬案内済みとの事ですが、その対象となる内容は広範囲であり、下記一覧はそれをまとめたものです。価格は全て税別です。

会員種別 通常料金 減額料金
正会員(個、法) 100万円 50万円
平日会員(個、法) 100万円 50万円
親族間継承(1親等) 25万円 12.5万円
親族間継承(2親等) 50万円 25万円
親族間継承(3親等) 50万円 25万円
法人内登録者変更 60万円 30万円

 毎月、クラブでは入会審査を行っており、9月1日開始以降の入会申請については、通常翌10月開催の理事会において承認されます。現在会員権市場では売却案件がほとんど無い様な状況ですが、これは想定されたケースとも言えます。名義書換料が半額になれば、当然会員権価格が上昇するであろう事は分り易い話ですから、売却予定の会員の方からすれば、相場動向を見極めてから行動に移したいと考えるのは、至極当然の話だと言えます。

 この度のキャンペーンが好結果をもたらした場合、将来名義書換料の改定へとつながっていくのかは、現時点で検討されていない様です。当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
富士小山ゴルフクラブ

 静岡県の葛城ゴルフ倶楽部では今年2017年8月1日より、例年通り正会員の補充募集を開始する予定である事を、書面にて会員へ告知致しました。当該倶楽部では会員の預託金について、条件が整い退会手続きを取った場合速やかに償還しております。この度の会員募集は、退会した会員の補充を目的としたもので、その概要は下記の通りです。

  • 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
  • 募集金額 6,296,000円(保証金500万円+登録料120万円+登録料にかかる消費税)
  • 募集人数 25名
  • 入会条件 葛城ゴルフ倶楽部会員1名の要推薦
  • 募集期間 2017年8月1日~同年11月30日(但し予定数に達し次第締め切り)

 尚、募集期間中は既存会員権の名義書換業務を、停止にするとの事です。当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
葛城ゴルフ倶楽部

 麻生太郎副総理兼財務相は2017年7月4日記者会見し、昨年2016年にゴルフ会員権を取得した事を明らかにし陳謝しました。これは前日の7月3日に公開された、大臣の「2016年資産補充報告書」によって判明したもので、知人に依頼されて取得したものだと麻生大臣は述べており、「投機目的ではない」としております。

 2001年に閣議決定された大臣規範は、大臣や副大臣さらには政務官を対象に、株や不動産及びゴルフ会員権の取引を自粛する様求めており、麻生大臣の行為はこの規範に抵触するものです。現在麻生大臣はこの知人へ当該会員権を、売り戻す話し合い中だとしております。

 昨年麻生大臣が取得した会員権は、福岡カンツリー倶楽部の正会員権です。当該会員権は1990年のバブル経済時に約6,000万円の値付けをするほどでしたが、約20年が経過した頃に相場はボトムとも言える100万円前後で推移しておりました。昨年には200万円程まで相場は回復しておりましたが、これが今後一挙に加熱して行く様な展開にならないだろう事は、業界関係者共通の認識だと言えます。

 麻生大臣は福岡県内の麻生飯塚ゴルフ倶楽部理事長を務めており、プレーに関しては不自由ない立場だと思われます。いま福岡カンツリー倶楽部の会員になる事で麻生大臣は、何を目論んでいたのでしょうか。まさかプレー代がビジターでは高いので会員になりたかった等とは、おっしゃらないと思われますが。

 千葉県の長太郎カントリークラブでは2017年7月1日より、正会員と平日会員の補充募集を開始しております。正会員は全日利用出来る会員権ですが、平日会員権は日曜日と祝日を除き月曜日から土曜日まで利用出来るものです。募集概要は、下記の通りです。

正会員
募集会員 個人、法人一名記名式
募集金額 40万円(全額入会金)+消費税
募集口数 50口
資格譲渡
募集期間 2017年7月1日より定員に達する迄
平日会員(月~土曜日)
募集会員 個人、法人一名記名式
募集金額 20万円(全額入会金)+消費税
募集口数 20口
資格譲渡
募集期間 2017年7月1日より定員に達する迄

 入会条件としては正会員及び平日会員共に、日本国内で印鑑登録している個人や法人としております。ハードルとしては大変低いのですが、<暴力団、暴力団員、暴力団関係企業・団体、その関係者またはその他の反社会的勢力ではないこと>は、必須条件です。

 当該ゴルフ場は2006年に旧経営企業が、法的整理を行い今日に至っております。それから10年が経過した昨年の2016年は、法的整理時に約束された新預託金の満期を迎えた事も意味しておりました。再出発当時から会員だった方の預託金返還請求権が、既に発生し半年以上も過ぎた事になります。

 この様な状況から既に退会者が発生している事と思われ、今回の会員募集はその様な退会者を補充する為のものと言えます。当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
長太郎カントリークラブ

 神奈川県の横浜カントリークラブでは2017年1月、預託金に関する規定を一部追加いたしました。

 当該クラブは預託金制クラブですので、市場で流通している会員権は預託金額を有している関係から、証書には額面が記載されており、これをクラブでは保証金と呼称しております。入会申請者は市場でこの会員権を時価で取得し入会手続きを行うのですが、正会員であれば現時点で400万円と消費税を名義書換料として、更に600万円を預託金としてその合計金額をクラブへ支払う事になります。

 預託金を有している会員が自らの会員権を譲渡した場合、預託金は新規入会者による名義書換手続き完了後、クラブより退会者(会員権を譲渡した旧会員)へ返還される性格のものです。この度クラブではこの預託金に関する規定を一部追加したのですが、この内容は本年1月以降入会した全会員へ適応されております。この追加された預託金内容は、下記の通りです。


私が年会費の支払を2年以上怠ったとき、また10年以上居所不明になったとき、理事会の決議をもってクラブを退会となること、および預託金の返還については会社は返還する義務を負わないことに同意します。


 上記内容はクラブより入会申請者へ同意を求める形で、入会手続き時に「念書」として書面を交付し、署名捺印後に提出を求めております。ある意味入会の前提になっていると言えなくも有りません。なお当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。

横浜カントリークラブ

 茨城県の鹿島の杜カントリー倶楽部では2017年8月3日(木)より、正会員の募集を開始します。当該倶楽部では2017年2月1日より会員権の名義書換を開始して来ましたが、この度の募集開始から約1ヶ月後の9月1日より、この書換業務が停止となります。

 この度募集される会員権の内容は、預託金無しのものとなります。前回における前企業の法的整理により、預託金は全て清算されており、現存する会員は全てプレー会員である事を考えた場合、新規入会者にとっても不公平感無く、倶楽部になじめるものと思われます。PGMグループとして初の当該倶楽部会員募集となりますが、概要は下記の通りです。

  • 募集会員 正会員(個人、法人一名記名式)
  • 募集金額 40万円(全額入会金)+消費税
  • 募集口数 200口
  • 資格譲渡 可
  • 募集期間 2017年8月3日より定員に達する迄

 当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
鹿島の杜カントリー倶楽部

 静岡県の富士カントリークラブ(以下富士CC)では2017年4月1日より入会保証金の返還について、新たなるシステムで望む事になりました。これは同年3月に開催された、理事会にて決議された内容との事です。入会保証金とは当該クラブへ入会手続き時に、名義書換料とは別に入会申請者が支払ったお金の事です。これは支払った会員が将来退会時に、クラブより返金される事を約束された性格のものです。

 これまでは入退会の手続き時に一括で返金してきた富士CCですが、4月以降は分割にて返金するとしたのです。その返金内容は、下記の通りです。
1.100万円以下は一括返金。
2.150万円は初年度100万円、次年度50万円。
3.200万円は初年度100万円、次年度100万円。
4.300万円は初年度100万円、次年度100万円次々年度100万円。

 富士CCでは1968年に30万円をもって導入開始された同制度ですが、様々な金額の変遷を経て2004年5月には一旦この制度を廃止しておりました。しかしながら10年後の2014年4月には復活させ、今日に至っておりその金額は30万円です。この金額では入会保証金返金の原資として、いかにも心細いものであり充分では有りません。

 富士CCが入会保証金を分割で退会者へ返金すると言う事は、とりもなおさず資金不足である事を露呈したに等しく、この様な事態を招いた要因の一つには、入会保証金の額を時代の移り変わりと共に変化させて来た事だと言えます。一貫して30万円にて変動が無ければ差額が生じる事も無く、その返金原資は次の入会者より調達出来る訳ですから、この様に苦しむ事は無かったと言えます。

 この度の入会保証金返金対象者は、新規入会者へ自らの会員権(当該クラブでは株券)を譲渡し、名義書換手続きを行う事が出来る会員のみです。これが大前提であり入会保証金所有会員が、クラブへ単に退会届を提出すると言う手続きで事態は進展しません。では年間どれ程の名義書換件数が、有るものでしょうか。

 法人内の登録者変更手続きを除いた場合、恐らく年間を通じてそれ程多く無いだろうと予想してしまうのは、会員権市場の動向から充分判断出来るからです。これでは退会を希望する会員の意にそぐわないばかりで、流通が阻害されていると言われても、何ら反論出来るものでは無いと言わざるを得ません。

 クラブでは本年6月末まで65万円と消費税にて会員募集を行っていますが、会員権を市場から取得して入会手続きをする場合、クラブへの支払金額は110万円と消費税になります。流通している会員権価格を1万円と見積もったとしても、総額の入会コストは会員募集の方がとても安価なのです。この逆転現象は何を意味しているのかと言えば、クラブ自身が入会者によるクラブへ支払う適正金額は65万円だと、自ら宣言している様なものです。

 会員権の流通を促進させクラブを活性化させていく為には、新規入会者によるクラブへ支払うコストを軽減させて行く事であり、この内容を朝令暮改的に安易に改定しない事が大切だと言えます。クラブの年間予算から逆算して、名義書換料は幾らで無ければならない等と言う机上の計算では無く、現実を直視した改定が今求められていると言えます。

 当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
富士カントリークラブ

 茨城県の城里ゴルフ倶楽部では、2017年の今年に入り早々会員権の名義書換料を改定しました。正会員一口の名義書換料は従来税別50万円でしたが、これを15万円と消費税としたのです。35万円も安くなりました。かつて当該倶楽部の書換料には、他倶楽部では見る事の出来ない様な特色がありましたが、それは書換料50万円の内訳をみる事で確認出来ます。

  1. 名義書換料(15万円+消費税)
  2. 入会保証金(20万円)_この金額は退会時に倶楽部より返金される、いわゆる預託金です。
  3. 予納金  (15万円)_一般的に聞きなれない単語ですが、これが最大の特徴です。

 予納金とは1回のラウンドにつき3,000円がプレー代金に充当され、50ラウンドをもって完全に消化されるシステムの金額を指します。会員になり少なくとも50ラウンドしなければ、消化不良となってしまうのですが、会員からすれば「必ず50回は来て下さい」と倶楽部より言われている様なものでした。

 この度従来からの上記内容を整理し、単純に名義書換料のみへ一本化したのです。当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
城里ゴルフ倶楽部

 株式会社アコーディア・ゴルフは2017年6月10日より、全国で運営している会員制ゴルフ場において、入会条件から外国籍を撤廃しました。基本的に日本国内に居住し住民票を取得出来る方であれば、アコーディアグループのゴルフ場へ入会申請できる事になりました。

 例えば千葉県の習志野カントリークラブであるとか、群馬県の緑野カントリークラブ更に奈良県の万壽ゴルフクラブなどでは、外国籍の方が入会申請する場合、外国籍者名義の会員権を取得した後でなければ出来ませんでした。その数広義の関東エリアで11コースを数える事が出来ました。また千葉県のオーク・ヒルズカントリークラブやグレンオークスカントリークラブなどでは、入会条件の一つとして原則日本国籍者とうたっておりましたが、これも同エリアで合計4クラブ存在しておりました。

 かつてはこの様な条件を設ける事でクラブの特色を前面に出していたのですが、6月10日以降はこの垣根が取り払われオープンな状況となりました。アコーディアゴルフとすれば、より広範囲のゴルファーをターゲットとして、営業活動が出来る事になったと言えます。当然外国籍ゴルファーにとっては、クラブ選択肢が増えた事になります。

 しかしながら女性ゴルファーへの対応は従来通りだとしており、同グループが運営する約130コースにおいて、女性への入会制限を設けていないクラブもあれば、厳しくしているクラブもあると言う事になります。今日多くのゴルフ場は、女性とジュニアの取り込みを、重要なテーマとして捉えております。この事からいずれ同グループにおいても、この点の改革が断行されて行くものと思われます。

 静岡県伊東市のサザンクロスカントリークラブ(以下サザンクロスCC)では、2017年6月1日より「新規入会応援キャンペーン」と題して、名義書換料を減額して受け付けております。これは通常正会員一口の名義書換料30万円(税別)のところ、キャンペーン期間中につき税別10万円にて手続きが出来るものです。

 入会希望者へコスト負担を軽減するこの度の手続きは、今年の12月末まで行われますが、当該クラブでは通常年における名義書換実績の4倍近い目標数を据えており、7ヶ月間この数値を追い求めて行く事になるのだと思われます。2017年6月現在の会員数は約1,260名ですが、18ホール規模でリゾート的味わいのあるクラブと言う観点からは、まだまだ会員稼働の余剰数は有るのだと言えます。

 サザンクロスCCの付帯設備であるホテルやレストラン更にドッグランなどは、ゴルフプレーヤーの為の補助設備と言うよりは、それぞれの施設をそれぞれの目的で楽しめる、複合的レジャー施設と言う表現が似合う様にも思えます。この様な多目的機能を有したサザンクロスCCですが、キャンペーンは始まったばかりです。

 なおサザンクロスCCを舞台にして今年2017年10月17日(火曜日)~18日(水曜日)の2日間、公益社団法人日本プロゴルフ協会公認の第8回ユニデングランドシニアチャンピオンシップ競技が開催されます。グランド・ゴールド選手が、優勝を目指し華麗な技を披露します。賞金総額は1,600万円です。

 ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
サザンクロスカントリークラブ

 山梨県のカントリークラブ グリーンバレイでは、2017年7月1日より翌年2018年6月30日までの1年間に限り、会員への入会促進キャンペーンとして、「名義書換料の預り保証金(預託金)充当制度」を実施します。これは入会希望者が入会申請するに当たり、取得した会員権の証券額面(預託金)より名義書換料を差し引き、消費税のみの支払で手続きが出来るものです。

 このキャンペーンを利用して入会した場合、新たに発行される証券額面は、名義書換料分が減額されたものとなり、その預託金据置期間は新たに10年となります。このキャンペーンを利用できる会員種別は、個人正会員及び平日会員そして法人正会員更には名誉シニア会員です。

 このキャンペーンを行うに当たり、当該クラブでは会則第8条を変更しました。その中に第2項として下記条文を追記したのですが、施行は2017年6月6日としております。


会社は、別に定める年会費、諸料金について会員の未払いがあるときは、いつでも、預り保証金をもって当該未払い分の弁済に充当することができる。


 この度の充当キャンペーンを裏付ける会則として上記文言が存在します。「諸料金について会員の未払いがあるとき」を、名義書換料と置き換える事でキャンペーンとの整合性を持たせようとしておりますが、会計上の問題からこの様な文言になったとしております。

 2017年6月現在の会員総数は1952名との事ですが、その全証券額面の内最低券面は50万円です。この事から入会手続き上満額名義書換料を充当出来なかったなどの事件は、発生しない事と思われますが、将来的には既に減額された20万円額面証券などは、満額充当できないなどの理由により流通上不利益を被る可能性が有ります。

当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
カントリークラブ グリーンバレイ

 埼玉県の鳩山カントリークラブ(以下鳩山CC)では、ゴルフ会員権の流通促進と言う観点から様々な改定を行い、2017年6月10日より実施しております。その主だった内容は、下記の通りです。

  1. 印鑑証明書の有効期限を半年へ
  2. 推薦人に心あたりの無い入会者は要相談
  3. 名義人及び入会申請者による書類への連記方式改定

 一般的に会員制クラブでは、会員である名義人の印鑑証明書を退会及び譲渡の意思表示として、会員権の名義書換時に入会申請者よりその提出を求めております。この有効期限について、鳩山CCではこれまで発行期日より3ヶ月間として来たのですが、これを6ヶ月間へこの度改定し実施しました。これは昨年2016年12月のクラブ理事会にて決議されていた内容です。

 一般的に会員制クラブへの入会は、親しくしている現会員より勧誘を受けて入会申請する事が、最善だと思われます。しかしながら入会希望者は、その様な経緯で入会を動機づけられるケースばかりでは無い事から、入会推薦を引き受けて頂ける会員と面識がない場合、鳩山CCでは求めている推薦会員1名の件について相談して欲しいとして、6月10日以降柔軟に対応して行くとしております。

 鳩山CC名義書換書類の一つに、「名義書換承認願」があります。ここには退会する現会員である名義人の署名捺印と、入会申請者の署名捺印が必要であり、この連名連記をもって作成されていました。しかしながらこの度の改定でこの書類は、入会申請者のみが記入する事になりました。結果として連名連記での作成書類が、名義書換手続き上一掃されたのです。これは会員或いは入会希望者と直接接するゴルフ会員権業者への配慮とも取れるのですが、入退会の手続き手順が簡略化される事は間違いないと言えます。

 この様な改定を通じて鳩山CCでは、ゴルフ会員権の流通をより良くし実態に即したものへ、更にはクラブの活性化へ反映される様にしたいとしております。これまで印鑑証明書の有効期限を半年としている広義の関東エリアにおけるクラブは62でしたが、この度鳩山CCが加わる事で63クラブとなりました。

 ちなみに6月に入り一般社団法人鳩山カントリークラブの理事長は、犬飼修三氏より和田章氏へ交代しております。当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
鳩山カントリークラブ

 茨城県の石岡ゴルフ倶楽部ウエストコースでは、2017年6月1日より2018年3月末日までの10ヶ月間の期間限定にて、会員権の名義書換料を減額して受け付けるキャンペーンを開始しております。その概略は、下記の通りです。

  • 40万円(税別)⇒20万円(税別)正会員
  • 10万円(税別)⇒10万円(税別)同一法人内記名者変更手続き

 尚、親族間譲渡に関しましては5万円(税別)にて手続きが出来ますが、これは名義変更料と言う意味合いよりは、事務手数料と言う位置づけになります。またキャンペーン期間中であっても、新グランドステータス制度の利用は可能との事です。

当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。
石岡ゴルフ倶楽部ウエストコース

 茨城県のフレンドシップカントリークラブでは、2017年6月1日より補充会員の募集を開始します。この為既存の会員権に付いては、名義書換を同日より停止にする予定との事です。募集する会員権の呼称は「特別法人会員」ですが、その内容は2種類の形態から成り立っております。1つは2名が利用できる無記名法人会員権であり、もう1つは記名式で2名が利用出来る会員権です。その募集概要は、下記の通りです。

  • 募集会員 特別法人会員(無記名式2名利用
  • 募集金額 280万円(全額入会金)+消費税
  • 募集口数 50口(無記名50口と記名50口を基本にするも100口に達した段階で終了)
  • 会員資格 譲渡可
  • 募集期間 2017年6月1日より定員に達する迄
  • 募集会員 特別法人会員(記名式2名利用
  • 募集金額 200万円(全額入会金)+消費税
  • 募集口数 50口(無記名50口と記名50口を基本にするも100口に達した段階で終了)
  • 会員資格 譲渡可
  • 募集期間 2017年6月1日より定員に達する迄

 当該クラブでは会員の退会による預託金の償還に応じて来ており、約200口について手続きを済ませて来た様ですが、同時に会員数が減少した事も事実であり、この減少分を補う為にこの度募集を行うとしております。今年は当該ゴルフ場が開場して55周年を迎え、そして今年2017年2月26日に圏央道・坂東ICが開通し、交通アクセスが飛躍的に改善した事も背中を押した要因だとしております。

 尚、当該クラブでは栃木県のホウライカントリー倶楽部及び西那須野カントリー倶楽部との間で、両会員が相互利用出来る業務提携をしており、会員は特別料金にてラウンド出来るとの事です。当該ゴルフ場の概略は、下記のリンクよりご確認頂けます。

フレンドシップカントリークラブ

 2017年5月18日より21日までの4日間、開催された関西オープンゴルフ選手権競技は、今平周吾選手が一日も首位を譲らず完全優勝を成し遂げた事で記憶に新しく、また舞台となった城陽カントリー倶楽部は難易度の高いコースとしてゴルフファンの印象に残ったと思われます。

 棄権3名を除き144名で争われた予選は、2日間合計のアンダーパーが11名のみと言う、まさしく厳しい戦いでした。そして70名をもっての最終日、当日のみアンダーで回って来たのは9名で、最終的に4日間合計のアンダーパーは7名のみでした。このコースとの戦いにおいて今平選手は、2位の片岡選手に6打差をつけ優勝したのです。

 この難コースは株主会員制倶楽部で関西における名門と言われておりますが、人気がある反面入会に関して難易度が高い事で評判です。

 入会希望者を悩ます最大の要点は、2名の紹介者の件と言えます。当該倶楽部へ入会して3年以上の方に、入会希望者は推薦をお願いする事になりますが、その方々の権利行使は年間1回のみです。この事は入会希望者と推薦人が、大変親しい間柄で無ければ依頼しづらく、また推薦人も受けづらいと言えます。

 当該倶楽部への入会申請は、入会希望者が株券を市中にて取得し、その名義書換後となります。まず株主になる事で、入会手続きのスタートラインに立てるのです。当該倶楽部への入会は親しい間柄の会員より誘われるか、或いは入会希望者が地道な人脈づくりを出来る方で無いと、困難な様に思われます。

 今平プロとコースとの戦いを見て、思いをはせる方も多い事と思いますが、部外者を簡単に寄せ付けないいわゆる名門の一端を、ここに見る事が出来ると言えます。会員権相場としては大方のクラブと同様に、右肩下がりとなっていますが、極端な曲線を描く事が無い点からも、人気の底堅さを見て取れます。